tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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浴衣パーティー…<総優>・<つかつく>  5.





<総二郎side>


俺は極自然に、誰もが意表を付く様な言葉を口走っていた。


「じゃあ、うちの茶会に、その浴衣を小紋代わりにして、出席する?」


F3&T4は驚愕していた。


そりゃあ、そうか?
今まで、皆の前でそんな事言った覚えもねぇもんな⤵。
遣ってしまったか?


余りにも優紀ちゃんのその浴衣姿が、
似合ってて色っぽくて妖艶で艶やか(あでやか)…。
言う事ねぇんだから、仕方ねぇだろ⤴。



この雰囲気を如何すれば良いんだ⤵。


あきらが、その場を収めに入ってくれた。


「あの総二郎を惑わすくれぇ、優紀ちゃんの浴衣姿が似合って
 るって事だろ、総二郎?」
「あっ、ああ⤴。」


ああ、居た堪れねぇ⤵。


で、隅田川の花火大会の時に、浴衣パーティーの続きをする事に成った。



<優紀side>


美作邸での浴衣パーティーの時は、吃驚した。


西門さんが急に何故、あんな事を言って来たのか、見当も付かない。


F3&T3も驚愕していたよね?


本当に、西門さんは美作さんが言ってくれたように、私の“浴衣姿が似合っている。”と、思ってくれているのだろうか?


不思議で仕方ない⤵。



高校生の時、あの『寒中浴衣大会』の時、私は、西門さんから、
『知った様な事を言うな。
 俺はそう言う女が、一番嫌いなんだよ。』
って、言われたんだよね…⤵。


それ程、私は、西門さんから、嫌われてたんだよね?
仲間としか思ってもらえなかったんだよね?


それが、何年も会ってなかったのに、そう想ってもらえる程、人の気持ちがそう簡単に変われるもの??


私には、分からなかった。


西門さんを疑っている訳では無いけど…⤵。
素直に成れない私が居るのも確かだった。


“流石、『女たらし』と、言われるだけの事はあるなぁ~⤵。”と、私は、感心してしまっていた…。




【花火大会当日…。】


<総二郎side>


屋上には、ビール、ワイン、ウィスキー、ブランデー、カクテル等のアルコール類。
料理は和洋中と、何でもごじゃれで、用意されていた。


滋は自分が仕切るか如く、皆を誘導し、先導していた。


「皆、今日も盛り上がろうね‼
 楽しんで行きましょい‼」


滋は、右腕を上げて、ガッツポーズのような恰好をして、一人盛り上がっていた。


俺等は、もう、“花火だぁ~‼”って、滋同様、其処まで盛り上がれる歳でもなく、普通にしていたが、“皆、テンションが低いよ⤵。”って、一人盛り上げっている滋が居た。


その内、花火が地上に上がり出して、T4のテンションがMAXに成り出し、“わぁ~、綺麗‼”とか、言いながら、浮かれ出した。


滋は、満足そうにしていた。



俺は、アルコールを口に含みながら、優紀ちゃんを頻りに瞳(め)で追っていた。


この前の浴衣パーティーの時の優紀ちゃんの浴衣姿は、浴衣の古典柄…白地に青色で描かれた牡丹柄の浴衣に、黄色の帯で締めていた。


今日の優紀ちゃんの浴衣姿は、黒地に白色で描かれた菊柄の浴衣に、赤紫色のような色の帯で締めていた。


それがまた、この間の時より、色っぽさが増して妖艶さが際立ち艶やか(あでやか)で、艶やか(つややか)だった。



俺は、唯、眼がくらくらして、眩暈を起こしそうに成りながら、優紀ちゃんを唯、見詰めているだけしか出来なかった。

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