従兄妹物語…<つかつく>・<総優> 22.
雰囲気を変えようと、陽一が話題を変えて来た。
「ところで、未来の親族を俺達にも紹介してもらえるか?」
先ずは、総二郎から紹介した。
「ああ、そうだよな⤴。
俺の彼女の『松岡優紀』。
兄貴の奥さんの妹でも有るんだ。
しかも、つくしの親友⤴。
『松岡総合病院』のお嬢さん。」
「宜しくお願いします。」
つくしも紹介した。
「で、私の彼氏の『道明寺司』さん。
知ってると思うけど、『道明寺HD』の後継者。」
「宜しくお願いします。」
恭二は驚愕していた。
「総二郎もつくしも、相手がデカいな⤴。」
恭二が、巧三と進にも聞いて来た。
「巧三と進には彼女は居ないのか?」
進が答えた。
「居るけど、招待されて居ないから、連れて来て無いんだ。」
興味本位で聞く恭二で有った。
「何処のお嬢さんだ?」
「「美作商事のお嬢様⤴。」」
慌て出したのは、総二郎だった。
「おいおい、お前等、もしかしなくても、あきらの双子の妹達だよな?」
「「そうだけど…⤴。」」
「はぁ~??
あきらは知ってるのか?」
巧三が答えた。
「如何だろ?
二人が喋ってたら知ってるんじゃない?」
総二郎の慌てっぷりは凄まじかった。
「おい、つくし、聞いてるか?」
「聞いて無いよ。」
恭二は総二郎に同情するように言った。
「何か、複雑そうだな⤵。」
つくしは話題を変えるように、恭二に聞いて来た。
「そう言えば、恭兄は付き合っている人、居るの?」
恭二は相手から、つくし達T3にバレた事は聞いていたので、“今此処で言うのか?”と、つくしに怒りそうに成っていた恭二だった。
「つくし、お前、知ってて言ってるよな?」
つくしは笑い転げそうな勢いで言って除けた。
「えへへ、知ってるよ⤴。
言っても良いの?(笑)」
総二郎は嘗て、恭二の女性関係の事を聞いた事が無いので、面白がって、つくしに詰め寄った。
「おい、つくし、誰だよ?
俺等の知ってる子か?」
つくしがタレコミを入れた。
「あっ、そうそう。
因みに優紀も知ってます‼」
優紀は慌てた。
「ちょっと、つくし‼」
総二郎は優紀まで知っている事に驚愕していた。
「おいおい、何で、優紀まで知ってるんだよぅ~⤵。
って、事は、俺等の身近に居るって事だよな?
司、分かるか?」
「否、分からねぇが、もしかしてだけど、大河原か?」
つくしは司にバレた事に驚愕していた。
「正解‼
何で分かったの?」
「だってよ、身近な子だと言う事は、お前等T4以外に居ねぇだろ?
って、事は、つくしは俺、松岡は総二郎、三条は如何もあきらと怪しいと成れば、大河
原以外居ねぇだろ⤴。」
「な~んだ⤴。
分かり切っているって事…ね。
そう言う事‼」
何か、ほんとに複雑に成って来たぁ~‼
←by 天の声