懺悔の日々…<総優> 3.
総二郎は、まさか、『優紀だったとは…⤴。』と、思わずにはいられなかった。
また、優紀は、総二郎を見て、驚愕していた。
優紀はやはり、『表立って外側に出て来るべきではなかった⤵。』と、後悔していたのだった。
「優紀ちゃん?」
「ご無沙汰しております西門さん。」
家元夫人と聡子は驚愕していた。
「あなた達、知り合いなの?」
「優紀ちゃんは司の彼女の牧野の親友だよ。」
家元夫人も聡子もつくしの事は承知していた。
「そうだったの⤴。」
家元夫人は、縁が有るのだと、喜んで居た。
聡子は、つくしが司の彼女だという事に、更に、驚愕していた。
その後、茶会が終了し、総二郎は、優紀を食事に誘うべく、優紀を探していた。
総二郎は、優紀を見付けた時、優紀は隅の方で何やらTELで話ししてる様だった。
「もしもし、
あっ、たっくん?」
“うん‼
優紀お姉ちゃん、今日、何時に終わるの?”
「う~ん、今日は難しいかな?」
“そうかぁ~⤵。
寂しいなぁ~⤵。”
「ごめんね、たっくん。
私も会えなくて、寂しいよ‼」
“ほんと?
じゃあ、明日は会える?”
「明日なら、大丈夫だよ‼」
“じゃあ、ママに言って於くね‼”
「うん‼
明日、行くね。」
『たっくん』とは、聡子の長男の子供で、聡子にとっては初孫に当たる。
優紀にとっては従兄妹の息子。
優紀は、とても可愛がっていた。
また、たっくんも優紀に懐いていた。
また、従兄妹のお嫁さんとも優紀は仲良くしていたのである。
そのTELの会話を陰から聞いていた総二郎は、驚愕していた。
優紀が彼氏と甘ったるい声を出して会話していると勘違いしていた総二郎なので有った。
総二郎は、ショックで声を出せずに居たのだ。
優紀には彼氏は居なかったのだが…。
その後、片付けも終了し、着替えて出て来た優紀の後ろ姿に驚愕した総二郎で有った。
総二郎は、優紀が穿いているミニスカートの後ろ姿を見た時…、
総二郎の好みの太腿から足首まで伸びるスラっとした足のライン…。
優紀のプロポーション…。
正しく(まさしく)、総二郎の好みの女性に成長していた優紀だったのだ。
総二郎は、優紀を見ているだけで、眩暈がする程、眼がくらくらして来て、優紀が、眩しく見える程だった。
総二郎は、優紀の姿が眼に焼き付いて離れず、東京に戻ってからも苦慮する事に成るのだった。