tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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友達でもなく、恋人でもない…<つかつく>  4.





司は、不思議だった事をつくしに聞いた。


「つくし、何故、NYに居る?
 何故、『ミッシェル・クラウン』なんだ?」


つくしは、『ミッシェル・クラウン』としてNYに居る事を司に話して聞かせた。


「何処から如何、話せば良いのか?
 私は、あの日、道明寺と空港で別れた後、花沢類と別れてNYに残ったの。
 おじさん、今は戸籍上、父親なんだけど、クラウンCEOに呼び止められて、“NYで一緒
 に生活して、『クラウン・コーポレーション』を一緒に助けてくれないか?”って、言
 われたの。
 何処まで、私が、NYで通用するか分からないけど、遣って見たかったの。
 だから、残った。
 でも、条件だけ出したの。
 私の、『牧野つくし』としての素性を隠して欲しいという事と、道明寺家と生活拠点
 は別にして欲しいと…。」


司は、つくしが道明寺家と、関わりたくないと、言っているようで不快感を露わにし出した。


「『牧野つくし』の素性を隠す事は理解出来る。
 何故、道明寺家とは生活拠点を別にする必要が有んだよ?」


つくしは、つくしの正直な気持ちを司に伝えた。


「道明寺とは関わらずにどれだけ自分が出来るか、私自身を試したかったの。」


司は何も言えずに居た。


「………、なあ、つくし、俺達は、あの頃、始まり掛けて始められず、別れを余儀なくさ
 れた。
 俺は、つくしを忘れた事等なかった。
 俺達、一から始められねぇか?
 今なら、お袋は、『ミッシェル・クラウン』との政略結婚を望んでいる。
 お袋を騙しながらは気が引けるが、お前が良いなら、俺達は付き合っているとお袋に言
 いたい。
 そして、何れは結婚してぇと、思ってる。
 如何だ、お前の気持ちを聞かせてくれ?」


つくしは、出来るならそうしたい、けど…?


「今は、難しいでしょ。
 お互い、企業を背負っている立場。
 あの頃も身分の違う立場で難しかったけど、今は背負うものが大き過ぎる。
 自分達だけの考えでは成り立たないのよ。
 道明寺も私も後継者なのよ。」


つくしは、“結婚出来ない”と言って居るように感じてしまう司だった。


「確かに、背負っているものは、お互い大き過ぎる。
 特に、お前の所は今や、世界企業3位までに入っている企業だ。
 だから、何なんだよ。
 お互いの気持ちが物を言うんじゃねぇのか?」


司は必死でつくしに語り掛けていた。

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