tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、私は…<つかつく>  31.




<つくしside>


私は、滋さんの目線が…。
私は、気に成った。


相槌…以外は、終始、黙ったままだったから…。


私は、思い切って、滋さんに声を掛けた。


「滋さん、如何かした?」


滋さんは、自分自身には、話しは、飛んで来ないとでも、思って居たのだろう?
素っ頓狂な顔を私に向けていた滋さんだった。


「へっ??」


私は、滋さんの様子を良~く、観察して見ていた。


「何か、有った?」
「えっ??
 別に…何も無いよ。」
「そう…、だったら良いんだけど?」


桜子も参戦して来た。


「ほんとですね。
 いつもの滋さんらしからぬ…ですよね?
 口数、少ないし…。」
「そう…かな?
 皆の話しを聞いてたからじゃない?」


桜子が、追及し始めた。


「だったら、良いんですけど?
 他に何か有るんじゃないんですか?」


滋さんは、“どうせ、追及されるだろうし…。”と、でも、思ったのだろう?


ポツポツと、話し始めた。


「私ね、彼氏と別れた所だったんだぁ~。
 だから、皆の話し聞いてて、“羨ましいなぁ~‼”って、思ったんだよね。」
「そうだったんですか?
 すみません。
 じゃあ、私、あの成人式の時、滋さんに余計な事を言ってましたよね?」
「ああ、うん。」


私と優紀は、きょとんとしていた。


「何か有ったの?」


私は、滋さんと桜子に問いかけてみた。


桜子が、意を決した様に話ししてくれた。


「あの成人式のお支度の時…。
 朝、美作さんが、美作家のリムジンで、私を大河原邸に送り届けて下さったんです。」


其処の何処が、ダメなのだろう?
私は、きょとんとしていたと思う。
優紀もそうだった。


桜子は、続けて話ししていた。


「大河原邸に着いた時、滋さんから、“お迎えに行こうと思って居たんだけど…?”と、言
 われて、“如何やって来たの?”と、続けて聞かれたんです。
 前日は美作邸で、お泊りでしたし…。
 美作さんに送ってもらう事を、私は、滋さんに伝えて居ると思って居たので、そのま
 ま、“美作家のリムジンで、美作さんに送って頂きました。”と、お答えしたんです。」


此の返答って、普通じゃないの?
違うのかなぁ~?
私も、そんな風に聞かれてたら、そう答えていたと思うけど…なぁ⁉


桜子は、続けて話ししていた。


「で、滋さんから、“如何して、其処で、あきら君が出て来るの?”って、聞かれたの
 で、“美作さんとは、お付き合いさせてもらっています。”って、お答えしてからは、滋
 さんから、その件に関しては、触れられて居なかったので、納得してもらえたと思っ
 て居たんです。
 それに、成人式会場に向かうリムジンの中でも、滋さんは、差程、気にされて居ない
 様子だったので…。
 まあ、一応は、リムジンの中では、美作さんもご一緒だったので、気を使いましたけ
 ど…。」
「そうだったんだね?」


私は、事の話しを納得した様に、答えていた。


でも、何か、あの時の桜子の対応に、違和感を感じて居たので…。
私は、“そう言う事か?”と、納得出来て居た。


滋さんは、悲しそうな顔付きに成って居た。


「だって、桜子の話しは、聞いて無かったと思うよ?
 桜子が、あきら君と付き合い出した頃って…。
 話しの内容から言うと、年明けからでしょ?
 その頃は、私、元カレと、もう既に、別れた後だったから…。
 聞いて居たかも…だけど。
 頭に入ってなかったかもね?」
「いつ、別れたの?」
「去年のクリスマス前。」


桜子は、納得した様に、話しし出した。


「だから、滋さん、あの時…。
 先輩と、連絡付かないって怒って居たんですね?
 もし、滋さんに彼氏が居たら、先輩と、連絡が取れない位で、怒ったりしないですよ
 ね?」
「………」


滋さんは、何も応えられない様子だった。


桜子は、続けて話ししていた。


「だから、滋さん、年末のNY行きにも、一早く、提案して居たんですね?
 漸く、合点が行きました。」
「「「………」」」


桜子は、クスクスと笑いながら、滋さんを見た。


「だって、あの時の滋さんの必死さ…。
 凄かったですもん。
 後で、美作さんにも、“滋さん、如何したんでしょうか?”って、言ってたんです。」


そうか、クリスマスに日本に居たくなかったんだね、滋さん…⁉


だから、あのLINEって、訳か…?


何か、全てが、スッキリした感じ…‼



あぁ~、良かった。



…って、訳無いか?


滋さんに早く新しい彼氏が見付かります様に‼

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