やっぱり、私は…<つかつく> 続編①
<『やっぱり、私は…<つかつく>』の『spin off』をお送りします。
良かったら、覗いて遣って下さいまし…。 ←タマさん、登場‼>
<つくしside>
4月から、英徳大学3年に進級する事に成って居る私…。
英徳大学では、4月8日から新学年(前期)が始まる。
4月に入って直ぐ、お義母様から、話しが切り出された。
「つくしさん、帰国日だけど…?
如何なさる?」
私は、悩んだ。
出来たら、ギリギリに日本に帰国するのではなく…。
大学への準備期間と言う時間が欲しかった。
だけど…⁉
司からは、言われていた。
「大学が、始まるギリギリまで、こっち(NY)に居ろ‼」って…。
でも、其れじゃあ、準備期間が無いまま、大学が始まる事に成る。
如何したら良いのだろうか?
折角なので、お義母様に、相談する事にした。
「司さんからは、“ギリギリまで、NYに居ろ‼”って、言われているんですが…?
其れでは、準備期間が無いままって事に成るので、如何しようかと、思って居たんで
す。」
「まあ、司なら、そう言うでしょうね。」
「………」
私は、お義母様から、あっさり、返答されてしまって、何も言えなかった。
そしたら、お義母様より、提案が為された。
「そうねぇ。
司は、つくしさんが、日本に帰国してしまった後は、勢いがなく成るでしょうね?
下手したら、執務にも支障を来たすかも知れないわね?」
「………」
私は、“其れは、脅しですか?”と、聞きたかったが、止めて於いた。
「如何かしら?
司が、言う様に、ギリギリでも良いんじゃないかしら…?」
「へっ??」
私は、声が上擦ってしまった。
「あら、どうせ、直ぐには、講義も始まらないでしょ?
最初の内は、いつものガイダンスが主体じゃ無くて?」
「………」
まあ、そう何だけど…な。
桜子から、ガイダンス情報が、まだ、連絡してもらって無いから、分からないんだけど…?
「そう為さい。
後、一週間は、こっち(NY)に居る事は出来るでしょ?
その間に、司を宥め透かして於いて頂戴‼」
「………」
私は、心の中で、溜息を付いて居た。
“はぁ~⤵。”
私の溜息が、お義母様にも聞こえていた様で…。
「あら、司が、執務に影響しない様にするのも、貴女の仕事よ。
貴女の事は、もう、『司の彼女』だと、公表したんですから…。
司の執務怠慢は、つくしさんにも、今後は、跳ね返ってくるのよ‼
肝に銘じて於きなさい‼」
「承知しました。」
私は、お義母様の言葉を聞いて、了承するしかなかった。
そして、私は、NY時間=4月6日 20:00 JFK空港 離陸(日本時間=4月7日 23:10 成田国際空港 着)の便で、日本に帰国する事が、決まった。
司には、話ししないといけない。
如何出て来るか?
私でも、分からなかった。
「司、日本への帰国の日が決まったんだ‼
4月6日 20:00 JFK空港を離陸の便…。」
「………」
司は、何も言わなかった。
ううん、言えなかったのかも知れない。
司は、そのまま、シャワールームに消えた。
で、その間に、『T4LINE』に日本への帰国日を連絡した。
『日本への帰国日が決まりました。
4月7日 23:10成田空港 着の便です。』
『了解‼』(T2)
『了解しました‼』(桜子)
『先輩、ガイダンス情報、後で、送りますね?』
『了解‼
宜しくお願いします。』
『でも、あの司が、良くもまあ、つくしの帰国を、すん成り、了承したよね?』
『う~ん。
まだ、了承してもらって無いの…。
その事には、触れても来ないの。』
『道明寺さん、先輩を帰したくないんじゃないですか?』
『かもね。
でも、お義母様が、了承して下さった事だから…。
了承してもらわないと困るのよね。』
『大変だね、つくし‼』
『何言ってんですか?
優紀さんも、相当ですよね?』
『えっと~⁉』
『何か、有ったんだ‼』
『まあ、そういう事です。』
日本に帰国したら、優紀に聞かせてもらわなきゃ‼
シャワールームの扉が開く音が聞こえて来た。
ヤバい、司が出て来る‼
『あっ、ごめん‼
司が、出て来たから…。
また、連絡するね。』
で、私は、『T4LINE』を切った。
で、シャワールームから、出て来た司は、いつまでも、不機嫌極まり無かった。