NYで会えるなら…<つかつく> 7.
司はゴシップを味方に付けるべく、何かとつくしを誘うように成った。
プライベートも一緒に過ごしたいと、言い出すように成り、つくしは、困惑し始めていた。
しかし、司は何処吹く風…。
つくしを自分に向けさせる為に必死に成っていた。
勿論、道明寺HDの業績も株価も評判も上がり始め、楓もつくしの存在を道明寺HDには無くてはならないと、認識し始めていた。
これに寄り、司を咎める者は一人も折らず、つくしは、諦めの窮地に立たされたので有る。
此処で、つくしの負けは決定した。
司はして遣ったりで有った。
この事を、司はF3に報告した。
F3も、丁度、出張の為、NY入りを予定していたようで、再会を約束した。
そして、つくしを含めた5人の再会場所で有るNYメープルに司とつくしは出向いた。
其処で、司とつくしの付き合いが、F3に報告された。
「良かったな、司‼
やっと、許してもらえたのかよ。
長かったな。」
「許してもらうって、何だよ?」
「牧野にやっと、了解してもらえたんだろ?」
「うるせ~‼
俺達は、別れていた訳じゃあねぇ。」
「はいはい、引き剥がされていただけだよね。
ほんと、面倒くさい‼」
「何だよ、面倒くさいって⤵。」
あきらが仲裁に入った。
流石、タイミングを知っている男である。
「司、類、分かったから…。
もう良いだろ‼」
類が不貞腐れた。
「俺まで何で…。」
総二郎がフォローになっていないフォローした。
「類はな、牧野から何の相談も無かったから、不貞腐れてるんだよ。」
「類、如何いう意味だよ。
つくしは俺の者なんだよ。
つくしにちょっかい掛けんな‼」
「はいはい。」
あきらが話を進めた。
「で、お前ら、結婚すんの?」
「ああ、そのつもりだ‼」
「はぁ~??
いつ、決まったのよ‼
何も決まってないでしょ。」
「おいおい、今更か?
もう、結婚は決まってんだよ‼
俺達、そう言う仲だよな?」
F3が聞き逃しそうになっていた。
「「「………、はぁ~??」」」
「おいおい、何時の間に…。」
総二郎の問い掛けに、司は、意気揚々と答えていた。
「もう、高校の頃からだけどな⤴‼」
F3は其れこそ、初耳で有った。
「「「………、はぁ~??」」」
「鉄壁なチェリーボーイと鉄パンだとばかり思っていたのに…な。」
「成程、司が諦めきれない訳が今やっと、分かったわ。」
つくしは、顔を俯せるしかなかった。
こうして、F3との再会は終了したので有った。