もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>39.
【花沢つくし 編 39.】
まだ、俺は静とは話しして居たい・話し足りない、こんな気持ちは久し振りだな。
静を引き留めるべき…、如何したら良い?
そんな俺の気持ちを察してくれたのか、静は俺に爆弾発言を投げて来た。
「私、先月、離婚したの?」
「………」
「驚いた?
びっくりしたでしょ。」
「………」
類は驚いたのか、無言だった。
「類、何か言ってよ。
身が持たないよぅ~。」
「俺も身が持たない。
じゃあ、もう、離れなくても良いって事だよね?」
「えっ??」
「静、俺と一緒に住まない?」
俺は此処で、パリで、静に再会出来たことの軌跡に感謝している。
しかも、再会する1ケ月前に、静が離婚していた何て…。
つくしに言わせれば、『有り得ないつっーの‼』で有る。
まだ、俺と静の関係は誰にも言えないけど、何時か、皆に祝福して貰いたい。
特に、血の繋がった経った一人の俺の妹 つくしには。
「類、何、感傷に浸っていたの?」
「俺と静の関係をまだ皆に言えなくて、ごめんな。」
「何だそんな事。
何時かは皆に認めて貰えるわよ。
その時まで、二人で頑張りましょう‼
私は類と一緒に居る事が出来て幸せよ。」
「………」
静は凄い女だよ。
俺の不安を見事に取り除いてくれる。
俺は何にも言えなかった。
あの日から、静と同棲して、2年が経った。
本当に、静には支えて貰ってるのに、こんな立場のままにして、申し訳ないと、思っている。
あともう少し、その時まで待ってて。
絶対、幸せにするから…。