【恋人 編】 滋が楽しそうに提案して来た。 「じゃあさあ、うちの別荘に行かない?」 「それ良いですよね。 あの、温泉が出る別荘ですよね?」 桜子は楽しそうである。 滋が話しを続けた。 「そうそう。 実はね、メンテナンスが入っていたんだけど、丁度ね、終了したみたいだから行きたい なぁ~って、思... 続きをみる
2018年6月のブログ記事
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<本日も2話連続投稿です。 39.と 40.が、かなり短めで申し訳ありません。 ご了承下さい。> 【花沢つくし 編 40.】 あれから、更に、半年が経った頃、父さんから、プロジェクトの進行度合いの確認の連絡が来た。 多分、フランスに来て、もう直ぐ3年だし、全く連絡も寄越さない息子に痺れを切ら... 続きをみる
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【花沢つくし 編 39.】 まだ、俺は静とは話しして居たい・話し足りない、こんな気持ちは久し振りだな。 静を引き留めるべき…、如何したら良い? そんな俺の気持ちを察してくれたのか、静は俺に爆弾発言を投げて来た。 「私、先月、離婚したの?」 「………」 「驚いた? びっくりしたでしょ。」 「……... 続きをみる
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【恋人 編】 ここ最近、総二郎さんの横柄さは何?? 優紀があの日、『好き』と、告白してから、何故か、総二郎と優紀の立ち位置が逆転してしまっていた。 優紀は腑に落ちないでいた。 桜子さんに相談して観ましょ‼ ←優紀の切実な心の声 かくして、T4の女子会が、滋の一時帰国に伴って、開催される事に決まった... 続きをみる
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<本日も2話連続投稿です。 短めですので、ご了承下さい。> 【花沢つくし 編 38.】 2年前に遡る。 類がフランスに渡仏して直ぐのお話し。 類はフランス支社 支社長に就任していた。(本社役付けは『副社長』) 類はパリの街中で懐かしい顔と再会していた。 「えっ、類??」 「えっ、静??」 こんな... 続きをみる
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【花沢つくし 編 37.】 類の話しに戻っていた。 「類の帰国って、更に、2年は伸びるらしいぞ。」 類の帰国が伸びるって事が俄かに信じがたい。 あの、『シスコン』類がだぞ。←司君、人の事は言えねぇぞ。 by あきら 帰国の2年延長、類が良く了承したよなぁ~。←司君、類から提案掛けてるんだよ。 ... 続きをみる
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【恋人 編】 総二郎は気ばかり焦りながら、走り続けていた。 総二郎はアルコール度数の高いお酒を摂取している事さえ忘れていたので、走り方が変で転びそうになっていたが、それでも、尚、走り続けた。 総二郎は優紀にTELを入れた。 「優紀、ごめんな。 俺、自分の事しか考えて無かった。 今、何処に居る?... 続きをみる
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【花沢つくし 編 36.】 おい、つくしと約束を取り付けたぜ。 俺はだれに言ってんだ…。 まあ、取り敢えず、此処まで来るのに長かったなぁ~。 後は、つくしの気持ちを俺に向けさせるだけだ、あと、もう一息だ‼ この嬉しさを、誰かに聞いて欲しい。 やっぱ、こういう時はあいつらか? やっぱ、こういう時は... 続きをみる
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【恋人 編】 あきらは総二郎が心配だった。 何が有ったとしても、TELの時点であんなに酔っ払った総二郎は初めてなのだから。 取り敢えず、話しを聞いて遣ろうと思っていた。 あきらはメープルのバーに着いた。 「総二郎、大丈夫か?」 「あぁ?? あきらか、大丈夫だよ。」 「確実に大丈夫じゃねぇよな。」... 続きをみる
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<本日は2話連続投稿です。 35.が短い為、ご了承下さい。> 【花沢つくし 編 35.】 つくしからの連絡が遅い。 もう、何日経っていると思ってんだぁ~‼ だからって、俺から連絡すれば、しつこいと取れらるのも割に合わない。 かと言って、待つ身も辛い。 如何したら良いんだぁ~‼ あっ、そ... 続きをみる
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【花沢つくし 編 34.】 私は、道明寺司の事を、勘違いしていたかも…。 お兄様に聞いた通りの人だったけど、今回の事でお兄様に見せない顔がある事が分かった。 道明寺司…、少し、様子を見てみようかなぁ~。 そんな事を考えている処に、昨日の桜子からの『LINE』を思い出した。 『先輩、明日の夜、空い... 続きをみる
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【恋人 編】 「桜子、悪ぃ。 総二郎がぐでんぐでんに酔っ払っているんだ。 普段、紳士に飲む総二郎が酔っ払いって、有り得ないから、心配なんだ。 何か有ったと、思うけど、言ってやって良いか?」 「そうして差し上げて下さい。 って、事は、優紀さんも何か有ると思いますので、優紀さんの事は、私にお任... 続きをみる
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【花沢つくし 編 33.】 つくしは、今日も道明寺HDで、今回のプロジェクト会議に出席する為、道明寺HDに来ていた。 エレベーターに乗るなり、 「はぁ~⤵。」 ほんと、溜息しか出ない何て、どんだけだよぅ~。 「つくし専務、気を引き締めて下さいませ。 もう直ぐ、エレベーターが到着致します。 社... 続きをみる
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<オリキャラが出て来ます。 不快になられた方にはお詫び申し上げます。> 【恋人 編】 そんなある日。 優紀に声を掛けてきた奴がいた。 俺が隣に居るのに…だ。 「優紀ちゃん?? 久し振りだね?」 「山本さん?? お久し振りです。」 「優紀ちゃん、元気そうだね。」 総二郎は思いっ切り、不快感マッ... 続きをみる
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【花沢つくし 編 32.】 朝の花沢邸のダイニングルームにて… つくしがダイニングルームに入って来た。 「パパ、ママ、おはよう‼」 ママも挨拶を交わした。 「おはよう、つくし。」 パパが口火を切った。 「つくし、話しが有る。」 「何? 朝から話しって。」 つくしは嫌な予感しかしない。 「今度、... 続きをみる
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私はあの女子会の後、桜子さんから、総二郎さん対策の伝授を受けた。 桜子さん、それするのぉ~。 上手くいくとはとても思えないけど、桜子さんのあの嬉しそう(??)な顔を見てしまうと、“出来ない。”とは、言えずにいた。 そう思っていた時、F4&T4会の集まりの招集が掛かった。 私も総二郎さんと一緒に出掛... 続きをみる
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今日は、滋さんがドバイから、つくしがNYから、それぞれ一時帰国していたので、“この機会に…。"と、桜子さんが招集を掛けてT4の女子会。 近況報告等、話しが盛り上がって来た処で、桜子さんが切り出して来た。 「ねぇ、ねぇ、私、凄い事、考えたんですけど…。」 「「「………」」」 こんな時の桜子さんの目は... 続きをみる
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あきらと桜子が付き合い出した切っ掛けは、紛れもなく、年がら年中、事件を起こしてくれる『F3&T3』のお陰(?)というべきなのだろうか? ある時は、総二郎のお痛を成敗する為、『女策士桜子』を発動させ優紀を助け、あきらが総二郎を慰めるという構図が出来上がる。 また、ある時は、司とつくしが喧嘩したと成れ... 続きをみる
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【恋人 編】 ある日、総二郎は家元…親父に呼び出された。 「何でしょうか?」 「お前は、優紀さんのご両親には、いつ会いに行くつもりなんだ?」 「正直、そこまでまだ、考えていなかった?」 「そんなんでどうする? 松岡家に失礼だろう。」 総二郎もまだ、其処までの考えに至ってなかっただけに戸惑った。 ... 続きをみる
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【花沢つくし 編 31.】 花沢邸にて…類とつくしの両親の会話 「道明寺サイドから、もう直ぐ開催される道明寺主催パーティーの司君のパートナーに つくしでお願いしたいと、要請が入って来た。 そのつもりで居てくれ。」 「ちょっと、待って下さい。 私(わたくし)は、"道明寺家は、嫌だ。"と、申し... 続きをみる