懺悔の日々…<総優> 4.
<不快に成るで有ろう言葉が一部、入っています。 ご了承下さいませ。>
あきらは総二郎を呼び出していた。
「総二郎、ここ最近のお前、何か変だぞ?」
「あぁ~??」
「何か、テンションが低ぇというか…⤵。
此処の所、全然、女遊びをしてねぇだろ?
巷じゃあ、“総二郎の付き合いが悪くなった。”って言われてんぞ‼
何か、有ったんか?」
総二郎はあきらに言うべきか迷っていた。
「なぁ~、あきら。
会ってはいけねぇのに、会ってしまって苦しんだよな⤵。」
あきらは何の事を言ってるのか、全く理解出来ないでいた。
あきらは首を傾げるしか出来ないでいた。
「はぁ~??」
「優紀ちゃん、覚えてるか?
牧野の親友の…?」
「ああ、覚えてるけど…。
優紀ちゃんと会ったってか?」
「ああ、この前の茶会で…。
京都支部長の姪っ子だったんだ、優紀ちゃん。」
“ふ~ん、そう言う事か?”と、あきらは思っていた。
「どんな風になってたんだ。」
「俺好みに成ってたわ。」
“やっぱり、総二郎らしいわ。
見てる所はきちんと見てるって言うか、抜け目ねぇって言うか‼”と、あきらは感心していた。
「はは~ん、優紀ちゃんに惚れたんか、総二郎‼」
「ああ、だな‼
でも、優紀ちゃんには彼氏が居るみてぇ何だよな⤵。
TELで喋ってる所、聞いてしまったんだわ。
甘ったるい声出して、甘えてるみてぇだったわ⤵。」
「総二郎、恋煩いか?」
「はぁ~??
辛ぇよなぁ~⤵。」
あきらは悟っていた。
“当分は、総二郎は再起不能だろう⤵。”と…。
あきらは、“司と類にも話しして、協力してもらった方が良いのではねぇか?”とも考えていた。
「総二郎、司と類にも話しして於いた方が良いんじゃねぇか?
協力してもらえるかも…だぞ。」
「ああ、そうだな⤵。」
総二郎のテンションが低い事をあきらは、頻りに気にして居たのだった。
京都でお茶会が開催された同じ頃の4月初旬、司は大学を卒業したのを機に3年でNYから帰国する事が出来、つくしの元に帰って来ていた。
現在は、日本支社 支社長の責務に就いていた。
また、つくしとは、既に婚約していて、道明寺邸で同棲していた。
つくしも学業の傍ら、道明寺HDに携わっていた。
あきらと総二郎とで話ししてから半月が経った頃、F4で集まっていた。
その時に総二郎の事が、F2にあきらの口から話された。
「総二郎、じゃあ、何で、あの時、牧野の親友を振ったの?」
「優紀ちゃんにのめり込んでいく俺が怖かったのかも知れねぇな⤵。」
「馬鹿じゃない‼」
「………」
類の言葉に、総二郎は言い返す言葉が見付からなかった。
そんな時だった。
司の携帯に、つくしから連絡が入って来た。
“もしもし、司、今から、京都に行って来るね‼”
「はぁ~??
何で、今から、京都に行くんだよ?」
“優紀の叔母さんから連絡が入ってね、優紀が事故に在ったらしいの?
詳しい事は分からないの?
でね、リムジン借りたいの?”
「じゃあ、リムジンより、ヘリの方が良いんじゃねぇのか?
今直ぐ、ヘリポートに行け‼
否、待て‼
ヘリポートに行く前に、メープルの地下に寄ってくれるか?
詳しい事は、その時に話すから…。」
“う~ん、何か良く分からないけど、分かった。
今から、リムジンでメープルに行くね‼”
「了解‼」
司は総二郎の怪訝な顔を見て、言うべきか迷ったが、言わなきゃダメだろと思い伝えた。
「総二郎、落ち着いて聞いてくれよ。
松岡が事故に遭ったらしい。
詳しい事は何もまだ分からないらしいが…。
つくしを今から、京都にヘリで向かわせる。
総二郎が行くなら、俺も一緒に行く。
如何する?」
総二郎は即答した。
「俺も一緒に連れて行ってくれ‼」
「了解‼
じゃあ、地下に行くぞ‼」
「ああ。」
司と総二郎は、走ってメープルの地下に向かった。
<司の帰国時期とF3&T4との学年の時期が合わない為、下方修正しています。
申し訳御座いません。 お詫びします。
下方修正 2018.9.15>