tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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記憶を失って…<つかつく>  10.




道明寺HD古菱商事の思惑が一致し、古菱商事は東京進出する事に成り、提携合意の発表と共に記者会見が行われる事に成った。


その際に、両家の親より、つくしの婚約発表も合わせて行われた。



『只今より、道明寺HDと古菱商事の提携合意発表の記者会見を行います。
 それに、先立ちまして、道明寺HD社長、道明寺楓より挨拶がございます。』


「只今、ご紹介に預かりました、道明寺楓でございます。
 本日は、私共 道明寺HD古菱商事の提携合意が整いましたので、報告致します。
 また、それに先立ちまして、古菱商事は関西拠点だけではなく、今後は、関東にも拠点
 を移して参ります。
 我が道明寺HDは、今後、古菱商事を全面的にバックアップして参ります事を合わせて
 報告致します。
 今後共、我が道明寺HD古菱商事を宜しくお願い致します。」


楓社長古菱社長は、席を立って、記者達にお辞儀をして挨拶をした。
その後、楓社長古菱社長は、向かい合って、固い握手を交わした。



その後、つくしの婚約発表が行われた。


「この度、私共の愚息 と古菱商事のご令嬢 つくしさんの婚約が整いましたので、合
 わせて報告致します。
 政略結婚ではない事を合わせて御周知願います。」


その後、記者からの不必要な質問が飛び交ったが、政略結婚ではない事を繰り返すのみだった。



この記者会見を見て、驚愕していたつくしで有った。
“お友達からと、話していたのに…⤵。”と、遣る瀬無さが残っていた。
親達が勝手に決めた婚約会見だっただろうから、司のせいには出来ないと悟ったつくしだった。


司からも謝りの連絡が入って来た。
司はこの婚約会見の件は、楓から聞いて知っては居たのだが、知らない事にしようと、咄嗟に決めていた。


「つくしさん、今日の婚約会見、すみませんでした。
 母が無理強いしたようですね⤵。」
「いいえ、仕方ないです。
 お見合いをしたという事は、本人達の意見より、両家では既に決まっていたんでしょう
 から⤵。」
「そう言ってもらえると、有難いですが、公では、婚約者でお付き合いをしているという
 事にしませんか?」
「えっ??」
「親達の婚約会見を反論すれば、両社の企業イメージが危ぶまれます。
 此処は、一つ大人になって、親達の婚約会見を尊重しませんか?
 お互いの気持ちは、今後、徐々にと言う事で…⤴。 
 如何でしょうか?」


つくしも企業の存続を優先に考えた。
それが上に立つ者の使命だと思うからだ。


「分かりました。
 そちらで結構です。
 ご配慮に感謝します。」


つくしは司に礼を伝えた。


司は『つくしの記憶』が無くても、つくしはやっぱりつくしだと嬉しく思っていた。



そして、古菱商事の東京進出と共に、つくしが東京に戻って来る日が徐々に近付いて来ていた。


その日が待ち遠しい、司で在った。

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