浴衣パーティー…<総優>・<つかつく> 9.
<オリキャラが出て来ます。 申し訳ありません。>
<総二郎side>
俺は、直ぐ様、あきらに連絡を入れた。
「あきら、優紀と付き合う事に成った。」
「マジか?
良かったな、総二郎‼
ちゃんと、総二郎の気持ちを優紀ちゃんに伝えたんだな?」
「ああ、“俺の事好きか?”って、聞いても、答えてはくれなかったんだが、首を縦に振っ
てくれたんだ⤴。
でな、あきら。
部屋の件だが…。」
あきらは俺の言葉に被せるように、言って来た。
「分かってるって‼
総二郎の想いが優紀ちゃんに通じたら、総二郎が優紀ちゃんから離れる訳ねぇのは分
かってたから、密かに、如何したら良いか、考えてたんだよ⤴。
優紀ちゃんの事だから、あいつ等T2には、バレたくねぇって、言ってんだろ?」
「ああ、流石、あきらだよな‼
分かっててくれて、有難な‼」
「当然だろ‼
F4の中でも、総二郎と俺の絆は伊達じゃねぇだろ⤴。」
「そうだよな⤴。」
「じゃあ、俺が優紀ちゃんの部屋と変わったら良いんだよな?」
「ああ、悪ぃな‼
後で、こっちを出る時に何らかの形で携帯に連絡するから、宜しくな‼」
「了解‼」
あきらと連絡が取れ、了承してもらえた事を、優紀に伝えた。
「優紀、あきらが、部屋を変わる事を了承してくれた。」
俺は優紀にそう言いながら、優紀を引き寄せて抱き締めていた。
そして、俺は聞かなくては行けねぇ事を聞いた。
「優紀、茶道は何処の流派を師事してるんだ?」
「西門さん、『間宮先生』って、ご存知ですか?」
「まさか、間宮先生に師事してるのか?」
「はい、間宮先生は祖母の旧知の仲らしくて、間宮先生に師事しています。」
「おいおい、間宮先生は、西門流の中でも、俺のお袋に家元夫人に物言える、唯一の人だ
ぞ‼」
「そうらしいですね。
私も後でお聞きして、凄い方に師事しているんだと、驚愕していたんです。」
俺は思った。
お袋が、“一般家庭の娘ではダメだ。”と、言っても、間宮先生が優紀のバックに着いて居てくれると成ると、お袋は何も言えねぇよな⤴。
もしかするともしかするよな⤴。
「優紀、俺も間宮先生に挨拶して於くわ‼」
「それは止めて下さい。
もし、間宮先生がお知りに成ると、全ての方に知れ渡る事に成ります。
それは困ります。」
「如何して、困るんだよ?
俺が彼氏なら、嫌なのかよ?
紹介出来ねぇ男なのか、俺は…?」
「誤解しないで下さい。
まだ、西門さんと私は、お互い良く分かっていないでしょ?
それに、今後も如何なっていくかも、まだ分からないのに、浅はかに、お話しするのは
如何かと、思っただけなので…。」
「ちょっと、待てよ?
優紀は俺と付き合っても何れは別れると、思ってるんじゃねぇだろうな?」
「西門さんは、次期家元。
一般家庭の娘の私では釣り合いません。」
「優紀、もう1回言ってみろ?
俺が経ったそんな事で優紀と別れるが前提で付き合おうと思っていると思うのかよ?」
またかよ⤵。
優紀は俯いたまま、顔を上げなくなった。