Valentine party【従兄妹物語】…<F4>・<T4&静> 番外編③
【2月10日、T4&静の会話…。】
桜子は、静にも、確認していた。
「静さん…。
花沢さんは、如何ですか?」
「類は、甘い物は、大丈夫系だと思うんだけど…?
態々、確認した事無いんだけど…ね?
私と一緒に、偶に、ケーキ、食べたりしてるから…。」
『T4』揃って、驚愕していた。
「「「「………。
意外かも(です)…?」」」」
返って、静の方が、驚愕していた。
「えっ、如何して?」
皆、一斉に、ハモって居た。
「「「「だって、『F4』なのに…⁉」」」」
静は、首を傾げながら、答えていた。
「類は、『F4』だけど…。
F3とは、また、違う感じかな?
昔から…⁉」
「「「「そう何ですね。」」」」
T4全員が、静の言葉に納得していた。
そして、驚愕していたT3を制止するかの様に、桜子は、次なる話しを進めていた。
「まあ、取り敢えず、甘い物が苦手派が多いので、カカオ80~85%位の『Valentine
chocolate』を作っては、如何かと…?
で、花沢さんには、甘めの『Valentine chocolate』を別に作っては…?
如何でしょうか?」
T3&静は、納得していた。
「まあ、そうだね。」
「はい、そうしましょ。」
「其れで良いんじゃない?」
「了解‼」
其処で、つくしが、どんな『Valentine chocolate』を用意するのか?
桜子に聞いて居た。
「まあ、『Valentine chocolate』を作る事は、良いとして…。
どんな、『Valentine chocolate』を作るの?」
当然の様に、桜子は答えていた。
「作るんだったら、『Valentine chocolate』は、“一番、シンプル…‼が良い。”と、思い
ます。
アーモンド入りとか…。
普通に、定番で良いんじゃないですか?」
T3は、驚愕していた。
「「………。
はぁ~??」」
「………」
静だけは、桜子に賛同して居た。
「F4は、余り、凝らない方が良いと思うの。
シンプルが一番良いわね。」
桜子は、静に賛同してもらって嬉しかった。
「ですよね、静さん‼」
桜子は、ニヤ着き気味だった。
つくしは、そんな桜子が、気に成って居た。
だって、F4は、本来、女性からの手作りの食べ物は、口にはしない。
桜子もその事は、知っていた筈だった。
何故なら、好きな女性でもない女性から貰う食べ物は、『気色悪い』と、考えて居るからだった。
所謂、身の危険を感じるからだった。
何を入れられているのか?
分からない様な食べ物は口にはしない。
否、そもそも、貰う事はしない。
だが、“F4それぞれの彼女から貰う手作り『Valentine chocolate』は、別物だろうけど…。”と、思うつくしでは在った。
実は、まだ、桜子の作戦の話しには続きが有ったのだった。
【F4のLINE…。】
あきらが、桜子の『策士 桜子』振りに、何か違和感を感じたので…。
2月14日に、桜子が集合を掛けて来た、桜子が命名していた『Valentine party』の為に、F3&恭二に、“会う必要が有るだろう。”と、画策していたあきらだった。
なので、あきらが、『F4LINE』のグループLINEにLINEを入れて来た。
『2月14日までに、一度、会わねぇか?』
『如何したよ、あきら⁉』
『桜子の奴…?
何も、企んで無きゃあ、良いんだけどよ?
否、何か、胸騒ぎがすんだよな?』
『何を…?
企んでるというの?』
『ああ…。
桜子が…、何か…を?』
F3全員、驚愕しているのか?
『既読』は、付いて居るが…。
LINEに返信は入って来なかった。
F3、それぞれにも、思う所は、有る様だった。
『取り敢えず、会おうぜ‼』
『ああ。』
『分かった。』
『了解‼』
あきらは、総二郎に、頼んでいた。
『総二郎、恭二さんにも、伝えて於いてくれ‼
勿論、滋には、“内緒だ‼”と伝えて於いてくれよ‼
滋にバレると、やべぇよ‼』
『了解‼』
総二郎も、了承していた。
で、F4&恭二は、2月12日の夜、仕事終わりに、メープルのラウンジのVIPルームに集合した。