tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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やっぱり、俺は…<つかつく>  3.




<司side>


俺は、日本時間の夜に、つくしにTELを掛けた。


LINEじゃあ、つくしの声が聞けねぇし…。


声から読み取れるつくしの気持ちの変化にも対応出来るからだった。


「つくし、ダチに会いに行って来い‼」
“えっ、良いの?”
「俺に、“ダメだ‼”って言われると、思ってたんか?」
“うん、覚悟を決めてた。”
「じゃあ、ダメにしようか?」
“えっ、それは、嫌だぁ~。”
「嘘だよ。
 松岡も、総二郎から、了承が出てると思うから、楽しんで来い‼」
“うん、有難う…ね‼”
「しかし、条件が有る。」
“えっ??
 どんな、条件…?”


当り前ぇだろ。
つくしは、俺が条件を出さねぇとでも、思ってたんか?


「第1にSPは付ける。
 男に誘われても、誘いに乗るな‼
 油断をするな‼
 いつも、緊張感を持て‼
 酒を飲むのは、1杯だけにしとけよ‼
 其れと、遅くとも夜は10時には、帰宅しろ‼
 朝は、10時以降なら、何時からでも、行って来て良いから。」
“………”


何で、返答がねぇんだ?


そんな遅くまで、遊びてぇのか?


つくしの野郎、何、考えてんだ?


「何で、答えねぇんだ?」
“だって、それじゃあ、飲みに行けないでしょ?”
「飲みに行く必要ねぇだろ?
 お前は、酒に弱ぇだから。
 誰かに、お持ち帰りされたら、如何するんだ‼
 油断も隙もねぇな?」
“だって…。”
「じゃあ、行くな‼
 俺が、お前の直ぐ傍に居ねぇんだ。
 何か有っても、迎えにも行けねぇだろ?」
“………っう‼


言葉に詰まったつくし…。


俺が言い出したら、聞かねぇ事を知ってるから、反論してまで、行こうとは、つくしは、しねぇだろ。


案の定、諦めたみてぇだった。


“分かった。
 此の条件を呑んだら、行って良いって事?”
「ああ、行って来て良い。」
“じゃあ、そうするね。”
「其れと、帰りは、SPに迎えに行かす。
 家に着いたら、LINEで良いから、連絡寄越せよ‼」
「うん、分かった。」



で、後で、総二郎に聞いたら…。
松岡も、あの条件で、総二郎に了承したらしい。


松岡も、酒に弱ぇと、総二郎から聞いている。


俺と総二郎にとっては、頭の痛ぇ話しだ。


酔っ払って、てめぇの女が、どこぞの訳分からねぇ輩に連れて行かれてでもみろ‼


俺は、生きては行けぇだろ。


だから、口を酸っぱくするし…。
煩くもなる。


まあ、つくしは、俺の立場を理解してる様だし…。


今回は、素直で、反論もしねぇ様だから…。


今回は、SPを付ける事で、何とか、気持ちを落ち着かせている俺だった。



だが、SPには、いつもより、更に、対応を強化する事を伝えたのは、言うまでもねぇ‼


当り前ぇだ。
俺の女なんだから…。



で、いつ会う事に成ったかも、つくしから、日時と場所の連絡が有り(やっぱりの『LINE』での報告だったのだが…。)…。


SPにその日の配置人数を増やす様に、指示した事は、つくしには、内緒の話しだ。



後で、ババアには、其の事がバレて居て、ジト目で見られたのは、言うまでもねぇ‼


けど、心配なんだから、仕方ねぇだろ?



まあ、何事もなく、その日は、終わったらしいが…。


日本時間の22時少し前に…。


『今、自宅に帰って来ました。
 SPさんに迎えに来てもらって、送ってもらいました‼』


SPからだけじゃなく、つくしからの報告を聞く(? 見る)までは、気が気じゃなかったが…。


執務にも、少々、支障を来たした事は言うまでもねぇのだが…。



ババアから、しっかり、嫌味を言われた。


「西田は、大変だ事…。」



もう、こんな思いをする位ぇなら、F3&T3以外のダチと会う約束は…。
此れからは、許可しねぇと、誓った俺だった。



やっぱり、俺は…。
つくしにベタ惚れだよな‼

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