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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Wデート??【好きに成ってしまった訳】…<あき桜>・<総優>  続編①




あきら・総二郎は、現在は、大学4年だが、此の3月に卒業予定だ。


だからって、訳でも無いだろうが…。


あきらは、美作家の家業である美作商事の仕事の密度が高く成って居た。


あきらの父親で有るたかしは、あきらの恋人である桜子があきらの傍に居る事で、仕事に精を出す様、あきらに促していた。


あきらの遣る気を促す為だった。


だから、今年の新年早々から、あきらは、社長である父親のたかしに就いて廻り、企業への挨拶回りに付き合う事に成って居た。


毎年、正月と言えば、NYでの、道明寺HDの主催パーティーで在る新年パーティーに美作商事代表として出席していたあきらだった。


だから、今年は、桜子をパートナーにして、道明寺HDの新年パーティーに出席する予定で居た。


そのつもりだったのだが…。
正月の間、あきらは、桜子と一緒に居る事が儘ならずに居た。


その事を申し訳なく思って居たあきらだった。



一方、総二郎も、大学を3月に卒業する事から、『次期家元』としての役割を務める様、総二郎の父親で有る家元から、言われていた。


結局、今年の新年は、初釜の準備から、『次期家元』としての役割を務める事と成った。


今までは、大学生の間、親から、煩く言われて居なかった事で、油断していた総二郎だった。


その為、予定していた、道明寺HDの新年パーティーの出席も辞退する事に成ってしまった。


総二郎は、優紀と一緒に出席出来ない事にがっかりしたのは、言うまでも無かった。


ところが、総二郎と優紀は、まだ、正式な婚約発表に至って居ないので、優紀の初釜の出席の必要性は無い筈だったのだが…。
家元夫人から、優紀にも、初釜の出席を促されていた。


何故なら、総二郎の遣る気を促す為だった。


だが、総二郎の傍に優紀が、ずーっと一緒に居る事が出来る訳では無かった。


総二郎と優紀は、別行動と成った。


此れもまた、家元と家元夫人の作戦の一つだった。


実は、家元夫人の傍に優紀を居させ、出席者の方への挨拶回り、出席者の方への誘導を、家元夫人と共に、熟していた優紀だった。


本来、家元夫人と共に、行動する事の意味を知っている出席者は、優紀の存在を噂していた。


だが、優紀が何者で有るかを、誰もが知らないで居たのは、当然だった。


今年の初釜には、総二郎が出席する事を知って、女性の出席者は、総二郎の嫁候補に躍り出る為…。
また、娘や孫娘を、家元や家元夫人に紹介する為、淑女の親や祖父母達は、娘や孫娘を同行させていたのにも拘わらず、紹介する事も出来ず、それぞれ、出席者は、邸を後にしていた。


此れが、家元と家元夫人の作戦だったのだ。


総二郎は、この事の意味を解釈して居たが…。
優紀は、唯のお手伝いのつもりで居た。


優紀は、西門家の家紋の入った桜色の色無地の着物を着付けて居るのに…だ。


なので、総二郎は、敢えて、優紀には、伝えなかったし、家元と家元夫人にも、伝える事の無い様に催促していた。


そして、初釜後の正月の間は、西門家の主要の要人への挨拶回りに、家元と家元夫人と共に、総二郎と優紀は、一緒に同行をしていた。



また、現在、優紀は、大学3年、桜子は、大学2年。


この4月からは、優紀は、大学4年、桜子は、大学3年に進級する。


この事に寄り、優紀にしても、桜子にしても、それぞれのパートナー(総二郎とあきら)の仕事への役割が、パートナー(優紀と桜子)として、重要視される事に成って居た。



優紀は、家元夫人と共に行動する事で、徐々に、西門流に関わる様に成って居た。


一方、桜子の美作家の関わりは、美作商事の代表として出席するあきらのパートナーとして、出席する役割が重要視されていた。


その事に気付かない優紀と、気付いて居る桜子では、致し方ない事なのだが…負担度が違っていた。


優紀は、楽しくお茶に触れていた。
また、西門流に拘わる事も、自然な形で、何もかもが新鮮な様子で楽しく関わって居た優紀だった。


一方、桜子の本来のお正月の予定は、NYの道明寺HD主催パーティーにあきらのパートナーとして、出席予定だった。


桜子は、美作商事に関わる事が出来ず、新年は、一人で過ごす羽目に成って居た。



何故なら、つくしは、楓より、NYで勉強を兼ねて司と一緒に渡米する様、促されていた。


司をNYの道明寺HD主催パーティーに出席させる為だった。


また、つくしを司のパートナーとして、道明寺HD主催パーティーに出席させる為でもあった。


その後も、つくしは、大学4年進級する4月初旬頃まで、NYに司と共に滞在する事に成って居た。


そして、つくしは、楓の特別秘書として、仕事をする事にも成って居た。



その為、桜子は、NYに出席する事も、儘ならず、一人、新年を過ごすしかなかったのだった。

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