tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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バラバラの果てに…<ALL CP>  14.




朝は、個々に、食事を摂る事に成り、そのまま自由行動となっていた。


司もつくしも休暇は今日までの様で、同じNYに居るにも関わらず、二人っきりで居たい様子だった。
特に、司だが…。


あきらは桜子と待ち合わせして朝食を摂り、そのまま、出掛ける事にした。


昨夜は、総二郎と優紀の話しで終わっていたので、二人の話しは出来て居なかった。
なので、あきらが桜子と話ししたい気分だったのだ。
桜子はあきらの気持ちに応えただけであった。


一方、昨夜と言うより、朝方まで飲んで居て、総二郎は深酒し過ぎたせいで、頭がフラ付き、食事処では無かった。
ベッドに横に成っているのが精一杯だった。
ベルが鳴ったような気がしたが、出れない状態だったので、寝ている事にした。


また、類は、司はつくしと、あきらは桜子と共に居るだろうと踏んでいたので、総二郎の様子が心配だったと言うのも有り、総二郎の部屋のベルを鳴らしたが反応が無いので、寝てるのだろうと思い、一人で食事という気も起きず、静を誘う事にした。


静も丁度、如何しようかと思案していた処だったようで、一緒に食事に出掛ける事にした。


偶々、その様子を見ていた滋は、昨夜、つくしは司に連れ去られた所を見ていたのも有り、つくしは、司と居るだろうと思い、桜子の部屋のベルを押して、食事の誘いを掛けたが、暫く待っても桜子は出て来なかった。


諦めて、滋は自分の部屋に帰って、ルームサービスを取って、部屋で食事を済ませ、そのまま部屋に居た。


皆、思い思いの一日を過ごしていた。



そして、F4&T3&静は別れて、思い思いの夜を過ごした。


F4は、あきらが仕切って、話しを進めていた。


「司、やっと、牧野に思いが通じた様だな‼」
「ああ、やっと、つくしと付き合う事に成ったんだ‼
 やっと、つくしが許してくれたんだよ‼」
「って、事は、そういう意味か?」
「ああ、そうだ‼」


普段の総二郎なら、此処で茶々を入れて来るだろうに、一切、話しに乗って来ない。
それ処か、不貞腐れているようにすら感じられた。


「総二郎、浮かない顔して如何した?」
「司、良かったな‼」


あきらは、このままでは、埒が明かないだろうと、呼び出した本題を早くも出してきた。


「桜子がな、牧野と優紀ちゃんが似てるって言うだ‼
 “変に頑なな処が同じだ。”って…な。
 だから、司が牧野を堕とせたのなら、総二郎にも同じ遣り方が有効じゃねぇかと思って
 よ。」


類はつくしと優紀は、また違うと思う様で、難を解いた。


「そう、上手く行く?」


あきらは、類だけでなく、総二郎にも話しているように思えた。


「遣ってみる価値は有るだろ‼」


あきらは司に確認していた。


「司、牧野を如何やって堕としたんだ?」


司は秘策を総二郎に教えた。


「つくしは、頑固な所が有るが、情には脆い。
 だから、『情に絆され作戦』を決行した。」


総二郎は、??で有った。


「何だよそれ??」


司は尚も突っ込んだ話しをした。


「だから、つくしの弱い所を突いたんだよ
 そして、つくしに俺への気持ちを気付かせたんだ。
 つくしの弱い所は、俺だけが知ってれば良いので、言えねぇが…な‼」


総二郎は優紀の事を深く知らなかった事に気付かされた。


「俺、そう言えば、高校2年までの優紀ちゃんしか知らねぇわ…?」
「俺だって、そうだろ。
 つくしの高校2年までしか、良くは知らねぇよ。
 今まで、つくしの記憶が無かったんだからよ。」
「「「そりゃ、そうだ‼」」」


F3、納得していた。


「総二郎、高校2年までの優紀ちゃんの事でも良いから、何か覚えてねぇのか?」


総二郎は、思い出そうとしていた。


「そう言えば、情には脆かった様な?」
「じゃあ、其処を付いて遣れよ‼」


総二郎は、司に不満そうな顔をしていた。


「簡単に言うなよ‼」


あきらは過去の自分の体験から、総二郎はしないだろう遣り方を総二郎に伝授し始めた。


「例えばだが、優紀ちゃんに総二郎の気持ちが伝わらねぇ事を辛そうな顔をして見せると
 か…。
 俺等の前で見せる様に不貞腐れて見せるとか…。
 情に脆い女は、普段、クールな男が見せるそんな態度に弱ぇもんだぞ‼」


司は、“良く分かってるんじゃねぇのか‼”とでも言いたげにあきらに言った。


「あきらも経験済みか?」
「うるせぇ~‼
 俺の事は良いんだよ‼ 
 大事なのは、総二郎の事だろ‼」


類も参戦し出した。


「遣ってみる価値は有りそうだね。」


あきらは自慢げに言って除けた。


「だろ…?
 総二郎、騙されたと思って遣って見ろよ‼」


総二郎は俺に出来るのかと思いながらも、遣らずして後悔するより遣って見るかと思い直し、遣って見る事にした。


「ああ、失敗を恐れても仕方ねぇしな‼」


あきらは、総二郎にエールを送る意味で言っていた。


「ああ、総二郎の気持ちは優紀ちゃんにきっと届くよ。」



F4、4人で親指を立てて、総二郎にエールを送り合った

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