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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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義姉妹の会話~つくし&桜子~【あきら&つくし兄妹】…<あき桜>  番外編




【『つくし&T3【あきら&つくし兄妹】…<T4>  番外編』のエピローグ 
 <つくし&桜子の会話>】


つくしは、司の姉で在り、自身の義姉妹と成った 椿を呼び止めて、自身が気に成る話しを椿から聞く前に、桜子に声を掛けたのだ。


「先に、椿お姉様と、少し、お話しをしてから、桜子共、話しがしたいから、部屋で待って
 て…。
 お兄ちゃまも、司と一緒に、お父様とパパ達に就いて行ったから…。
 お兄ちゃまと桜子の部屋で話ししても大丈夫でしょ!」と…。


だからだったのだ。
当然かの様に、桜子は、つくしに即答するのだった。


「はい、分かりました。
 部屋で待って居ますね。」と…。


だからだったのだ。
司の姉で在り、自身の義姉妹と成った 椿との話しを終えた後のつくしは、桜子の部屋に向かうのだった。



実は、つくしは、挙式前の自身の新婦控室にて、自身の兄で在る あきら と 桜子との気に成る話しの内容を、或る程度、桜子から聞いて知って居たのだ。


其の時の桜子からの話しの内容とは…。
挙式の時間が押し迫って居た事から、T3が席を立ち、つくしの新婦控室を出ようとして居た所に、つくしが桜子を引き留めた事で、桜子から話しを聞き、或る程度の話しの内容を理解したつくし…だったのだ。



勿論、“滋さんと優紀さんには、此の話しの内容を聞かせたくない。”と、いう桜子の思いから、此の時の桜子は、滋と優紀を、先に、チャペルに向かわせたのだ。


「滋さん、優紀さん…。
 申し訳無いんですが、先に、チャペルに向かっててもらえますか?
 先輩との話しが済めば、私も、向かいますので…。」と…。


なので、滋と優紀が了承した事で、滋と優紀の二人は、先に、チャペルに向かったのだ。


だからだったのだ。
其の後の桜子は、心置き無く、つくしに、話しして居たという訳…だったのだ。



其の話しの内容は、桜子の仲間思いが織り成す技…だったのだ。


何故なら…。
実は、司 と あきらの相談の結果…。
二人の配慮に寄り、態と、【新郎側友人席】とか、【新婦側友人席】とかを設けずに、F2&T2だけの席を設けて置いたのだ。


勿論、あきらは、新婦側(美作家の親族席)に座る為、友人席には、あきらの席自体、設けて居なかったのだ。


だからだったのだ。
あきらは、当然、自身の婚約者で在る 桜子も、自身と一緒に、美作家の親族席に座ると思って居たので、友人席には、桜子の席自体、設けて居なかったのだ。



云う成れば…。
其処が、あきらと桜子の【ボタンの掛け違い】…だったのだ。


何故なら…。
桜子は、桜子で考えて居たのだ。


“優紀さんの婚約者は、西門さん…。
 だとしたら、今の西門さんが優紀さんを離す訳が無い。
 と言う事は、間違い無く、滋さんは、一人ぼっちに成るわ。
 勿論、花沢さんも、滋さん同様、一人に成るとは思うけど…。
 何方かと云えば…。
 花沢さんは、一人に成る方が性に合って居る筈…。
 でも、あの滋さんが、一人ぼっちに成る事を許す訳が無い。
 きっと、滋さんは、西門さんと話しして居る優紀さんを奪おうと、西門さんと優紀さんと
 の間に割って入る形で、西門さんと優紀さんの二人の邪魔をする筈…。
 そう成れば…。
 西門さんと滋さんが揉める事に成る。
 だとしたら、お目出度い席で、飛んでも無い事に成る。
 だったら、私が、友人席に座れば良いだけの話し…。”と…。



だからだったのだ。
つくしが、司と一緒に、披露宴会場に入場して入って来て、高砂席(新郎新婦が座るメインテーブルの席)に着いた時に、つくし自身、吃驚し無い為にも、“先輩には、事前に、伝えて置いた方が良いだろう。”と、言う思いも有り、此の時の桜子は、挙式前に、つくしに、軽く、話しして置いたのだ。


何故なら…。
此の時のつくしは、実は、“桜子は、新婦側(美作家の親族席)に座る。”と、自身の兄で在る あきらからも、そう聞いて居たので、其のつもりで居たのだ。


だからこそ…。
此の時点に於いての桜子は、“話しして置くべきだろう。”と、考えたのだ。


「私は、新婦側(美作家の親族席)に座わらずに、友人席に座りますね。
 滋さんを一人ぼっちにしたら、後で、何を言われるか?
 分からないでしょ!」と、笑い乍ら…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、将来の自身の義姉妹と成る 桜子に言えた言葉だったのだ。


「分かった。
 詳しくは、式が終了してから訊くわね。」と…。


なので、此の時のつくしは、両家でのディナー後、司の姉で在り、自身の義姉妹と成った 椿との話しを終えた後のつくしは、桜子の部屋に向かって居たという訳…だったのだ。



そして、桜子の部屋に向かって居る道中も、桜子の部屋に入った時も、つくしは、思って居たのだ。


“桜子の話しを、じっくり、聞いて上げ様!”と…。



だからだったのだ。
此の時のつくしは、桜子に訊き始めるのだった。


「もしかしたら、お兄ちゃまとは、【ボタンの掛け違い】…だったんじゃ無いの?」と…。


其処で、桜子も、つくしからの言い分を、素直に、受け止めるのだった。


「そうですね。
 きっと、お互いの気持ちが言えずに居たんだと思います。
 勿論、あきらさんからだけでは無く、夢子さんからも、話しが有ったんです。
 “桜子ちゃんは、あきら君の婚約者…何だから…。
  遠慮せずに、新婦側(美作家の親族)席に座わってね。”って…。
 でも、如何考えても、“其れは無理だろう。”って、考えてしまったんです。
 だって…。
 “優紀さんの婚約者は、西門さん…。
  だとしたら、今の西門さんが優紀さんを離す訳が無い。
  と言う事は、間違い無く、滋さんは、一人ぼっちに成る。”って…。
 勿論、花沢さんも、滋さん同様、一人に成るとは思うんですけど…。
 何方かと云えば…。
 花沢さんは、一人に成る方が性に合って居る筈…。
 でも、あの滋さんが、一人ぼっちに成る事を許す訳が無いですよね?
 きっと、西門さんと話しして居る優紀さんを奪おうと、西門さんと優紀さんの間を割って
 入ろうとする筈です。
 そう成れば…。
 西門さんと滋さんが揉める事に成ると思うんです。
 だとしたら、お目出度い席で、飛んでも無い事に成るんですよね。
 “だったら、私が、友人席に座れば良いだけの筈…。”と、考えたんです。」と…。


其処で、桜子の話しを聞いて居たつくしは、一つの疑問に辿り付いたのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、桜子に訊き始めるのだった。


「でも、そんな桜子の仲間への想いを、桜子は、お兄ちゃまに話ししたの⁉」と…。


だからだったのだ。
桜子は、申し訳無さそうに、つくしに伝えるのだった。


「いいえ、言えずに居ました。
 そんな話しをあきらさんにしても、きっと、“総二郎(西門さん)に言って置いて遣
 る。”とか、言って、話しを受け流されたと思うんです。
 でも、其れじゃあ、きっと、西門さんからの大ブーイングが出たと思うんです。
 西門さんの目的は、道明寺さんと先輩の結婚式の後、執り行われる予定の西門さんと優紀
 さんの結婚式の参考にするおつもりだと思うんです。
 そんな風な話しを、優紀さんからも聞いた事が有ったので…。
 “総二郎さん(西門さん)が参考にするとか言ってました。”って…。
 だから…ですよ。
 “滋さんを一人ぼっちにする訳にはいかない。”と、思っただけ…だったんですが…。」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、当事者が自身の兄で在る事から、あきらからの桜子への想いが分かる様な気がしたので、桜子に話しし始めるのだった。


「きっと…何だけど…ね。
 お兄ちゃまは、桜子に傍に居て欲しかったんだと思うのよね。
 西門さんがそう思った様に…。
 きっと、お兄ちゃまも、桜子との結婚式に思いを馳せて居たんだと思うよ。
 其れに、お兄ちゃまと桜子の二人だけで、“楽しみたい(てぇ)!”と、言う気持ちも有っ
 たかもだけど…。
 其れが、桜子から拒否られた。
 “俺よりも、仲間の方が大事なのか?”と、滋さんに焼きもちを焼いたのかも…。
 だとしたら、お兄ちゃまには、ちゃんと、話しした方が良いと思うよ。
 ママには、私の方から伝えて置くから…さ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、つくしに伝えるのだった。


「そうですね。
 あきらさんには、ちゃんと、話しして視ます。」と…。


なので、そんな桜子からの返答の言葉を聞いたつくしは、ホッとした様に、桜子に言って除けるのだった。


「そうだよ。
 拗らせると後が大変に成るから…さ。」と…。


だからだったのだろう。
桜子も、素直な気持ちに成り、つくしに、「はい。」と、返答したのだった。



そして、丁度、そんな時に、自身の兄で在る あきらから、つくしの携帯にTELが入って来たのだ。
勿論のビデオ通話にて…。


「つくし…。
 今、お前、何処に居る?」と…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“何か、有ったのだろうか?”と、思い乍らも、自身の兄で在る あきらに返答するのだった。


「今…?
 お兄ちゃまと桜子の部屋だけど…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のあきらは、既に、酔っ払ってしまって居る司を、つくしとのビデオ通話に映し乍ら、言って除けるのだった。


「此の通り、司は、酔っ払ってる。
 お前等の部屋に連れて行くから…。
 つくしは、お前等の部屋に戻っとけ‼
 司の面倒を看て遣れ‼
 良いな、つくし…。」と…。


だからだったのだ。
既に、ベロベロに酔っ払って居る司を観て、“此れは、ヤバいでしょ‼”と、思い乍らも、此の時のつくしは、自身の兄で在る あきらに即答するのだった。


「うん、分かった。
 お兄ちゃま、部屋迄、宜しくお願いね。」と…。


だからだったのだ。
此の時のあきらは、自身の妹で在る つくしを揶揄う様な言葉を言って除けるのだった。


「残念だったな、つくし…。
 初夜なのに…よ。」と…。


だが、此の時のつくしは、既に、真っ赤な顔色に成り、自身の兄で在る あきらに言い返すのだった。


「お兄ちゃまは、煩い‼」と…。


そして、其の後のつくしは、あきらと桜子の部屋を出て、慌てるかの様に、自身達の部屋に戻ったのだ。


だからだったのだ。
其の後のつくしは、夜中中、司の世話に明け暮れて居たのだ。



そして、翌日の朝のつくしは、眠たい目を擦り乍らも、桜子との約束通り、自身の母親で在る 夢子に、桜子の本意を伝えるのだった。


だからだったのかも知れない。
あきらとつくし兄妹の母親で在る 夢子は、“そんな事だろう。”と、大方、予想して居た事から、自身の娘で在る つくしに言って除けるのだった。


「“そんな事だろう。”と、思って居たから、気にし無くても良いわよ。
 桜子ちゃんには、ママからも、話しして置くわ。
 だから…つくしは、気にし無いで良いわよ。」と…。


なので、此の時のつくしも、気にし無い事にしたのだ。
自身の母親で在る 夢子に、「うん、分かった。」と、言い乍ら…。




fin

つくし&T3【あきら&つくし兄妹】…<T4>  番外編




<此の二次小説『つくし&T3【あきら&つくし兄妹】…<T4>  番外編』は、【『F3の
 其の後の行動【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編』のエピローグ <つく
 しの新婦控室にて>】と致して折りますが…。
 実は、『義兄弟【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』 と 『兄妹の会話
 【あきら&つくし兄妹】…<つかつく>  番外編』 と 『義姉妹~ジンクス~【あき
 ら&つくし兄妹】…<T4>  番外編』(それぞれ、一部)も含めたエピローグと成って
 折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『F3の其の後の行動【あきら&つくし兄妹】…<ALL CP>  番外編』のエピロー
 グ <つくしの新婦控室にて>】


其の後、類と総二郎は、東京メープル内に在る カフェに…。
そして、T3は、つくしの新婦控室に、それぞれ、別れて向かったのだ。



そして、つくしの新婦控室の前に着いたT3は、将来のつくしの義姉妹と成る 桜子が、T3の代表かの様に、ドアをノックしたのだ。


だからだったのだ。
其のドアの音に気が付いたつくしは、「どうぞ…。」と、ドアの外側に向かって声を掛けたのだ。



実は、T3がつくしの新婦控室の前に着いたのは、司の姉で在る 椿 と 椿の夫がつくしの新婦控室を出て、直ぐの事…だったのだ。


だからだったのだろう。
つくしは、思って居たのだった。


“今日は、息吐く(つく)暇も無いみたいだわ。”と…。



そして、自身の新婦控室の中に入って来たT3を観たつくしは、不思議そうな顔付きに成り乍らも、T3に訊き始めるのだった。


「あれ、T3だけ…⁉」と…。


実は、此の時点に於いてのつくしは、自身の兄で在る あきらから、桜子と約束して居ないという話しを、既に、聞いて知って居たので、自身の兄で在る あきらがT3と一緒に来ないと言う事は、知っては居たのだが…。
まさか、類と総二郎迄、此処(つくしの新婦控室)に、T3と一緒に来ないとは思っても視なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、不思議そうな顔付きに成って居たという訳…だったのだ。



だからだったのだろう。
優紀が、T3の代表かの様に、つくしに話しし始めるのだった。


「実は、花沢さんと総二郎さんは、美作さんからLINEメッセージを貰ったそうで、私達 
 T3と一緒に、此処(つくしの新婦控室)に来る事を、直前に止めたの。」と…。


其処で、此の時のつくしは、此処(つくしの新婦控室)に来る前の桜子同様に…。
自身の兄で在る あきらから、類と総二郎のそれぞれに入って来たというLINEメッセージの内容が、どんな内容だったのか?
気に成ったと言う事も有り、つくしは、優紀に訊くのだった。


「優紀…聞きたいんだけど…ね。
 西門さんのLINEに入って来たというお兄ちゃまからのLINEメッセージって、如何言うメ
 ッセージだったの?」と…。


だからだったのかも知れない。
つくしは、優紀に訊いたつもりだったのだが…。
優紀に代わって、桜子が話しし始めるのだった。


「其の事について、私から西門さんに訊きましたの。
 ですから、私からお話ししますわね。」と、言い乍ら…。


そして、此の時の桜子は、総二郎から聞いたあきらからのLINEメッセージの内容を、つくしに伝えるのだった。


だからだったのかも知れない。
桜子から、自身の兄で在る あきらからのそんなLINEメッセージの内容を聞いたつくしは、驚愕するのだった。


何故なら…。
事の発端は、自身の夫と成った 司が原因だったのだから…。


だからだったのかも知れない。
つくし自身、言葉を失う程…だったのだ。



そして、其の後のT4は、和気藹々(わきあいあい)と、T4の会話を続けて居たのだが…。
既に、挙式時間が押し迫って来た事も有り、T3の中でも、今回は、滋が代表かの様に、「そろそろ、行くね。」と、つくしに声を掛け乍ら、席を立とうとして居たのだ。



其処で、此の時のつくしは、自身の兄で在る あきらの様子が気に成って居た事も有り、将来の自身の義姉妹と成る 桜子を呼び止めて、桜子に訊くのだった。
勿論、此の時のつくしは、お目出度い席と言う事も有るので、此の場では、桜子に詳しく訊くつもりは無かったのだが…。


「ねぇ~、桜子…。
 お兄ちゃまの様子が、何か、何時もと違って、変だったんだけど…。
 お兄ちゃまと、何か、有った⁉」と…。



本来なら、例え、気に成って仕方無かったとしても、男女の事故(ことゆえ)、お目出度い席で在る成らば、そんな話しは、訊かないに越した事は無いのだ。


だが、実は、此の時点に於いてのつくしは、モヤモヤした自身の今のそんな気持ちのままで、挙式・披露宴に臨めそうに無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、“せめて、触りだけでも…。”と、言う思いが勝ってしまったのかも知れない。


なので、お目出度い席と言う事が分かって居ても、此の時のつくしは、将来の自身の義姉妹と成る 桜子に訊いてしまったのだ。



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、先に、滋と優紀を挙式会場に行かせて、其の場に、自分一人だけ残って、其の理由をつくしに話しして居たのだ。


何故なら…。
披露宴の際に、つくしが高砂席(新郎新婦が座るメインテーブルの席)に着いた時…。
“先輩が不思議がらなくても良い様に…。”と、言う思いが、桜子自身に有ったから…だったのだ。



其処で、此の時のつくしが分かった事は、【ボタンの掛け違いが原因…だった。】と、言う事…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、思って居たのだ。


“そんな事位で、良かった。”と…。


実は、お目出度い席では在るのだが、此の時のつくしの頭の中では過って居た事も、また、事実だったのだ。


“もし、お兄ちゃま と 桜子が別れる様な事に成ってしまったら、如何し様…。”と…。



だが、あきらと桜子の喧嘩の原因は、それぞれ、お互いの想いのボタンの掛け違いが原因…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、“そんな事位で、良かった。”と、思ったという訳…だったのだ。


何故なら…。
“其れ位なら、修復出来る。”と、此の時のつくしが思ったから…だったのだ。



だからだったのだろう。
此の時のつくしは、将来の自身の義姉妹と成る 桜子に言って除けるのだった。


「分かった。
 詳しくは、式が終了してから訊くわね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、将来の自身の義姉妹と成る つくしに返答するのだった。


「はい、分かりました。
 でも、あきらさんの居ない所でお願いしたいんですが…。」と、要望し乍らも…。


だからだったのだ。
此の時のつくしも、将来の自身の義姉妹と成る 桜子からのそんな要望を聞いた事で、桜子に頷き乍らも、即答するのだった。


「うん、当然だよね。」と…。



なので、色々と気に成る事を抱えたままの其の後のつくしは、挙式・披露宴に臨んで居たという訳…だったのだ。



そして、挙式・披露宴が終了した其の後のつくしは、もう一つ、気に成って居た事を、司の姉で在り、自身の義姉妹と成った 椿から其の話しの理由を訊く為に椿を呼び止めて、椿と其の話しをした後に、将来の自身の義姉妹と成る 桜子から話しを聞く事にしたのだった。



fin




<此の二次小説『つくし&T3【あきら&つくし兄妹】…<T4>  番外編』は、『番外
 編』の為に、短めにて、終了致して折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  6.




【『Close to you~お前の傍に~…<つかつく>  5.』の其の後 <其の後の司>】


実は、英徳大学から道明寺邸に帰邸後の司は、あきらから言われた話しが、如何しても、自身の頭から離れなかったのだ。



司が言われた其のあきらからの話しとは…。
英徳大学のカフェテリア内に在る F4ラウンジにて、“和也以外にも、『道明寺』と、呼び捨てにされて居た奴が居たんじゃねぇのか?”と、言う自身の疑問に対して、司からF3に訊いた話しに、あきらが答えたモノ…だったのだ。


「良いか、司…?
 俺等 F3も、司には、“真実を教えて遣りてぇ(たい)‼”と、思う。
 けど…な。
 高等部だった当時の俺等も、其の当時の司に言ったとは思うが…。
 其れは、司自身が思い出さねぇと、何にも成んねぇんだよ。
 所謂、意味がねぇんだよ。
 だから…な。
 俺等は、司から何を訊かれても、一切、答える気がねぇんだわ。
 悪ぃな、司…。」と…。



だからだったのだろう。
英徳大学から道明寺邸に帰邸後の司は、独り言かの様に、自身の自室にて、まだ、呟いて居たのだ。


“俺に、「一切、言えねぇ。」って、何なんだよ⁉
 其の女って、一体、どいつ何だよ!”と…。



其処へ、司の自室に、タマが入って来たのだ。


だからだったのだ。
此の時のタマは、気難しそうな顔付きに成って居る司の顔付きを観て、司に声を掛けたのだ。


「坊っちゃん、如何したんですかい?
 そんな顔付きを為さって…。」と…。


だからだったのだろう。
司は、更に、不機嫌とでも云える様な顔付きに成り、タマを威嚇する様に吠えるのだった。


「あ〃ぁ~??」と…。



其処で、此の時のタマは、久し振りに観た司の感情に、自身の心の中で笑い乍らも、司に言って除けるのだった。


「何か、良い事でも有ったんですかい?」と、嫌味ったらしく…。


其処で、此の時の司は、そんなタマを、更に、威嚇する様に吠えるのだった。


「俺の此の面を見て、良い事が有った様に、タマには見えるのか?」と…。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、等々、堪え切れずに、クスクスと笑い乍らも、司に言って除けるのだった。


「タマは、久し振りに観ましたよ。
 坊っちゃんのそんな顔付きを…。
 否、坊っちゃんが感情を剥き出しにして吠えて居る所を…。
 ですから、久し振りに、坊っちゃんが英徳大学に行かれて、“何か良い事が有ったんじゃ
 無いか?”と、タマは、思ったんですが…ね。
 坊っちゃんには、何も良い事が無かったんですかい?」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、タマからそんな話しを聞かされて、更に、疑問に成る様な思いが自身の頭の中を埋めて居たのだ。


“タマが、俺に言って来た話しの意味は、如何いう意味だ⁉
 俺が感情を剥き出しにして居る所を、「久し振りに観た。」だと…。
 実は、俺の中に記憶がねぇだけで、俺の心を揺さ振る様な女が居たという事か?
 否、そんな女は、此れ迄の俺の周りには居なかった筈だ。
 タマは、俺に、何を言いてぇんだ?”と…。



だが、そんな風に思い乍らも、タマからのそんな話しを聞いた此の時の司は、胸騒ぎを起こして居たのだ。


如何しても、此の時の司の頭の中では、“そんな女が居たんだよ。”と、言って居る様な気さえして居たのだ。
否、そんな気さえして、仕方無かったのだ。



だからだったのかも知れない。
此の日の司は、自身の心の中のモヤモヤが取れないまま、ベッドの中に入ったのだった。


そして、司は、其の日から、モヤモヤが取れないまま眠ったからなのか?
其の後の司は、頻繁に、一人の少女の夢を見る様に成ったのだ。
其の夢の中で、一人の少女が呼んで居る「道明寺、道明寺…。」と、呼ぶ声と共に…。



そして、そんな日から幾月か経った頃…。
其の後の司は、漸く、忘れて居た物が有る事に気が付いたのだ。


云わば…。
つくしの記憶を思い出したのだ。


道明寺邸にて、F3&T2(滋と桜子)が開いてくれた自身の退院祝いの時に、一人の少女が道明寺邸に現れた時の事を…。


そして、其の時のつくしの剣幕に慄き乍らも、其の一人の少女(つくし)に訊きたい事が有ったという事を…。



そして、更に、其の後の司は、思い出したのだ。


自身が入院して居た時に見たつくしの涙に狼狽え、其の後の自身の入院中も、つくしの事が気に成って仕方無かった時の事を…。


そして、自身が入院して居た時に食べたお弁当は、実は、つくしが作ったお弁当で在ったという事を…。


そして、其の後の司は、次から次へと、つくしの記憶が溢れ出て来るかの如く、思い出し始めたのだ。



だからだったのだろう。
其の後の司は、つくしの記憶を取り戻した事で、後悔し始めたのだ。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、自身の頭を抱え乍らも、天を仰ぐかの様に、また、吠えるのだった。
今度は、自身の自室から漏れる様な大きな声で…。


「あ〃ぁ~。」と…。



実は、道明寺邸の各部屋というのは、防音壁にて囲まれて居る筈なのだ。
其の防音壁にて囲まれて居る筈の道明寺邸の司の自室から廊下迄、聞こえる様な大きな声が漏れて居ると言う事は、此の時の司の声は、かなり、大きな声だと云えたのだ。


だからだったのだろう。
そんな大きな司の声に、慌てるかの様に、タマが司の自室に入って来たのだ。


「坊っちゃん…如何したんですかい?
 廊下迄、聞こえて来る様な大きな声を出して…。」と…。



だからだったのだ。
此の時の司は、タマに言って除けるのだった。


「タマ…俺は、如何したら良い?」と、自身の頭を抱え込み乍ら…。


其処で、タマは、小首を傾げ乍らも、更に、司に訊くのだった。


「一体、如何したんですかい?
 タマには、何が何だか?
 全く、分からないださね。」と…。


其処で、司は、後悔し乍らも、タマに言って除けるのだった。


「牧野の事を思い出した。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のタマは、“やっとですかい。”と、思い乍らも、司に伝えなければ成らない事が有る為に、話しし始めるのだった。


「そうですかい。
 其れは良かったと言うべきか?
 坊っちゃんが、つくしの事を思い出すにも、少し、遅かった様ですかね。
 実は、タマは、つくしの事で、坊っちゃんに伝えなければ成らない事が在るださね。」と…。


だからだったのだろう。
此の時の司は、自身の頭を抱え込み乍らも俯いて居た頭を、がばっと、上げて、タマに訊き始めるのだった。


「タマは、何を俺に伝えなければ成らねぇんだ?
 牧野の事って…。
 まさか、牧野に何か有ったのか?」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、司に報告するのだった。


つくし達 牧野家が行方不明に成って居ると言う事を…。
そして、タマ自身、あきらに会って、あきらから聞いた話しについても…。



其処で、司は、タマからのそんな話しを聞いた事で、驚愕の余り、呟く様に、意気消沈のまま、タマに訊き始めるのだった。


「其れって、俺のせいか?
 俺が、牧野だけの記憶を失くしたからか?
 だから、牧野の父ちゃんと母ちゃんがそんな俺の事を悲観的に感じて、家族で行方不明に
 成ったんか?
 だとしたら、俺の責任か?」と…。


だからだったのだ。
此の時のタマは、司に何と言って良いのか分からず、苦しそうにして居る司を庇うかの様に、話しし始めるのだった。


「タマは、今の坊っちゃんに、何と言って、励まして良いモノか分かりません。
 其れに、つくしが、何故、家族と共に、行方不明に成ったのか?
 其れも、今のタマには分かりません。
 ですが、坊っちゃんだけの責任とも言えない様な気がしますよ。
 勿論、因果関係は有るとは思いますが…ね。
 ですが、タマには、其れだけが理由では無い様に思います。
 つくしは、そんな柔な娘(こ)では在りませんよ。
 唯、つくしは、両親に就いて、一緒に行っただけの様に、タマには思えて仕方無いんです
 が…ね。」と…。



だが、其れでも、此の時の司にとって、タマの言葉は、一切、自身の耳に入って来なかったのだ。


其れだけ、此の時の司にとって、後悔の念だけが押し寄せて居たのだ。


“俺は、牧野だけの記憶を失って居た事で、牧野を失う事に成るのか?”と…。


だが、其れでも、此の時の司は、思って居たのだ。


“タマが、あきらから話しを聞いたという事は…。
 もしかしたら、あきらは、タマには伝えてねぇだけで、実は、其の他にも、牧野の現状を
 知って居るんじゃねぇのか?
 だとしたら、俺も、あきらに、牧野の事を訊くべきだろう。”と…。
 


だからだったのだ。
此の時の司は、タマに言って除けるのだった。


「俺も、あきらから話しを聞いて視るわ。
 後悔ばかりじゃあ、先には、進めねぇだろう?
 なぁ~、タマ…。
 そうだろ?」と…。


だからだったのだ。
タマも、そんな司にエールを送るつもりで、言って除けるのだった。


「そうですよ、坊っちゃん…。
 くよくよする前に、つくしの事を受け止める方が先ださね。」と…。


だからだったのだ。
此の時の司は、現実を受け止めるだけで、必死…だったのだ。



だからだったのだろう。
実は、タマは、司がつくしの記憶を取り戻した時点で、司の母親で在り、道明寺家の女主人でも在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に報告して居たという訳…だったのだ。