従兄妹物語…<つかつく>・<総優> 18.
偶然、総二郎と優紀が、カジュアルレストランで食事していた所に、祥一朗と瑞紀が入って来た。
「兄貴…。」・「総二郎…。」
「お姉ちゃん…。」・「優紀…。」
祥一朗と総二郎は同時に叫んだ。
「「如何いう事だ??」」
瑞紀と優紀も言い合いに成って来た。
「優紀、“今、付き合っている人が居る⤴。”って、言っていたのはこの方…?」
「そう言う、お姉ちゃんもでしょ⤴。」
総二郎が全員を誘導するように言った。
「取り敢えず、4人で話した方が良いだろ?
個室に移動しようぜ‼」
そして、個室に移動した。
皆が席に就いてから、総二郎が口火を切った。
「兄貴、そちらの女性を紹介してくれよ⤴。」
祥一朗は総二郎に紹介をした。
「ああ。
松岡総合病院のお嬢さんで、松岡瑞紀さん。
俺の彼女⤴。」
「初めまして。
優紀の姉の松岡瑞紀です。」
総二郎は驚愕していた。
「マジか…?
で、俺の彼女の松岡総合病院のお嬢さんの松岡優紀さん。」
「初めまして。
松岡優紀です。
姉がお世話に成っています。」
祥一朗と瑞紀・総二郎と優紀、それぞれ困惑しているようだった。
「こんな事って、有りか⤵?
兄弟姉妹で同じ婚家同士って、事に成るぜ⤵。」
「まあ、仕方ないだろうな⤵。
何方も付き合って行くだろうし…な。」
総二郎は先制を打って来たつもりで居た。
「俺等はぜぇってぇ、別れねぇぜ⤴。」
祥一朗もそのつもりだと言わんばかりに言って来た。
「何方もそうだろ⤴。
そんな浅はかな気持ちで付き合ってないだろ?
親にはこの事は、お互いまだ、黙って居よう‼」
総二郎も取り敢えず、納得した。
「そうだな、そうしよう⤴。
優紀も良いな‼」
「はい、分かりました。」
祥一朗も瑞紀を促した。
「瑞紀もそのつもりで居ような⤴。」
「そうね、その方が良いかもね⤴。」
取り敢えず、話し合いは終了した。
この事が、何時までバレずに居られるのか、甚だ疑問では有るが。取り敢えずの急凌ぎには成りそうだと、祥一朗と総二郎は考えていた。