好きに成ってしまった訳…<あき桜> 21.
<桜子side>
私は、あきらさんから、衝撃な話しを投げ掛けられた。
あきらさんの事は信用出来ると思う。
あきらさんの真剣な顔を見れば分かる。
でも、時期尚早じゃないだろうか?
まだ、付き合い出して半年が経った処だ。
お祖母様も困るだろうと思う。
でも、あきらさんの真剣なあの顔を見れば、この先の将来に嘘偽りなく、真剣に考えてくれているのが分かる。
如何すれば良いのだろうか?
お祖母様にお話しするの?
悩んでも仕方ないなら、お祖母様にお話ししようか?
「お祖母様、お話しが有るんです。
宜しいでしょうか?」
「ええ、宜しくてよ⤴。」
「失礼します。
実は、今、お付き合いしていますお相手の方より提案がございましたの。」
「まあ、どの様なご提案なのかしら?」
お祖母様は警戒為さっている居るように感じる。
大丈夫だろうか?
「私のお相手のお父様が、お祖母様にご挨拶を為さりたいと、仰って下さっているの⤴。
如何でしょうか、お祖母様?」
「まだ、桜子は大学生よ?
気のお早い事ね⤴。
まあ、宜しいわ。
お連れして頂戴⤴。」
「有難うございます、お祖母様‼」
私は、お祖母様に思わず、抱き着いていた。
お祖母様から、お叱りを受けた。
「はした無いわよ、桜子⤴。」
私は、舌を出して於いた。
あきらさんに報告を入れ、あきらさんのお父様をお連れ頂いた。
そして、お祖母様とご対面頂いた。
「あら、美作社長ではございませんの?」
「はあ⤴。
愚息がお世話になって折るようでして、ご挨拶に参りました。」
「まあ、そうでしたの⤴。
そう言えば、ここ最近は、ご子息の『マダムキラー』のお噂も伺って
おりませんでしたわね?」
お祖母様、ご冗談が過ぎるわよ⤵。
はぁ~⤵。
ほんと、何時も乍らに、絶句だわ⤵。
「お祖母様‼」
「桜子さん、事実の事だから、構いませんよ⤵。
お嬢様とお付き合いさせて頂いて、やっと、愚息も落ち着いたようでして…⤴。」
「そう、それは宜しゅう御座いましたわ⤴。」
「愚息と桜子さんの将来をも含めたお付き合いをお認め下さるという事で宜しかったで
しょうか?」
「宜しいでしょう⤴。
しかし、ご子息がお痛を為さった時は、それ相当の考えを以って、対応させて頂きます
ので…。
そのおつもりで…。」
「賜わりました。
愚息も覚悟を以って、桜子さんとはお付き合いしていると思いますので…。
そうだな、あきら?」
「そのつもりで桜子さんとはお付き合いさせて頂いております。」
「そう、そのお言葉、肝に銘じて行動為さって下さいましね。」
「賜わりました。」
こうして、お祖母様とのご対面は終了した。