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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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取り戻したい…<総優>  10.




優紀の記者会見は、立ったままの記者会見だった。


記者会見はテレビ放送された。


まあ、それ程、有名でもねぇ、これからの女優だから、それ程の大きい反響はねぇと思っていたが、相手が俺って事も有り、やはり、それなりに大きい記者会見の様だった。



先ずは、スタッフが優紀の紹介をした後、優紀が話し出した。


「皆さん、この度はお越し下さり、有難うございます。
 私事では有りますが、宜しくお願いします。
 私とこの度、噂に成っております西門流 次期家元の西門総二郎さんとの出会いは、高
 校生の頃に遡ります。
 私は、公立高校の出身ですが、私の親友に某有名私立高校に通っていた親友が居て、こ
 の親友の当時の彼氏と言うのが、現在はご主人では有るのですが、西門さんの親友でい
 らっしゃるんです。
 その為、当時は会う機会も多かったんです。
 私は憧れの方だったのですが、相手にもされて居ないと思っていましたので、当時は諦
 めていました。
 ですので、大学も地方大学を選び、東京を離れていました。
 で、大学在学中に地方ローカルのタレントに成った事が切っ掛けでテレビに出させて頂
 く様に成りました。」


優紀は、一息付いた。
優紀は、深呼吸をして、気持ちを落ち着かせてから、続きを話しし始めた。


「東京に戻って来た経緯は皆さんの方がご存知だと思いますので、割愛致します。
 東京に戻って来て直ぐ、先にお話ししました、親友の結婚式に出席した際、西門さんと
 再会しました。
 再会したのはこの時が初めてでした。
 その時から、お互い意識していたかも知れません。
 でも、私は、女優ですし、彼は茶人です。
 住む世界が違い過ぎると、諦め様と思っていたのですが、諦め切れませんでした。
 ご迷惑をお掛けしました関係者各位の皆様、本当に申し訳御座いませんでした。
 この責任を取って、私は、女優を引退したいと思います。
 まだ、残りのお仕事を残したままですので、終了次第、引退させて頂きます。
 本日は、本当に有難うございました。」


その後、記者からの質疑応答に応じていた優紀だった。



やべっ、“俺と別れる。”と、言われるかと思っていた。
 女優を取ると思っていた。
 マジ、優紀、女優を引退するってか…。
 やべっ、マジか‼
 俺の為だよな?
 マジ、俺、嬉しいわ‼



総二郎は、感動の余り、マジ泣きしそうに成っていた。



一方、優紀は、社長の言われた事と違う記者会見内容に、“ヤバいかも…⤵。”と、思っていた。
優紀は、“社長に怒られそうだな⤵。”とも思っていた。



取り敢えず、今後の事は相談に成るだろう‼


でも、優紀の気持ちは固まっていた。


昔から、優紀は、こうと決めたら、絶対、信念を曲げない性格で有った。
芯がしっかりしている処が有った。


其処が、総二郎を引き付ける魅力では有るのだが…。

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