tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  4.




【『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  3.』のエピローグ
 <優紀の思い、そして、其の後の滋の行動>】


其の後の優紀は、(大河原グループの)自身と同じ部署の同期に自身の退職届を託した後…一人静かに、今後の事を考えて置きたかったと言う事も有り、其のまま、一人でホテルに戻り、自身の部屋で、ホテルから借りたノートパソコンを前に考え事をして居たのだ。


【*此の後、何処に行こうか?
 *此れから、如何して行こうか?】と、言う事を…。



何故なら…。
優紀は、自身の就職先が決まった事で、実家を出る時に、「一人暮らしを始める。」と、言って、実家を出たのだ。


勿論、其の後の優紀は、西門家所有の総二郎名義のマンションの総二郎の部屋で、総二郎と一緒に暮らして来たのだ。


なので、“今更、実家には帰り難い。”と、言う思いが優紀には有ったのだ。



だからだったのかも知れない。
“どうせ、東京を離れるのなら、総二郎さんの目に届き難い所に行きたい。”と、此の時の優紀は、思って居たのだ。


だからこそ…。
何処にも行く当ての無い今の優紀にとって、行く場所を吟味して置きたかったのだ。
そして、其の後、行く当てを見付けたとしても、【何をして暮らして行くのか?】と、言う事も、此の時の優紀は、事前に、考えて置きたかったのだ。


実は、其れ等全ては、今後、総二郎に迷惑を掛けない為に、優紀が考えて居た事…だったのだ。



勿論、総二郎と再会する迄の優紀だったの成らば、暫く、ホテルに滞在して、考えを巡らせてから、行動する事は無かったのだろう。


だが、総二郎と数年間、同棲して居た事で、優紀の給料の殆どは、貯金に回って居たのだ。


実は、家賃だけでは無く、生活費に関する全てのお金も、総二郎自身、優紀には、一切、支払わせ無かったのだ。


勿論、家賃に関しては、総二郎名義のマンション故、『家賃』というモノ自体、要らない筈だったのだが、此の当時の優紀は、責めて、家賃だけでも、総二郎に支払いたかったのだ。


だが、其れ等全てのお金に関して、総二郎自身、優紀には、一切、お金を出させる事は無かったのだ。


「此の俺が、テメェの女に、金を出させると思うのか?」と、怒り乍ら…。


だからだったのだ。
其の後の優紀は、其れ以上、其の事に関して、言う事が出来ず…総二郎に甘えて来たのだ。


という訳で、現在の優紀には、ホテルの宿泊料を支払える位のお金が有るので、暫くは、ホテルに滞在する事にして居たのだ。


云わば…。
其の結果、滋の指示に寄り、大河原家のSPに寄って、優紀の居場所は、突き止められたという訳…だったのだ。



そして、其の後の滋の行動は、素早かったのだ。
(大河原家の)SPの報告に寄り、優紀の居場所を見付け出した滋は、優紀を(大河原家の)別荘に連れて行ったのだ。
勿論、優紀の了承の下…。


そして、更に、其の後の滋は、つくしと桜子に、優紀の現状を伝えるのだった。



【『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  3.』のエピローグ <滋から連絡を貰
 った後のつくしと桜子の其の後の行動> と 『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総
 優>  プロローグ ①』のエピローグ と 『カラクリ【Put it back‼~元に戻してく
 れ‼~】…<総優>  番外編』のエピローグ <桜子の行動>】


つくしと桜子は、知らなかった事とは云え、滋から連絡を貰った事で、それぞれ、驚愕して居たのだ。


其の時の滋からの連絡の内容とは…。


【*優紀が会社(大河原グループ)を辞め様として居た事…。


 *此の時点に於いての滋には、理由が分からなかったのだが、優紀自身、実家に戻らず、
  ホテルに滞在して居た事…。


 *現在の優紀は、滋が保護して、滋の別荘に居ると言う事…。】…だったのだ。



だからだったのだろう。
其の後のつくしは、自身の恋人で在る 司に…。
そして、其の後の桜子は、ここ最近、良く、連絡を取り合って居るあきらに、それぞれ、連絡を入れて居たのだ。


という訳で、司は、あきらに連絡を入れて、司&つくし、そして、あきらと桜子とで、話し合いをする事に成ったのだ。
勿論、総二郎と優紀の為に…。



だが、此れ迄にも、司とあきらの下に、総二郎からの連絡が、一切、無いだけでは無く…。
つくしと桜子の下にも、優紀からの連絡が、一切、入って居なかったのだ。


だからだったのだ。
総二郎と優紀が別れたという話し自体、司&つくし、そして、類、そして、あきらと桜子、そして、勿論の滋自身も知らなかった話し…だったのだ。


なので、優紀が、如何して、そんな行動に出たのか?
其の事自体、把握出来て居ないF3&T3にとって、総二郎 or 優紀に訊くしか無かったのだ。


なので、現在の司&つくし、そして、あきらと桜子にとっては、総二郎に訊き出すしか無かったという訳…だったのだ。


という訳で、其の後、話し合いの結果、あきらが、総二郎に連絡を入れる事と成ったのだ。



だが、どれだけ、あきらから総二郎に連絡を入れ様共、総二郎からの応答は、一切、無かったのだ。


云わば…。
此の時の状況は、『梨の礫』状態…だったのだ。



だからだったのかも知れない。
痺れを切らしたあきらは、西門家に連絡を入れて、西門家の使用人頭に訊く事にしたのだった。
そして、此の時のあきらは、総二郎について、とんでもない話しを、西門家の使用人頭から訊く事と成ったのだ。


【*総二郎は、西門流に相応しい家柄の女性と婚約したという事…。
 (此方に関しては、あきらが、総二郎に伝えた事だったので、此の時点に於いて、既
  に、あきら自身、知って居た話し…だったのだ。)


 *総二郎と優紀は、総二郎の両親で在る 西門流 家元と家元夫人に寄って、別れさせら
  れたと言う事…。


 *優紀がマンションを出て行った其の後の総二郎は、立って居られない状況と成った事
  で、風邪を引いてしまったのか?
  倒れて居る総二郎の発見が遅れた事も有り、熱が、中々、引かず、寝込んで居るという
  事…。】…だったのだ。



だからだったのだ。
総二郎の事が心配だったあきらは、西門家所有の総二郎のマンションに総二郎が居るという事を突き止め、其処に向かうのだった。


そして、あきらは、総二郎に訊くのだった。


「俺達が出来るだけの事はして遣る。
 だから…よ。
 何で、優紀ちゃんが、此処を出る羽目に成ったのか?
 教えて欲しい。」と…。


だが、まだ、誰にも話しして居ない筈の内容を、あきらが知って居る事に疑問を呈した総二郎は、優紀の事が心配に成り、反対に、あきらに訊くのだった。


「優紀の身に、何か有ったのか?」と…。


だからだったのだ。
あきらは、滋が、優紀を保護して居る事を話ししたのだ。
其の上で、あきらは、付け加えるかの様に、総二郎に話ししたのだった。


「総二郎は、優紀ちゃんの就職先が、滋ん家(ち)の会社(大河原グループ)だって知った
 時…よ。
 お前は、滋に、かなり、怒ってたよな。
 でも、今、思えば、滋んとこ(大河原グループ)で良かったんじゃねぇの?
 滋だから…よ。
 優紀ちゃんは、滋に甘えて、滋ん家(ち・大河原家)の別荘に居るんだろうし…。
 其れが、もし、うち(美作商事)だったとしたら…。
 きっと、優紀ちゃんは、俺に甘えてくれなかったと思うぞ。
 “其れでは、申し訳無いです。”とか、俺に言って来て…よ。
 だから…な。
 滋には、感謝して遣れよ。」と…。


だからだったのだ。
総二郎は、熱で、はっきりして居ない頭のままで、あきらに、返答するのだった。


「ああ、そうだな。」と…。


其の上で、総二郎と優紀との間に、何が起こって居たのか?
総二郎は、あきらに話しするのだった。



だからだったのだ。
其の後のあきらは、F2&T3を呼び出し、総二郎と優紀のコトの真相を、F2&T3に話しするのだった。


そして、先ずは、司と類とあきらが、それぞれの父親達に相談を持ち掛けて視る事にしたのだった。


実は、総二郎の父親で在る 西門流 家元の幼馴染で親友達と言うのが、司と類とあきらのそれぞれの父親達だったのだ。


だが、司と類とあきらのそれぞれの父親達は、自身の息子達からそんな話しを聞かされたとしても、何も言えない状況だったのだ。


何故なら…。
総二郎の父親で在る 西門流 家元にも、過去に、総二郎と同じ様な事を経験して居たから…だったのだ。


だからだったのだ。
司と類とあきらのそれぞれの父親達にとって、“伝統在る茶道 西門流を受け継ぐ者として、当然な話しなのだろう。”と、認識して居たからこそ、何も言えない状況だと云えたのだ。


という訳で、F3にとって、何も言えない状況だったのだ。



其れは、滋にしても、同じ状況だと云えたのだ。


滋は、滋で、優紀の応援団長として、如何しても、総二郎と優紀の此の状況を打破させたかったのだ。
だが、滋は、自身の父親に相談した時に、自身の父親から言われて居たのだ。


「茶道 西門流は、伝統在る家柄…。
 私が、如何こう出来る立場に無い。
 勿論、私は、大切な社員の事だから、何とか力には成って上げたいと思う。
 だが、如何にも成らないも有るんだよ。」と、滋を諭すかの様に…。



だからだったのだ。
F3&滋からの報告を受けた桜子は、此処で、優紀の為に、立ち上がったのだ。
最後の切り札を出すかの如く…。


「仕方在りませんわね。
 私にお任せ下さい。
 お祖母様にお話しして視ますわ。
 実は、私のお祖母様は、西門流の重鎮ですの。
 余り、知られてませんけど…。
 しかも、家元と家元夫人にとって、私のお祖母様は、『目の上のたん瘤』と言っても、過
 言じゃ無い存在ですの。
 其れに、私のお祖母様は、優紀さんの事を、私と同じく孫の様に、凄く、可愛がって居ら
 っしゃいますから…。
 今回の事を、私から聞けば、お怒りに成る事は間違い在りませんわ。
 ですから、私から、西門さんと優紀さんの事を、お祖母様にお話しして視ますわ。」と…。


勿論、知らなかった事と云え、桜子からそんな話しを聞いたF3&T2は、驚愕だったのだ。
なので、F3&T2は、総二郎と優紀の件を、桜子に託す事にしたのだった。



そして、其の後の桜子が、自身の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に、今回の件を話しした所…。
桜子の言う通り、桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、怒り心頭…だったのだ。


「優紀さんを虐めるだ何て…何て事でしょう?
 私(わたくし)の目が黒い内は、絶対に、そんな事はさせません。」と…。



だからだったのだろう。
其の後の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、西門邸に出向いた事で、F4&T3(優紀以外)の思惑通りに話しが進む事と成ったのだった。

Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  3.




【『カラクリ【Put it back‼~元に戻してくれ‼~】…<総優>  番外編』のエピローグ】


総二郎の父親で在る 西門流 家元が、【西門総二郎が婚約した】と、マスコミに婚約発表を行った(おこなった)後、総二郎と優紀が別れて直ぐの或る日の事…だったのだ。


優紀の前に、或る人物が現れたのだ。
其れは、優紀が、西門家所有の総二郎のマンションの総二郎の部屋を出て直ぐの事…だったのだ。


其の人物は、其れはまるで、優紀が、西門家所有の総二郎のマンションの総二郎の部屋を出て行く事を知って居るかの様に、優紀の前に、突然、現れたのだ。


そして、突然、優紀の前に現れたかと思えば…。
当然の如く、優紀に声を掛けて来たのだった。


「貴女かしら?
 松岡優紀さんって…。」と…。


其処で、優紀は、当然、会った事も無い相手だったので、首を傾げ乍ら、其の或る人物に返答したのだった。


「はい、そうですが…?」と…。


だからだったのだ。
勝利者かの如く、其の或る人物は、優紀に言って除けるのだった。


「私(わたくし)は、総二郎様の婚約者の△◇〇〇(総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約
 者とされて居る女性の名前)と、お申しますの。
 以後、お見知り置きを…。」と…。


そして、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、続けて、優紀に要求するのだった。


「此処だと、何ですので、此方に、お乗りに成って…。」と…。


其の車は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性が乗って来た運転手付きの自家用車…だったのだ。



本来の優紀なら、例え、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性から、そんな風に言われたとしても、見ず知らずのそんな自家用車に乗車する事は無いのだ。
だが、其の場所は、西門家所有の総二郎のマンションの直ぐ傍なのだ。


だからだったのだろう。
仕方無く、此の時の優紀は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性が指示して来た運転手付きの自家用車に乗車したのだった。


そして、其処で、優紀は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性から或る事を告げられるのだった。


「貴女方が通って居た女子大から排除された女性の事を、貴女は、覚えて居らっしゃるかし
 ら?」と…。


勿論、此の時の優紀は、其の事に関して、覚えては居るが…。
実際、自身がそうした訳では無かったのだ。
寧ろ、他人(ひと)に危害を加え様としたのは、其の女性の方だったのだから…。


だからだったのだ。
優紀の方から、そう事実を言おうと思った瞬間に、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、有り得ない事を言い始めたのだ。


「実は、其の女性と言うのは、私(わたくし)の遠縁に当たる女性なのよ。
 で、其の女性から聞いたんだけど…。
 確か、貴女が、総二郎様に嘘を付いて、そうする様に仕向けたのよね?
 だけど、私(わたくし)は、そうはいかなくて…よ。
 既に、私(わたくし)は、総二郎様の婚約者…。
 貴女が、お仲間の皆様を利用して、私(わたくし)を嵌め様としても、無駄ですわよ。
 何故なら…私(わたくし)には、西門家が就いて居るんですもの。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性からのそんな言い分に、既に、呆気に取られて居るモノの…自身の言い分も、伝える事にしたのだった。


何故なら…。
其れは、総二郎の名誉の為…だったのだから…。


「西門さんが、私の同級生の女性を排除したのでは無く…。
 彼女が、私にしてはいけない事をし様としたからこそ…。
 怒った西門さんが、私を助けて下さっただけです。
 ですから、私が、西門さんの婚約者の貴女を嵌める訳が有りません。」と…。


其処で、優紀からそんな返答の言葉を聞いた事で、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、意気揚々と、更に、優紀に言って除けるのだった。


「そう、分かったわ。
 でしたら、貴女は、当然、総二郎様のお仲間の皆様とも、離れてくれるわよね?
 此れからは、総二郎様の婚約者で在る 私(わたくし)が、総二郎様のお仲間の皆様と仲
 良くさせて頂く事に成るの。
 貴女が、皆様の前に居れば、総二郎様も遣り難いでしょうし…。
 其れに、総二郎様のお仲間の皆様も、当然、お困りに成ると思うのよ。
 ですから、貴女には、総二郎様のお仲間の皆様とも離れて貰わないと、困るのよ。
 宜しくお願いね。」と…。



だからだったのだろう。
元々、優紀は、総二郎と別れる事に成るのなら、当然、総二郎だけじゃ無く、F3&T3共、離れる覚悟は出来て居たのだ。


だからだったのだ。
勿論、其の為に、折角、就職出来た『大河原グループ』も、退職するつもりで居たのだ。
なので、其の後の優紀は、退職届を上司に提出するつもりだったのだから…。



だからこそ…。
此の時の優紀は、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性に言えた言葉…だったのだ。


「承知して居ます。
 ですから、ご迷惑をお掛けするつもりは毛頭有りません。」と…。


だからだったのだ。
そんな優紀からの返答の言葉を聞いた総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、ホッとして居る様で、実は、拍子抜け状態…だったのだ。


何故なら…。
総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、“松岡優紀とは、総二郎様を巡って、きっと、喧嘩に成るだろう。”と、実は、思って居たのだ。


だが、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、何処か、肝が据わって居る優紀に呆気に取られて居たのだ。


なので、一瞬、如何言って良いのか?
迷って居たのだが、総二郎が承諾して居ない総二郎の婚約者とされて居る女性は、其れでも、優紀に言って除けて居たのだった。


「そう、其れだったら、良いのよ。
 宜しく頼むわね。」と…。



そして、其の後の優紀は、東京駅に近い場所に降ろして貰い、一旦、ホテルを探し、退職届を提出する為に、退職届を書き上げて居たのだ。


そして、更に、其の後の優紀は、『大河原グループ』の同じ部署の同期を呼び出し、上司に提出して貰う為に、頼み事をするのだった。


「ごめんね、急に、呼び出して…。
 お願いが有るんだけど…。
 此れを、課長に提出して貰えるかな?」と…。


実は、表面的には、何も記載の無い封筒を手に取った(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期は、首を傾げ乍らも、優紀に訊くのだった。


「えっ、此れ…何?」と…。


実は、此の封筒は、二重封筒に成って居たのだ。
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、中身が、何で在るのか?
(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期に言おうともせず、更に、願い出るのだった。


「取り敢えず、其れを、課長に提出してくれれば、分かるから…。」と…。


其処で、(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期は、困った様な顔付きに成り、返答の言葉に困り始めるのだった。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、正直に、(『大河原グループ』の)自身と同じ部署の同期に話しし始めるのだった。


「実は、私…止むを得ない事情で、会社を辞めなくては成らなく成ったの。
 急で、本当に、申し訳無いと思って居るんだけど…。
 大河原専務(滋)も、ご存知の話しだから、此の退職届は、受理されると思うの。
 だから…ね。
 課長に提出してくれるかな。」と…。


だからだったのだ。
(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期は、優紀からの話しを聞いて、驚愕で、一瞬、言葉も出て来ない程…だったのだ。


何故なら…。
滋の役職名迄、出て来たのだから…。


なので、漸く、(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期の口から出て来た言葉は、驚愕の言葉…だったのだ。


「優紀…本当に、会社…辞めるの?」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、決心したかの様な顔付きのまま、(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期に、頷いて魅せたのだ。


だからだったのだろう。
決心が固そうな優紀に、“何を言っても無駄だろう。”と、感じた(『大河原グループ』の)優紀と同じ部署の同期は、優紀に言い返せる言葉も見付からないまま、優紀の退職届を受け取り、翌日、課長に提出したのだった。



そして、優紀が勤めて居た『大河原グループ』の優紀の部署の部長から、其の報告を受けた滋は、驚愕して居たのだ。
そして、滋は、慌て始めたのだ。


だからだったのだ。
滋は、先ず、優紀から提出された退職届を保留にする様に、優紀の部署の部長に頼んだのだ。


そして、其の後の滋は、優紀の携帯にTELを掛けるも、呼び出し音は鳴らず、無情にも、電源が切れたままに成って居たのだ。


其処で、滋は、SPに連絡して、優紀を探し出す様に頼むのだった。
そして、優紀を見付け出したSPは、其の後、滋に報告したのだ。


だからだったのだろう。
其の後の滋は、優紀を確保する為に、優紀の下に向かうのだった。
そして、其の後、優紀の下に向かった滋は、優紀を確保したのだった。


其処で、滋は、そんな行動を起こした優紀に激怒するのだった。


「優紀…私に黙って、勝手な行動をし無いで‼
 私が、どれだけ心配して居たか?
 優紀に分かる?
 いい加減にしてよ‼」と…。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、目に一杯の涙を溜め乍ら、唯、滋に謝って居たのだ。


「ご免なさい、滋さん…心配をお掛けして…。」と…。


其処で、此の時の滋は、優紀に、【如何して、こんな勝手な行動をしたのか?】
訊き始めるのだった。


「優紀に、何が有ったの?」と…。



だからだったのだ。
既に、目に一杯の涙を溜めて居た優紀は、等々、決壊したかの如く、涙を流し始めたのだ。


だからだったのかも知れない。
俯いたまま、何も言い出そうとし無い優紀は、心の中で、思って居たのだ。


“ご免なさい、滋さん…。
 滋さんに心配を掛けて居る事は分かって居るんだけど…。
 総二郎さんの名誉の為にも、言う事は出来ない。”と…。



其処で、滋は、優しい声に成り、優紀に伝えるのだった。


「優紀に、何が有ったのか?
 今直ぐ、私に言えないと言うのなら、其れでも、今は良い。
 だったら、うち(大河原家)の別荘に居てよ。
 で、ゆっくりで良いから、優紀に、何が有ったのか?
 私 や つくし や 桜子に、話しして欲しい。
 私は、優紀の応援団長でしょ‼
 此れだけは、譲らないから…ね。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、思って居たのだ。


“こう成ったら、私は、滋さんから逃げられそうに無い。”と…。


なので、此の時の優紀は、滋からの話しに了承するのだった。


「分かりました。
 滋さん、有難う御座います。」と…。


そして、此の時の滋は、「うん。」と、優紀に頷き乍らも…。
其の後の滋は、つくしと桜子に連絡を入れたのだった。

カラクリ【Put it back‼~元に戻してくれ‼~】…<総優>  番外編




【『Put it back‼~元に戻してくれ‼~…<総優>  エピローグ ⑥』迄のエピローグ】


優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性と言うのが…。
実は、総二郎が優紀と再会する直前に出席して居た茶会にて、自身の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の遠縁に当たる女性…だったのだ。


そして、総二郎が出席して居た茶会にて、自身の父親で在る 西門流 家元から紹介された其の女性というのは、実は、西門流にとって、邪険に出来ない家柄の女性だったのだ。


だからだったのだろう。
其の総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された其の女性は、其の後も、事在る毎に、総二郎に、胡麻擂り(ごますり)をして居たのだ。


しかも、総二郎が出席して居た茶会にて、自身の父親で在る 西門流 家元から紹介された其の女性からの胡麻擂り(ごますり)振りというは、総二郎にとっては、“必要以上に、遣り過ぎだろ?”と、言いたく成る様な自身(総二郎)への執着振り…だったのだ。


だからだったのだろう。
総二郎自身、うんざりして居た事は言うまでも無かったのだ。


だからだったのだ。
等々、総二郎が出席して居た茶会にて、自身の父親で在る 西門流 家元から紹介された其の女性に対して、切れてしまった総二郎は、其の女性を無視し様として居たのだが…。
自身の父親で在る 西門流 家元は、そんな総二郎に目配せをして居たのだ。


と言うのも、既に、(総二郎が出席して居た茶会にて、自身の父親で在る 西門流 家元から紹介された)其の女性の事を嫌って居た総二郎は、自身の父親で在る 西門流 家元から、“何時(いつ)もの様に、クールに対応しろ‼”と、目で合図を送られて居た様なモノ…だったのだ。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、仕方無く、敢えて、クールに対応して居たのだ。


だが、其れでも、嫌なモノは嫌と言うのが人間と云うモノなのだ。



実は、総二郎に良い顔をして貰いたい(総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された)此の女性は、総二郎に振り向いて欲しくて、総二郎にスキンシップを取ろうと、総二郎の肩 や 腕、そして、背中に…と、触って来るのだ。
総二郎から嫌われて居るとも、知らずに…。


だからだったのだ。
此の時の総二郎は、思って居たのだ。


“此れが、優紀からなら、嬉しいのに…な。”と…。


そう思って居た其の時の総二郎のそんな顔付きを観た(総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された)此の女性は、実は、勘違いを起こして居たのだ。


“総二郎様は、既に、私(わたくし)に、好意を寄せて下さったのね。”と、勘違いも甚だしいのだが…。



実は、此の当時の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、何時(いつ)迄も、遊び惚けて居る自身の息子で在る 総二郎に、西門流に相応しい家柄の女性を紹介する事で、自身の息子で在る 総二郎の変な遊びを止めさせて、一人の女性に目を向けさせたかったのだ。
自分自身(総二郎の父親で在る 西門流 家元)の事は、棚に上げて…。


なので、内々に、そんな話しを進めて居た事は、事実だと云えたのだ。



だが、其の後の総二郎に、交際して居る女性が現れる等と思っても視なかった総二郎の父親で在る 西門流 家元は、暫くの間、自身の息子で在る 総二郎の様子を見ようと、考えたのだ。


何故なら…。
其の後の総二郎の父親で在る 西門流 家元は、知って居たのだ。
自身の息子で在る 総二郎の傍に居る女性(優紀)が、一般家庭出身女性で在るという事を…。


其れに、自身の息子で在る 総二郎は、優紀が傍に居るだけで、次期家元としても、茶に対しても、其れ迄との考え方 や 向き合い方が、全く、違って居たのだ。


だからだったのだ。
総二郎の父親で在る 西門流 家元は、暫くの間、自身の息子で在る 総二郎の様子を見ようと、考えたという訳…だったのだ。



なので、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親で在る 西門流の重鎮には、其の件に関して、保留にする様に、願い出て居たのだ。


「次期家元が落ち着く迄、暫くの間、此の話しは、保留という事で、お願いしたい。」と…。



実は、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親は、優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性の両親から、総二郎と優紀の件を聞いて知って居たのだ。


【優紀の件で怒った総二郎に寄って、優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とし
 た女性の父親の会社が如何言う事に成ったのかを…。】


だからだったのだ。
其の後、暫く経ってから、優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性は、自身が通って居た女子大から姿を消したのだから…。


だからだったのかも知れない。
お門違いも甚だしいのだが…。
優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性の両親は、優紀の事を憎んで居たのだ。


「一般家庭出身女性の分際で、西門流 次期家元と交際するだ何て…。」と…。



だからだったのだ。
“仕返しに…。”と、言う思いから…。
優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性の両親は、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親に託して居たのだ。


「此の仕返しは、其方で、お願いします。」と…。


だからだったのだ。
優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性の両親から仕返しを託された総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親は、考えて居たのだ。


“必ずや、『松岡優紀』を壊して見せる。”と…。



だが、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親が、此れ迄、優紀に手出し出来なかったのは、優紀の周りには、錚々たるメンバーが居たから…だったのだ。


先ずは、優紀の恋人で在る 総二郎本人…。


そして、優紀の幼馴染で親友で在り、道明寺財閥の御曹司 司の婚約者で在る つくし…。
そして、大河原財閥のお嬢様で在る 滋…。
そして、旧 華族 三条家のお嬢様で在る 桜子…。


そして、優紀の恋人で在る 総二郎の幼馴染で親友で在る F3…。
(つくしの婚約者で在り、道明寺財閥の御曹司で在る 司 と 花沢物産の息子で在る 類 
 と 美作商事の息子で在る あきら)


なので、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親とて、此れ迄、優紀に手出し出来ずに居たのだ。


何故なら…。
もし、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親が優紀に手出しすれば、優紀が通って居た女子大の同級生で優紀を嵌め様とした女性の両親と同じ様な羽目に成らないとも限らないのだ。


だからだったのだ。
そう簡単には、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親とて、優紀に手出し出来ずに居たという訳…だったのだ。



だが、其れからも、数年が経ち、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親とて、そう何時(いつ)迄も、「保留に…。」と、言う訳にはいかずに居たのだ。


だからだったのだろう。
総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親は、総二郎の父親で在る 西門流 家元に打診して来たのだ。


「あれから、更に、数年が経って折ります。
 何時(いつ)迄、保留に為さるおつもりでしょうか?」と…。


なので、総二郎の父親で在る 西門流 家元は、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親から急かされる形では在ったのだが、“そう何時(いつ)迄も、此のままでは許されんだろう。”と、言う事で、マスコミに発表したという訳…だったのだ。


【西門総二郎が婚約した】と…。


だからこそ…。
其の後の優紀は、総二郎と別れる決心をし、本当に、総二郎と別れたのだから…。



という訳で、此の状況に気を良くした総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親は、自身達の娘同様、“あの女(優紀)に、仕返しが出来た。”と、思って居たのだった。




PS.
実は、総二郎の両親で在る 家元と家元夫人も、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親も、知らない事が有ったのだ。
優紀のお師匠様が、桜子の祖母で在り、旧 華族 三条家の大奥様で在ると言う事を…。


実の事を言うと…。
総二郎の両親で在る 家元と家元夫人にとって、桜子の祖母で在り、旧 華族 三条家の大奥様は、一枚上手の人物なのだ。


云わば…。
総二郎の両親で在る 家元と家元夫人にとって、桜子の祖母で在り、旧 華族 三条家の大奥様は、『目の上のたん瘤』の様な存在なのだ。


其れは、総二郎が出席して居た茶会にて、総二郎の父親で在る 西門流 家元から紹介された女性の両親にも言えた話し…だったのだ。


所謂、文句の一つも言えない様な人物だと言えたのだ。



其の事を知って居る桜子は、総二郎と優紀の話しを、自身の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様に伝えたのだ。


「優紀さんが、大変な事に成ってますの。
 お祖母様のお力をお借りしたいんですが…。」と、話しを切り出して…。


そんな話しを、自身の孫娘で在る 桜子から聞かされた桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、怒り心頭…だったのだ。


「優紀さんを虐めるだ何て…何て事でしょう?
 私(わたくし)の目が黒い内は、絶対に、そんな事はさせません。」と、桜子の前で…。


なので、其の後の桜子の祖母で在る 旧 華族 三条家の大奥様は、怒り心頭のまま…。
西門邸に向かうのだった。



fin



<此の二次小説『カラクリ【Put it back‼~元に戻してくれ‼~】…<総優>  番外編』の
 文面の中には、現代では、相応しくない様なシーン と 文面が入って折ります。
 話の流れ上、記載させて頂きましたが、了承して貰えると有難いです。
 了承の程、宜しくお願い致します。>