好きに成ってしまった訳…<あき桜> 4.
<あきらside>
俺は、桜子の様子をチラ見する癖が付いちまったようで、類が仕切りに、俺に苦笑交じりに、合図を送って来る。
鬱陶しくてしょうがねぇ‼
そう思ってた時、類が、声を掛けて来た。
「あのさ、今日、F4で集まらない?」
類、お前、何、考えてやがる?
「う~ん、まあ、良いけどよ⤴。
何が有んだ?」
「まあ、集まった時にね‼
司ん家(ち)でも、良い?」
「ああ、構わねぇよ‼」
「じゃあ、司ん家(ち)で、良いよね?」
「了解‼」
「………」
「何だよ、あきら。
テンション低いな‼」
テンションが低くも何だよ‼
類、覚えてろよ‼
「否、何もねぇよ⤵。」
「じゃあ、そう言う事で‼」
道明寺邸にて…。
「類、今日の集まりの議題は?」
「うん、あきら、もう良いよね?
司と総二郎にも協力してもらえるでしょ‼
特に、司にはお願いして於いた方が良いと思うよ‼」
何がお願いだ‼
やっぱ、そう言う事だったんだよな?
乗り気に成る訳ねぇだろ⤵。
類、お前、覚えて於けよ‼
「何だよ、あきら、俺にお願いって…。」
「………」
俺から、如何いうんだよ?
「あきらが言いにくそうだから、俺がフォローするよ。」
類、お前の説明が一番、怪しいんだよ…。
ちゃんと、説明しろよ‼
「あきらが三条に惚れたらしい‼」
類、お前、ドストレートに言ってんじゃねぇよ‼
「「はぁ~??」」
そりゃあ、司も総二郎も驚愕するわな⤵。
「あれって、冗談じゃなかったってか?」
冗談って、思っていて欲しかったけど…な。
「まあ、そう言う事だ。」
「おい、あきら、三条だぞ?」
「ああ、分かってるよ‼」
「おいおい、あの浮名流しだぞ‼」
「ああ、分かってるって‼
俺も大概だから、お相子だろ‼」
言ってる俺が辛ぇわ⤵。