好きなのに…<総優> 11.
英徳大学内のF4ラウンジに何時ものメンバー F4&T2 が、集結していた。
「西門さん、私に何か言う事、有りません?」
「………。桜子、お前なぁ。」
「「「???」」」
F3、ポカーンである。
「まだ、油断は出来ませんから…。
まだ、お食事だけの仲ですよね?」
「分かってるよ…。
一応、桜子には礼を言って於く、“サンキュー‼”。」
F3は、興味深々である。
「何か、進展、有ったんか?」
「まだ、お付き合いはされていないようですよ。」
「………」
「ほんと、桜子の策士振りには脱帽だよ。」
桜子が優紀にもう一押し、押しの一手を掛けようとしている。
「先輩、T4ラインに明日の招集掛けて下さい。」
「はぁ~?? 何で?」
「私が招集掛けたら、“桜子、何、企んでんの?”って、なるじゃないですかぁ~?」
「ああ~、成程。」(つくし、手を叩く。)
桜子はまだ、追い打ちを掛けてくる。
「では、道明寺邸で~。」
「はぁ~??」
「外でする会話ではないですよね。
じゃあ、お願いしますね、先輩。」
「桜子??」
小声で…
「俺らも、うち(道明寺邸)に集まるか?」
女策士桜子 降臨‼
してやったりであった。
「はぁ~⤵。」 (つくしの心の声)