tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>53.


【花沢つくし 編  53.】


つくしから話しを聞いた類は、花沢パパにフランスからTELで話しをした。


「父さん、つくしに何したか、分かってる?
 今回の事は遣り過ぎだよ。
 破談って、言われたら、如何するつもりだったの?」
「言われる訳、無いだろ。
 司君の父上は私の親友なんだ。
 司君は私の息子である類の親友だ。
 破談に成る訳、無いだろ。」


父さん~、やっぱり…か?


「父さん、やっぱり…、何も分かってなかったんだね?
 はぁ~⤵。」


俺は父さんの息子として、情けないよ。
ほんとに、もう。


道明寺のおじさんに、直接、謝るのは気が引けるけど…。
親の不始末は長男の俺が償うのは、当然、何だよね、静?


TELするしかないね。
はぁ~⤵。← by 類  (心の溜息)


「道明寺会長の携帯で宜しかったでしょうか?
 花沢類と申します。」
「おお、類君か?
 久し振りだね。
 う~ん、私の番号は何処で…?
 あぁ、孝からかね?」
「いいえ、大変、失礼かと思ってんですが、司君から聞きました。」


類君もフランスで活躍していると、聞いているが…。
私にTELを掛けて来るとは…。


「ほう、そうだったのか?
 で、私に何の用だい?」
「はい、先日は、父が司君に大変、失礼な事を仕出かしたようで、申し訳ございませんで 
 した。
 つくしから聞きました。」


類君もしっかり長男の役目を果たせるように成って来たとは…。


「君が父親に代わって謝りのTELかね?
 類君、君は良い男に成って来たようだね。
 良い伴侶を得たからかな?」


静、しっかり、おじさんにはバレているみたいだね。
静の差し金だって…。


「あっ、有難うございます。」


「類君と静さんの気持ちに免じて、孝を許すよ。
 まあ、孝とは長い付き合いだから…な。」
「おじさん、有難うございます。
 これからも、つくしを宜しくお願いします。」
「承知した。」


“あっ、私とした事が…、忘れる処だった。”と、保は類にお祝いを伝えた。


「で、この度はおめでとう‼
 男の子だったようだね。」
「はい、有難うございます。」
「類君、益々、頑張りなさい。
 静さんに宜しくな。」
「はい、頑張ります。」


孝、『親は無く共、子は育つ』って、良く言ったもんだな。
息子は伴侶次第で、こうも変わるもの何だと、初めて知ったよ。
もう、政略結婚の時代じゃないな。


保は、類のTELを受けて、孝にTELを掛けた。


「おお、保か?
 久し振りだな。」
「ああ、孝、俺が何でTELしたか、分かるか?」
「………」


やっぱり、お前には分かる訳、無いか…。


「類君からTELが掛かって来たよ。
 先日の司の件で…な。」
「………」


何も言えない孝であった。


「類君は良い男になったようだな。
 孝は、司とつくしさんに、“まだまだ、負けないぞ。”って、指し示したかったかも知れ
 ないが、若い司とつくしさんの二人には、『ドン引き』だったようだぞ
 (号笑)。」
「………」


孝には見えていないが、保は笑い転げているように感じた笑い方だった。


「つくしさんが、“実家に帰りたくない。”って、言っているようだぞ。
 道明寺としては、つくしさんに道明寺邸に来てもらっても構わないがな。」
「………」


「俺は孝とは、長い付き合いだから良いが…な。
 楓には印象は悪いぞ。」
「………」


「つくしさんと拗れないうちに、早目に和解しろよ。」
「ああ…。」


孝からは一言も反論は無かった。
当然か…。

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