tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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切な過ぎる二人…<総優>  1.




【プロローグ】


総二郎と優紀は、あの日、二人が交わった日、以後、仲間として接して居た。


だから、誰も、総二郎と優紀が、そう言う関係で有ると言うのは、知らされて居なかったし、知らずに居た。


その事を知らずに居たのは、いつも総二郎の傍に居たあきらでさえも、人の気持ちを読み取る事に長けている類でさえも、然りだった。


唯、唯一、つくしのみが、優紀の一番傍に居た優紀の親友のつくしだけが…。
(つくしと優紀が高校生の頃にしていた団子屋でのバイトの際に)優紀の表情等で優紀を問い詰めていたつくしだったので、知っては居たのだが…。
誰にも言わずに居たつくしだった。


其れも、優紀が高校3年に成ったと共に、大学受験の為、優紀は集まりにさえ来なくなり、優紀は、F4&T2とは、自然と疎遠に成って行った。


唯、つくしとだけは、連絡を取り合っていた。


そして、優紀は、総二郎との日々を忘れる為、地方の女子大を選んで進学して居た。


優紀は、完全に、F4&T2とは疎遠状態と成って居たのだった。




時は、流れ、F4・滋は25歳、つくし・優紀は24歳、桜子は23歳と成っていた。
全員、大学を卒業していた。


司は『4年後、迎えに行きます。』の公約通り、4年で日本に帰国して、道明寺HDの日本支社 支社長に就任して3年は優に経っていた。


司とつくしは、司が日本に帰国後、本格的に交際を続けていた。


つくしは、英徳大学4年の時に、司法試験に合格し、司法修習生として、道明寺HD 法務部に入社が決まっていた。
で、1年間の司法修習生としての勤務が終了後も、そのまま、道明寺HD 法務部で見習い弁護士に成った。
其れも、1年だけの事だった。
その後、司とつくしは婚約し、つくしが秘書検定1級も大学時代に取得して居た事も有り、弁護士兼司の第2秘書と成っていたのだった。


滋は、父親の勧めで、お見合いをし、彼氏が出来た様子だった。


F2&桜子は、相変わらずの様子だった。


優紀は、女子大卒業後、東京に戻らず、そのまま、地方で地方公務員に成って居た。


総二郎は、あれからも、『ちゃらんぽらん総二郎』は、継続して居て、『遊び人』継続中だった。



<総二郎side・回顧>


あきらは、“そろそろ、自分自身の身の為に、足を洗わなければ…な‼”、何て、言っていたが…。
俺には、失った者の大きさに気付いてから、身体の寂しさに、中々、足を洗えずに居た。
いつも、その後は、空しさだけが残って居たのだが…


“もう、そろそろ、こんな生活も潮時か…?”と、考えて居た時、俺に見合いの話しが入って来た。
否、見合いじゃねぇよな。
縁談だな。


俺の結婚相手は、決まったも当然だった。


F3&T3から、“総二郎の婚約記念に集まろうぜ‼”と、LINEが入って来た。


“嫌味か?”と、思うような、仕打ちだと思っていた。


が、実は、有る計画を奴らは、立ててくれて居たのだった。


有る計画とは…。



<優紀side>


つくしから、急に連絡が来た。


“ねぇ、優紀‼
 今週末、空いてる?”
「うん、別に予定ないけど…。
 何、何か有るの?」
“滋さんと桜子が、“優紀に会いたい‼”って、言ってるのよね‼
 だから、二人を連れて、そっちに行こうかな…と。”
「来ても、良いよ。
 でも、何も無いよ、温泉以外は…⁉
 それに、泊まれる旅館も一軒しか無いし…。
 この時期は、紅葉シーズンで、意外と宿泊者で埋まるみたいよ。
 泊まるなら、早目に、予約して於いた方が良いと思うよ。」
“日帰りにするから大丈夫だよ‼”
「うん、分かった。
 楽しみにして居るね‼」


優紀は、“つくしは、今まで、こんな事、言って来た事、無かったのに、何か有ったのだろうか?”と、不思議に思っていた。


そんな時、総二郎の婚約の話しがTVの情報番組から流れて来て、少なからず、ショックを受けていた優紀だった。


優紀は、優紀自身、総二郎の近くに居る事に辛さを感じて、自ら総二郎の傍を離れたというのに、“今更、何を考えてるの…⁉”と、自分自身を諫める優紀だった。



<新連載が始まりました。
 宜しくお願いします。
 此の『切な過ぎる二人…<総優>』を描き始めたのが、10月中旬に入った頃で、行楽
 シーズン頃を想定して描いていた為、紅葉シーズンが過ぎての投稿と成って居ます事を
 お詫びします。
 ご了承下さいませ。>

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