tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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忘れ欠けていた…<総優>  13.




パーティー終了後、F3&T3は、司のキープのスウィートに集まっていた。


全ての招待客を見送った後、司とつくしは、皆に合流した。



つくしは、優紀の顔を見るなり、優紀に抱き着いて居た。


「優紀、かなり、顔付きが柔らかくなったね‼」
「そう、有難う‼
 あの頃は、心配掛けてごめんね‼」
「良いよ‼
 優紀が元気に成ったんなら…。」


つくしは、優紀と向き合いながら、類に声を掛けていた。


「類のお陰かな?」


類は、飄々としていた。


「違うよ‼
 優紀が前を向く事が出来る様に成ったからだよ‼」
「まあ、何方にしても、類が優紀の傍に居てくれたから、私は、NYに行けた訳だ
 し…。」


つくしは思い出した様に、優紀に尋ねていた。


「優紀、あの時、TELで話ししてくれたお見合いの話しは如何成ったの?
 司にも話しして楽しみにしてたんだけど…?」
「………」
「それに、前向きに成ってくれて、“お見合いする。”って、聞いた時は、“良かった‼”
 って、思ってたんだけど…?」
「………」


優紀は苦笑いだった。
代わりに類が答えた。


「その話し、無くなったんだよ‼」
「えっ??
 そう何だぁ~…⁉」
「優紀が会わなくても良い奴と会ってしまって…。
 俺が、父さんに言って、止めさせたの。」
「………、それって、誰??
 まさか…?」


類は、総二郎の方を見ながら、話ししていた。


「そう、そのまさか…⁉」


つくしは、総二郎の方を向き、総二郎を睨み付けていた。


其の状況に、勿論、総二郎は、居た堪れずに居た。


あきら、滋は、きょとんとしていた。


つくしは、尚も、優紀に尋ねていた。


「優紀、何処で会ったの?」
「う~ん、幼稚園?」
「はぁ~、如何いう意味?
 西門さん、いつ結婚したの?」


総二郎は黙っていたが、居た堪れず、話しに参戦して来た。


「結婚してねぇよ‼」
「じゃあ、何で、優紀と幼稚園で会うのよ?」
「更と、再会して…。
 更の娘の幼稚園の担任が優紀ちゃんだって教えてくれて…。
 更が、優紀ちゃんに会わせてくれたんだ。」
「………」


つくしは、言葉も出なかった。
否、出せなかった。


その時に、あきらが、此の状況に納得いかず、間に入って来た。


「そろそろ良いか?
 此の状況を教えてくれ⁉」


優紀は説明出来る状況じゃないだろうと、類が、話しし出した。


「俺と優紀は、母方の従兄妹同士なんだ。」


あきら、桜子、滋は、驚愕していた。


「「「はぁ~??」」」


類は、話しを続けた。


「俺が大学2年で、優紀が短大1年の時に、俺達が母方の従兄妹同士だったんだって事が
 発覚したんだ。
 優紀の両親は駆け落ち結婚で、祖父さんから親子の縁を切られていたんだ。
 けど、祖父さんの体調も良く無いからって、優紀の母親の妹である俺の母さんが優紀達
 家族を探し出したんだ。
 で、ご対面って成って、俺と優紀は吃驚したって訳…。
 で、伯母さんと祖父さんは、和解したって訳…。
 で、現在は、俺と優紀は、従兄妹として、親戚付き合い中‼」


あきらと桜子と滋は、空いた口が塞げない状態に成っていた。

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