Whiteday【やっぱり、俺は】…<つかつく> 番外編①
<此の『Whiteday【やっぱり、俺は】…<つかつく>』は、『Valentineday【やっぱり、
私は】…<つかつく>』の『answer story』と、成って居ます。
合わせてご覧下されれば幸いです。
また、『Whiteday anniversary 第2弾』と、成ります。
宜しくお願いします。>
<つくしside>
私は、司にお願いするつもりで居た。
私が、『Valentineday』の時に、『present』した物は、椿お姉様が、私の画像を撮り溜めて下さっていた写真を使った『私のアルバム』と『CDrom』だった。
なので、“私も、司との記念の画像が欲しい‼”と、お願いするつもりで居た。
高校生の頃に、一度、2ショット写真を撮った事が有った。
司が、NYに渡米する決意を固めて、渡米前に私に会いに来てくれた時…。
一枚だけ残っていた、『写ルン〇す』の使い捨てカメラ‼
司は、嫌がらずに取ってくれたのに…。
現像されて来た写真は…。
頭、上半分しか映って居なかった。
その時は…。
私が、高校生だった頃は、“此れが、道明寺と私の運命だよね…。”って、笑った。
でも、今なら、携帯に保存して於けば、何時でも、見れる‼
じゃあ、“2ショット画像を撮りたい‼”と、思っても、良いよね⁉
出来たら、司だけの1ショット画像も欲しいけど…⁉
それは、欲がましいかな?
で、『Whiteday』前に、意を決して、司に話ししてみた。
「あのね、司…?
欲しい物が有るの?」
司は、『私のお強請り』に、嬉しそうに、ジャケットを脱いで、私に渡し乍ら…言って来た。
「お前から、お強請りか…?
珍しいな?
で、何が欲しいんだ⁉」
私は、苦笑いに成って居たのかも…知れない。
司は、怪訝な顔付きに成っていた。
「実はね…。
司との2ショット画像が欲しいんだ‼
何時も、司を傍に感じられるでしょ?」
司は、青筋こそ出て無かったが…。
“嫌なんだろうな⁉”って事は、顔を見てれば、直ぐに分かった。
司は、元々、写真を撮られる事は、苦手だもんね…。
司が、思い出した様に言って来た。
「確か、NY渡米前の高校の頃に、撮った事が有ったよな?」
やっぱり、覚えてたんだなぁ~‼
「うん…。
でも、出来上がって来た写真は、頭、上半分だけで…。
2ショット写真とは、言えなかったんだよね。
“だから、今度こそ…。”って、思ってんだよね。」
司は、やはりの溜息しか出ない様子だった。
「はぁ~⤵。
仕方ねぇな‼
分~ったよ‼」
私は、満面な笑みが出て居たんだと思う。
司も、満面な笑みに成っていた。
「有り難う‼」
私は、そう言いながらも、気付いたら、司の首に腕を回して、司に抱き着いて居た。
で、そのままの体制で、私は、続けて、言葉を紡いだ。
「でね、『Whiteday』の『present』で、良いからね。」
司は、最大なる声で、反論して来た。
「はぁ~??」
「司、煩いよ~‼」
私は、司の首から腕を外して、耳を塞いだ。
司の額の青筋がくっきり出て来た。
「此れが、黙って居られるか?」
「でも、私が『present』したのは、『Birthday present』は、『司の顔型cookie』だっ
たでしょ。
それに、『Valentineday』の時は、『私のアルバム』と『CDrom』だったでしょ。
それに、其のアルバムの写真は、椿お姉様が、私の画像を撮り溜めて下さっていた写真
でしょ‼
私自身は、お金が、ほぼ掛かってないの。
だから…?
“司もお金を掛けないで欲しいな?”って思って…。
それに、『Valentineday』の時、司からは、バラの花束を貰ったし…。
それで、十分だよ‼」
「………」
司は、それ以降、何も言わなかった。
う~ん、言わなかったんじゃないよね?
多分、言わない様にして居たのかも…知れない。