好きに成ってしまった訳…<あき桜> 9.
<<あき桜>何ですが、話しの構成上、<司side>から始まっています。 ご了承下さ
い。>
<司side>
俺はあきらに頼まれた通り、つくしに探りを入れた。
「何かな、ここ最近、あきらが三条に避けられてるんじゃないかって、気にしてんだよ
な…⤵。」
「………、えっ?」
つくし、お前、ほんと、分かり易いな‼
バレバレなんだよ⤵。
情けねぇわ⤵。
あきらに顔向け出来ねぇわ⤵。
「つくし、お前、三条に喋ってねぇだろうな、あきらの気持ちを…。」
「………」
「如何なんだ‼」
「………、すみません。
桜子にバレちゃって…。
えへへ…。」
可愛く笑っても、俺の事じゃねぇから、許す訳に行かねぇんだ。
「あきらに顔向け出来ねぇだろ⤵。
如何すんだ⤵。」
「如何しよう⤵。」
ほんと、お前は…⤵。
あきらにTELするか。
気が重ぇ~⤵。
<あきらside>
司からTELが入った。
TELの理由は分かってる。
「あきらか?
済まない、つくしだったわ⤵。
如何やって詫び入れたら良い?」
司、お前、大人になったよな。
好きな女が出来るってそう言う事なのかよ。
「まあ、牧野なら、何処かでバレるだろうなって、踏んでた俺も居るし…。
桜子とは気長にぶつかって行く様にするわ。
そんな、焦る気もしねぇしよ。」
司の真摯な大人振りに免じて、牧野を許して遣るよ。
俺もどんだけなんだよぅ~‼
「あきら、悪ぃな。
つくしにはこっ酷く叱って於くわ。」
「まあ、仲違いしない程度にしろよ。
そっちの後始末の方が大変になりそうだからよ。」
「分かってるよ。
サンキュな、あきら‼」
「ああ、仲良くしろよ。」
「ああ。」
そうして、司とのTELは切った。
お前らに仲良くしてもらえねぇと、
俺はやすやすと恋愛もしてられねぇだろ‼