Whiteday party【従兄妹物語】…<つかつく> 番外編⑤
<⑤は、<つかつく>とは、成って居ますが…。
<司side>に成って居ます。
ご了承下さいませ。>
<司side>
俺は、『Whiteday』当日の3月14日は、西田にスケジュール調整する様に、伝えた。
その事を聞いたで在ろうババアから、嫌味を言われたが…。
「貴方、如何言うおつもりなの…?
3月14日は、『Whiteday』よね⁉
つくしさんは、何方の令嬢で、何方の姪っ子さんか、分かっての行動でしょうね?」
“うるせぇ~‼”とは、思ったが…。
俺にとっては、3月14日の楽しみが有るので、そんなババアの物言いも、苦でも何でもなかった。
其れに、同時進行で、例の『媚薬』を手に入れる手配を始めていた。
と言うのも、有るんだろうけど…よ。
また、同じく同時進行で、東京メープルの支配人に、打ち合わせと称して、時間を作る様に連絡を入れた。
普段、そんな事を言わねぇ俺が、連絡を入れて来たもんだから…。
不審に思ったので有ろう。
如何も、西田に連絡を入れていた様子だった。
西田から、嫌味な様に言われていた俺だった。
「何用にて、支配人にご連絡為さいましたか?」
俺は、手間が省けて丁度良いと、ばかりに、西田に言って遣った。
「ちょっとな…。
3月14日の件でな…。
野暮な事は聞くなよ‼」
西田は、右の片眉だけを上げて、怪訝な態度を俺に示してきた。
「お伺いは致しませんが…?
後々、不手際では済まされません事をご承知下さいませ。」
「………」
俺は、答えずに居た。
俺が、答えずに居たら、西田は、其れ以上に、上乗せして、言って来やがった。
「司様のパートナーでいらっしゃいますつくし様は、牧野財閥のご令嬢で在る事を、いつ
も、ご認識下さいませ。
それに、会長のご親友の家元は、つくし様の伯父に当たられます事も、合わせてご認識
下さいませ。
付け加えて言う成れば、社長のご親友の家元夫人は、つくし様のお母様のお姉様に当た
られます事も合わせて、ご承知下さいませ。
所謂、つくし様にとって、家元夫人は、実の伯母に当たられます。
ご承知下さっているかとは、存じますが…?」
“ああ~、もう、良い‼”って、言うだ。
うるせぇな~。
“不手際が無ければ良いって事だよな…⁉”と、俺は、勝手に解釈して、心の中で、西田に悪態を付いて居た。
そして、西田と支配人との間で、俺と支配人の打ち合わせ(?)の日が、スケジュールに組み込まれた。
そして、支配人と打ち合わせ(?)の日に成った。
俺は、東京メープルの支配人室で、支配人と打ち合わせ(?)をしていた。
「支配人に至急、手配してもらいてぇ用件が有んだ。」
「どの様な、ご用件でしょうか?」
此の俺に対して、眉一つ、動かさねぇ支配人に、俺は、称賛の意を示したく成った程だった。
「3月14日だけ、ラウンジをVIPルームだけではなく、全てのフロアを貸し切りで空けて
欲しんだ。
それに、バーテンダー等、スタッフも帰してもらって良い。
あきらが、カクテルを作れるから、作らせる。」
支配人は、一瞬、右眉を上げながら、俺を見た。
そして、支配人は、断りを入れて来た。
「3月14日に関しましては、難しいかと存じます。
幾分にも、既に、ご予約もお受け致して折る様でございますし…。」
支配人は、一旦、言葉を止めて、考えて居るみてぇだった。
「それで御座いますならば、ラウンジの隣に御座います応接室は如何で御座いますでしょ
うか?
そちらで御座いますならば、バーカウンターも御座いますし…。
ちょっとした、パーティーも可能でございます。
余程のVIP様で無ければ、お貸しして居りません。」
俺は、忘れていただけに、支配人の言葉に感謝していた。
「そうか、その手が有ったか?
了承した。
3月14日の手配を頼む。
其れと、フレンチレストランから料理を見繕って、応接室のテーブルセッティングをさ
せてくれ‼
頼んだぞ、支配人‼
詳しい時間等の詳細は、近く成って来たら、また、連絡を入れる。」
支配人は、綺麗なお辞儀をしながら、司に返事していた。
「賜わりました。」
そして、俺は…。
“此れで、何もかも、準備は、整った事に成る。
後は、T3&静に、それぞれ彼氏で在るF4が連絡して、日にちをキープさせて於くだけ
だ‼”と、考えて居た。
その日が来る事が楽しみで成らない俺だったのは、言うまでもねぇ。
“お前等、覚えて於けよ‼
『Valentineday』の日の落とし前は、しっかり取ってもらう。
借りたモノは、きちんと返すのが、俺の流儀、何だよ‼
申し訳ねぇな、つくし‼
此の借りは、デケぇぜ‼
楽しみだな、つくし‼”
と、悪態を付く俺だった。
危うしつくし‼
危うしT3&静‼
否、桜子は…?
大丈夫かな⁉
まあ、静も大丈夫かな?
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