もしも類とつくしが兄妹だったら…(家族編)<つかつく>3.
【道明寺つくし 編】
更に、年月が経ち、健は大学2年、F6は高校2年、翔・すみれ・渚は中学3年、光紀は中学2年、清一は中学1年に成長した。
それぞれの恋愛模様は変わり映えしないが、親達の知る処と成り、ややこしさが増してきていた。
道明寺ファミリーの会話…。
つくしが心配になって、つくしの口火で話しが始まった。
「ねぇ、翼と蘭と翔とすみれは、恋愛に全く興味は無いの?」
蘭が先日、聞いて来た事だったので、つくしに反論して見せた。
「良く言うわよ、聞いたわよ‼
パパとママはお互いが初恋の人、何でしょ?
しかも、高校に入ってから…って、言うじゃないの?」
兄妹と知らずに、先に知り合っていた高校当時の兄 類と妹 つくし…。
本来は、つくしの初恋は今や兄の類…。
それでは、世間的に良くないという事で、F4&T4の話し合いで、当然ながら、
『類へのつくしの初恋のカウントは無し』と、言う事になった。
これを喜んだのは、言うまでもなく司で有った。
「誰から聞いたの?」
蘭は、“ヤバい。”と思いながら答えていた。
「類伯父様?」
「はぁ~??
私の娘に何を暴露しているのよぅ~、お兄様はぁ~?」
蘭は、類達の事も聞いていた。
「類伯父様の初恋も静伯母様、何でしょ?」
「其処まで、聞いて来たの?」
「うん、聞いたね。」
つくしは、自分達の事を考えて焦らない事にした。
「そうねぇ‼
パパとママの子供だもんね。
慌てなくても、まあ、良いかぁ~。
その内、現れるわよねぇ…、気に成る人が…。」
一方、つくしの兄 類&静夫婦の会話…。
静は、仁が光紀を好きに成ったと、聞いて喜んで居た…、が。
「ねぇ、類。
仁が光紀ちゃんを好きに成ったらしいの。」
「へぇ、良いんじゃない⤴。」
類も賛成のようだったが…。
「花沢家にとっても、藤堂家にとっても、申し分の無い良いお嬢さんだと、思うの⤴。
つくしちゃんも、“一押しだ。”って、言っててね…。
でも、光紀ちゃん、翼君の事が好きらしくて…⤵。」
類も溜息を付きそうになっていた。
「翼かぁ~。
寄りにも寄って、従兄弟同士…って。」
「でしょ?
まだ、翼君は恋愛に全く、興味が無いらしいけど…。
もしも、翼君の恋愛感情が光紀ちゃんに向いたら、従兄弟同士で取り合いって事に成る
のよね。」
「ほんと、因果だよね。」
「ほんと、そうよねぇ。」
何故か、やすしの存在は花沢家では除外になっていた。