好きなのに…<総優> 4.
桜子は、つくしと大学内のラウンジに居る時に、優紀にラインを送った。
『優紀さん、こんにちは!
今でも、茶道は続けていらっしゃいます?』
「桜子、あんた、分かってて、優紀に聞いてるでしょ?」
「当然‼」
「はぁ~??」
『あっ、桜子さん、こんにちは!
高校のクラブで携わって、大学に入っても続けたかったんだけどね。
何処に習いに行けば良いのか分からず、今は、してないの。』
『続けられる場所が在れば、続けます?』
「勿論⤴。
習える場所が在れば、続けたい。
茶道って、お茶の香りが気持ちを落ち着かせてくれるの。
精神安定剤って、事なのかな?』
『やっぱり⤴。
お祖母様にお話ししたらね、“一度、お邸に連れていらっしゃい。”って…。
ご紹介出来る先生がいらっしゃったら、ご紹介してくれるみたい何です?』
『ご迷惑じゃないの?』
『大丈夫ですよ。
優紀さんなら、お祖母様にすぐ気に入ってもらえると、思うんです。
だから、お邸に遊びに行らして下さいね。』
『有難う‼
じゃあ、お言葉に甘えて‼』
『はい、待っていますね。』
「ほんと、あんたには脱帽だよ。
ほんと、桜子は女策士だよね。」
「それ、誉め言葉です?」
「はいはい、誉め言葉だよ。」
某日、優紀は、三条邸へ
優紀は、桜子のお祖母様に気に入られ、
“お茶の先生を紹介してもらえて、お茶を習いに行ける事になった。"と、喜んで、つくしにラインを入れて来た。