tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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bad love…<つかつく>  24.




司は、TELで話しした際、つくしに提案してみた。


「つくしっ‼
 一度、類とつくしの姉ちゃんを、俺とつくしとで、それぞれ呼び出して、話しさせてみ
 ねぇか?」


つくしは、司のその提案に驚愕していた。


“えっ??”
「じゃねぇとよ、俺等が埒が明かねぇだろ?
 何時までも、つくしは姉ちゃんばっかりじゃあ、何時(いつ)、俺等は会うんだ?」


そうなのだ。
司は、つくしと全く会えないこの状況にうんざりし始めていたのだ。


勿論、毎日、TELで話しはして居る。
だが、それだけで、一日が終わるのだ。


司のつくし欠乏症は、顕著に現れ出したのだ。
司の秘書の西田にとっても、司のつくし欠乏症は死活問題なのだ。
司の執務が怠慢に成っているのだ。



しかし、つくしは、悩んだ。


『もし、花沢さんがお姉様を受け入れなければ…。』


つくしは、司から、類の気持ちは既に聞いて居たのだ。
躊躇するのは、妹じゃなくても当然の事なのだ。
『負け戦』に臨むようなものなのだ。


“お姉様が傷付く様なら、4人で会うのは、とても無理だと思う⁉”


司は、必死だった。
必死で懇願する様に、つくしに訴え出したのだ。


「じゃあ、俺と会う時間も作れよ‼」
“うん、分かってるの。
 でも、“今の滋を抑えられるのは、お前だけだ‼”と、パパから言われれば、如何して
 も、この状況を何とかしなくてはならないの。”
「じゃあ、俺は如何成る?」
“だから、もう少しだけ、待って‼”
「“待てねぇ‼”って、言ったら…?」
“えっ??”


つくしは、思案に暮れていた。


やっと、滋が言われていた『暴れ馬』の異名が消えた処なのに、今、滋が暴走すれば、また、噂される事に成る。


それは、大河原グループにとっては痛手に成る。
何としても阻止しなければならないのだ。


滋の妹と言う寄り、滋の秘書としての役割に徹しているつくしで在った。


しかし、司も、と言う寄り、道明寺HDとしても、今の状況は切実なので在る。


「俺が、執務を放棄すれば、お前が西田から訴えられるぞ‼
 如何する?」
“えっ??”
「当り前ぇだろ‼
 彼氏の俺と会う事を拒む彼女なんて、聞いた事ねぇぞ‼
 まあ、良いわ。
 明日の執務、放棄して遣るからよ‼」
“ちょっと、司っ‼
 それは、ダメだよ‼”
「じゃあ、如何するよ‼」
“分かったから‼
 何とか調整するから…。”
「明日、会えんだな?」
“だから、調整出来たら、明日、連絡するよ。”
「明日、会える様に調整しろ‼」


其処で、司のTELが切れた。


つくしは悩む事に成ったのだ。
板挟み状態に、打ち拉がれているつくしだった。


結局、その日は、つくしの調整が付かず、司とつくしは、会う事は出来なかった。



司は、つくしに会えなかった次の日から、執務放棄を始め出した。


此れに困ったのは、他でもない西田だった。
司の執務怠慢に引き続き、執務放棄…。


直ぐ様、西田から楓に報告が入り、楓は、急遽、日本に帰国した。


そして、大河原社長にアポを取る様に、秘書に命を出す楓で在った。

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