露天風呂で【バラバラの果てに】…<ALL CP> 短編②
F3&T3の一行は、夜遅く、旅館に着いた。
あきらが、旅館に予約し、貸し切りにさせた。
『其処の露天風呂の景色は肌で感じられる。
雪が舞う中、露天風呂に入る。』
“そんなイメージの旅館だ‼”と、T2は、あきらを通して、桜子から、聞いて居た。
事前にあきらを通して、桜子から聞いて居たT2は、夢見心地で居た。
旅館に着いて、それぞれCPで、部屋に別れて、部屋に入って居た。
旅館に着いたその日は、各部屋でゆっくりして、次の日に、T3は、大浴場の露天風呂に入る計画で居た。
勿論、各部屋にも、露天風呂は付いて居る。
F3は、各部屋で、パートナーと一緒に、部屋付きの露天風呂に入る事を目論んでいた。
で、その日は、各パートナーで、各部屋の露天風呂を満喫していた。
そして、次の日、お昼頃まで、それぞれ、各部屋でまったりしていたF3&T3の一行は、お昼ご飯時に成り、宴会場で、一緒に6人で食事をする事に成った。
食事後に、T3は、露天風呂に入る話しをしていた。
「先輩、優紀さん…。
此処の露天風呂…。
景色が幻想的なんですって…。
もう直ぐしたら、入りに行きません?」
つくしは、首を傾げて居た。
「えっ??
こんな時間から…⁉」
「何回でも、入れば良いじゃないですか?」
優紀は、桜子の意見に賛同した。
「そうだよね?
明るい時間と、夜が更けてからの時間じゃあ、景色も違って見えるかも…ね⁉」
「そうですよ。
そうしましょ?」
つくしも、賛同した。
「そうだね。」
桜子は、つくしと優紀に、話しして居た。
「お迎えに行きますね‼」
T3は、“楽しみ…‼”とか、言いながら、準備の為、部屋に行こうとしていた。
F3は、取り残された形と成り、慌てて、T3を追い掛けていた。
そして、F3も、露天風呂に入る事にした。
勿論では有るのだが…。
男湯と女湯に別れて、入って行った。
そして、T3は、露天風呂に入って、何やら、じゃれ始めて居た。
第一声、つくしが、燥ぐ様な言葉を発し出した。
「きゃあ、素敵‼」
「先輩、燥ぐと、危ないですよ⁉」
「だって、凄いじゃない‼
NYじゃあ、こんな幻想的な風景を見る事なんて出来ないもん。」
「分かりますけどね。
危険ですから、大人しくして下さいよ‼」
「私は、子供じゃないのよ?」
「はい、はい。」
優紀は、つくしを嗜める様に、つくしと桜子の間に入っていた。
「つくし、どっちが年上…⁉」
「もう、良いでしょ?」
で、T3は、露天風呂を満喫していた。
「それにしても、先輩の素肌って、相変わらず、白くて…、きめ細かくて…、透き通って
いますね。
ほんと、羨ましい‼」
「ほんと、そうだよね。
つくしの素肌って、いつまで経っても変わらないね。」
「良く言いますよ。
優紀さんの素肌も、先輩と大差ない位、綺麗じゃないですか?
お二人共、赤ちゃんの肌みた~い‼」
そんな事を言いながら、桜子は、つくしと優紀の胸元を触っていた。
「ちょっと、桜子、今、何処、触った?」
「きゃ~、桜子さ~ん‼」
つくしと優紀は、同時に、悲鳴を上げた。
「あんたは、滋さんか?」
つくしは、今、此処に居ない、もう一人の親友の専売特許の戦法を、桜子がして来る事に油断していた。
「滋さんが、居ないから、先輩も優紀さんも、油断してたでしょ?」
澄まし顔で言う桜子に、呆れるつくしだった。
桜子は、澄まして、また、とんでもない事を言い出した。
「先輩の胸、大きくなったんじゃないですか?
今ので、確信を持ちました。」
「はぁ~??」
「サイズUPしたでしょ?」
「ちょっと、しら~っと、何を言うのよ?」
桜子は、今度は、優紀にも、白羽の矢を向けた。
「優紀さんの胸って、おわん型だったんですね?」
「ちょっと、桜子さ~ん…?」
つくしと優紀の顔は、デコルテまで、真っ赤かで在る。
桜子は、そんな二人を揶揄っていた。
「先輩も優紀さんも、顔が真っ赤ですよ‼
可愛い~。」
「「もう…‼」」
一方、その頃の男湯は…?
女湯の声は、しっかり、聞こえて来ていた。
「桜子、何を言ってんだ?
司、総二郎、すまん‼」
司と総二郎は、あきらに愚痴を言って居た。
「あきら、三条をちゃんと、教育しとけよ?」
「あきら、桜子にお仕置きしとけよ‼」
あきらは、謝るしかなかった。
「ああ。
悪ぃ…‼」
既に、司と総二郎は、何も言えない状態に成って居た。
所謂、お湯から出る事が出来ない状態だったのだ。
出れる状態に成るまで、自分自身の気を静めるしかなかった。
出れる頃には、司と総二郎は、逆上せる寸前だったのは、言うまでも無い。
司と総二郎は、心の中で、叫んでいた。
“三条(桜子)の野郎っ‼
覚え於とけよ‼”
T3は、聞かれて居るとは、予もや、思わずに居た。
T3は、F3 それぞれから、その後のお仕置きを受けたのは、言うまでも無い。
T3は、その後、“露天風呂では、くれぐれも、じゃれる事は、控えめに…。”と、思った事は、言うまでも無かった。
fin