tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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バラバラの果てに…<ALL CP>  9.





桜子はつくしに、突然、行方不明に成った理由が有ったとしても、どんなに皆が心配していたかを話しした。


「先輩、先輩が行方不明に成った時、どんなに心配していたか分かりますか?
 優紀さんといつも話ししていたんですよ。
 “何処かで元気に遣っているよね⤴。”って…。
 見付かったと分かった今でも、優紀さんは心配しているんですよ。
 私がパーティーに誘っても、“行かない。”って優紀さんは言ってたんですけど…。
 先輩に、“会いたい。”って、優紀さん、言ってました。
 また、3人で会いましょ‼」


つくしは涙を流しながら、不義理を詫び、桜子と優紀の連絡先を後で教えてもらえる事に成った。
連絡を取り合う事を約束していた。


唯、滋も居るのに、“何故、桜子と優紀だけなのだろう?”と、不思議に思っていたつくしだった。


「桜子、滋さんは?」
「滋さんは『裏切り者』なので、入れたくないんです。
 滋さんも認識して居ると思いますよ‼」


F4は、“ぽっかーん”で有った。


あきらが桜子に聞いて来た。


「桜子、滋が『裏切り者』って、如何いう意味だ?」


桜子は滋の顔を見ながら、『事の話し』を説明した。


全員、驚愕だった。


司が思い出した。


「そう言えば、俺がつくしの記憶を失っている頃、大河原財閥から政略結婚の話しが有
 るって、ババアから聞いてたな‼
 俺は、ババアに脅したけどよ。
 “政略結婚に応じなくてはならねぇので有れば、道明寺家も道明寺HDも捨てる。”って
 な‼
 で、確か、話しは無くなってるはずだが…。」


桜子は付け加えた。


「私は、政略結婚の話しを道明寺家に大河原のおじ様が入れた理由が許せないだけで
 す。」


つくしが聞いて来た。


「どんな理由なの?」


滋はつくしに詫びを入れてきた。


「つくし、違うの?
 パパがね、勘違いして、道明寺家に打診したみたいだけど…
 本当は、パパの勘違いだからね‼」


桜子は、“何が勘違いですか?”と、言いそうになる気持ちを抑えて、心の中で唱えていた。


つくしは、首を傾げながら、滋に聞いて来た。


「何が勘違いなの?」


桜子が全てを話した。


滋は、間髪入れずに、話しを説明した。


「本当に、違うの?
 パパの勘違いなの?
 私に彼氏が出来ない事を不憫に思ったパパから聞かれたの。
 “誰か好きな相手は居ないのか?”と…
 だから、“居る‼”って、答えたら、パパが、“好きな相手が居るのに、恋人ではないって
 事はまだ、司君が好きなのか?”って、勘違いし出して…。
 何も答えずに居たら、“政略結婚の話しを道明寺家に入れたから。”って言われて…。」


全員、驚愕していた。


桜子が確認して来た。


「本当に、違うんですね?
 先輩を裏切って居ないんですね?」


滋は涙ながらに答えていた。


「当然でしょ‼
 私がつくしを裏切る訳ないでしょ‼」


桜子は滋の真剣な顔付きに信じてみようと思っていた。


「先輩、道明寺さんをしっかり掴んで於かなければ、大河原のおじ様のように、願わくば
 と考える親が出ないとも限らないですよ‼」
「それは、司にも言える事でしょ‼
 今や、牧野は桜庭家の令嬢だからね‼」
「まあ、そうだな‼
 司も大変だな。」


司は、心底、大変そうに答えていた。


「ああ、そうだな。」


つくしは、何も答えられずに居た。

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