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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  番外編①



4月1日…エイプリルフール=日本では『四月馬鹿』とも言う。
(笑って済ませられる様な罪の無い嘘を付いても良いとされる日)



<此の二次小説『エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  
 番外編①』は、4月1日の『エイプリルフール』には一日早めなのですが、折角、妄想しま
 したので、今から、綴って投稿して視たいと思います。
 一日早めの投稿を了承願います。>


<此の二次小説『エイプリルフール~優紀 と 桜子~【合コン婚活party】…<総優>  
 番外編①』は、【続編】に続く、3年振りの【番外編】と成って折ります。
 実は、感謝しか無いのですが、『tukatuku-inotiのブログ』のここ最近のアクセス解析100
 位迄の中に、『合コン婚活party…<総優>  1、』が入って居るんです。
 で、嬉しさの余り、再び、登場させた次第で御座います。
 今後は、如何言う形で、登場させるのか?
 まだまだ分かりませんが、取り敢えず、先ずは、タイトル名通り、『エイプリルフール』
 で、綴って視たいと思って折ります。
 宜しくお願い致します。>



【『合コン婚活party…<総優>  続編』の付き合い始めた後の其の後】


此の年の3月が終わろうとして居た3月末頃の事…。
優紀は、急に、桜子から呼び出されたのだ。


そして、此の時の桜子の口から発せられる話しは、優紀にとっては有り得ない話…だったのだ。



実の事を言うと、優紀を呼び出した此の時の桜子は、急に、優紀に本題を突き付けても、困った様な顔をされる事は分かり切って居るので、先ずは、桜子から質問をして、或る程度、優紀に話しをしてから本題に入るつもりで話しし始めるのだった。


「優紀さんに質問です。
 4月1日は、何の日でしょうか?」と…。


勿論、質問されれば答えられる範囲で有れば、答える事は、世の常…。
だからだったのだろう。
御多分に洩れず、優紀も桜子からの質問に即答するのだった。


「『エイプリルフール』…ですよね⁉」と、自身の首を傾げ乍ら…。


だからだったのだ。
此の時の桜子は、優紀に微笑んだ後、優紀の首を傾げる姿を見乍ら、“まだ早いかな?”と、考えつつも、本題に移る前の前段階として、優紀に話しし始めるのだった。
勿論、質問攻めに…。


「ええ、そうですわ。
 で、今年の4月1日は、土曜日ですわね。
 優紀さんの4月1日のご予定は…?」と…。


だからだったのかも知れない。
そんな質問をされて居る優紀にとって、解せない事が有ったのだ。


何故なら…。
優紀自身、桜子を疑って居る訳では無いのだが、桜子がこう言う笑みを浮かべる時は、優紀の経験上、決まって、桜子が良からぬ事を考えて居る時に多いのだ。


だからだったのだ。
優紀は、桜子を警戒したく無くても、警戒してしまうのだ。


だが、優紀は、一応、桜子に返答して置かなければ、“不審に思われるだろう。”と、考えて、素直に、桜子に答えるのだった。


「実は、今年の4月1日は土曜日で2日が日曜日と言う事も有って、西門さんと約束して居た
 んですけど、急遽、家元の代わりにお茶会に出席し無ければ成らなく成ったとかで、西門
 さんからキャンセルの連絡が有ったばかり何です。
 だから、此れと言った予定は、特に、私は無いんですが…。」と…。


其処で、此の時の桜子は、自身の心の中で呟くのだった。


“何というタイミング…。
 奇跡に近いかも…。”と…。



【*因みに言えば…。
  実は、桜子は、優紀と話しした後に、此の話しの内容を滋に話しした際、滋と同じ意
  見…だった事を嬉しく思って居たのだ。
  勿論、滋 と 桜子とで計画を立てた訳なのだから、当然と云えば当然では有るのだろ
  うが…。


  其の時の桜子が滋の口から聞く事が出来た自分自身と同じ意見の言葉とは…。
  
  「へぇ~、Good timing.…じゃん!」…だったのだ。】



だからだったのだろう。
此の時の桜子は、漸く、本格的に、滋 と 自分自身とで計画を立てた本題の話を、優紀に話しし始めるのだった。


「実は、暖かく成って来た事も有って、“4月1日・2日の一泊二日で、女子会を兼ねたお泊り
 旅行に行かない?”って、滋さんから誘われて居るんです。
 お泊り旅行と言っても、一泊二日なので、遠出は出来そうに無いでしょ!
 結局の処、近場に成ってしまうんですよね。
 実は、滋さんから聞いたんですけど、大河原家の別荘の中に、近場の温泉旅館の様な別荘
 が在るんだそうです。
 所謂、別荘のお風呂には温泉が湧いてるんですって…。
 前々から、“気持ち良いよぅ~。”って、滋さんがそんな風に仰ってて、私自身、大河原家
 の其の別荘に、一度、行って視たいと思って居たんです。
 でも、滋さん と 私の予定が、中々、合わなくて…。
 で、滋さんから、“優紀(優紀さん)にも訊いて視て!”って、頼まれまして…。
 何方にしても、其の日、西門さんが居らっしゃらないのなら、丁度、良いんじゃ在りませ
 ん。
 優紀さんもご一緒なさいませんか?」と…。


だからだったのだ。
そんな話しを聞いた優紀は、“今の処、予定も無いし…良いよね?”と、誰に言って居るのか分からない様な言葉を、自身の心の中で呟いてから、桜子に返答するのだった。


「そうですね。
 ご一緒させて頂く方々が滋さん と 桜子さんですし、西門さんが御存知無い方々では無
 いですし…。
 宜しくお願い致します。」と…。


其処で、此の時の桜子は、何かを企んで居る様な顔付きに成り、総二郎に対しての愚痴めいた言葉 と 総二郎に対する懇願の言葉を口にするのだった。


「本当に良かったですわ。
 其の日は、西門さんが居らっしゃらなくて…。
 私は、優紀さんとご一緒出来る事が楽しみで堪りませんわ。
 で、其処で何ですが…。
 優紀さんにお願いが有るんです。
 此のお話しに関して、絶対に、西門さんには仰らず、悟られずにお越し下さいね。」と…。


勿論、優紀は、総二郎に話ししてから、大河原家の別荘に連れて行って貰うつもりに成って居たのだ。


だが、此の時の桜子の顔付きは、小悪魔的な策士の様な顔付きに成って居たのだ。


だからだったのかも知れない。
そんな桜子の顔付きを見た此の時の優紀は、直ぐには桜子に言い返せる言葉が出て来なかったのだ。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、此処(桜子に呼び出されて一緒に入ったカフェ)に入って、最初に訊かれた時の質問を思い出して居たのだった。


“だからこそ、桜子さんは、「4月1日は、何の日でしょうか?」って、私に訊いて来たんだ
 ぁ~。
 だから、「『エイプリルフール』…ですよね⁉」って、返答した私に微笑んでくれ
 たんだぁ~。
 成る程…ね。”と…。


だが、此の時の優紀は、そんな桜子に対して無視出来そうに無い事に気が付くのだった。


“一体、滋さん と 桜子さんは、何を企んで居るんだろうか?”と、考え乍ら…。


だからこそ…。
此の時の優紀は、意を決して、桜子に訊き始めたのだった。


「だから、桜子さんは、私に4月1日が何の日か?
 訊いて来られたって訳…何ですね。
 “何か有るんだろうなぁ~。”とは思って居たんですけど…。
 西門さんに言っちゃダメって、大河原家の別荘で、一体、何をするんですか?」と…。



だからだったのだ。
此の時の桜子は、“優紀さんって、先輩と違って、勘が良い方…だったんですね。”と、思い乍らも、優紀に理由(わけ)を説明し始めるのだった。


「優紀さんは、『合コン婚活party』での事…覚えてらっしゃいますよね?」と…。


実の事を言うと、此の日から総二郎 と 優紀の付き合いが始まったのだから…。
当然乍ら、優紀自身、覚えて居ない筈等無かったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の優紀は、自身の顔を赤らめ乍ら、桜子に返答するのだった。


「ええ、勿論です。」と…。


其処で、桜子は、そんな風に顔を赤らた状態で返答して来た優紀の顔色を見て、クスッと、笑い乍ら、更に、優紀に其の理由(わけ)を話すのだった。


「実は、滋さん と 私は、西門さんに怒って居るんです。」と…。


だからだったのだ。
此の時の優紀は、「えっ??」と、言って驚愕し、面食らった様な顔付きに成り、目をぱちくりし乍ら、唯、桜子の顔を、じーっと、見たまま…だったのだ。


云わば…。
驚愕で、其れ以上の返答の言葉が出て来ない優紀…だったのだ。


だからだったのだろう。
実は、桜子自身、“優紀さんでしたら、そう言う状況に成ったとしても致し方在りませんわ。”と、考え乍らも、尚も、“例え、優紀さんがそう言う状況に成ったとしても、何等不思議では在りませんわね。”とも、思って居たので、更に、クスッと、笑いつつ、続きの話を話しし始めるのだった。


「実は、美作さんのお話しでは、滋さん と 私だけでは無く、高等部の頃から、既に、西
 門さんが優紀さんに好意を抱いて居た事自体、F3の皆さんも知らなかったそうです。
 私達は、西門さん と 優紀さんの仲間ですよね。
 西門さん と 優紀さんの仲間で在る 私達が其の事を事前に知らなかった事自体、有り
 得ないでしょ!
 其れに、もし、私達が其の事を事前に知って居たら、態々、『合コン婚活party』に
 出席し無くても、もっと、エロくロマンティックに西門さん と 優紀さんを引っ付けら
 れたと思うんですよね。
 しかも、美作さんのお話しでは、私達 T3があの時の『合コン婚活party』に出席
 すると言う事自体を、例え、西門さんが知らなかったとしても、優紀さんの傍に滋さん 
 と 私が居なかったから…と、言って、優紀さんに熱視線を送って居ただ何て…。
 私は、知りませんでしたし、聞いて居りませんでしたわ。
 私が西門さん と 優紀さんをお見掛けした時には、既に、西門さんが優紀さんを抱き締
 めて居た時でしたから…。
 と言うのか?
 私達は仲間…何ですから、そう言うお話しは、事前に教えて貰わないと…。
 という訳で、西門さんには内緒で、私達 T3のお泊り女子会を決行する事としました。
 4月1日は、『エイプリルフール』…ですから、多いに楽しみましょ!
 因みに、美作さんも、滋さん と 私の共犯者ですから…ね。
 で、優紀さんは、次の日の(4月)2日に西門さんにお迎えに来て頂きますから…。
 其のおつもりで…。」と…。
「………」


だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、そんな風に自身に話しして来た桜子に言い返せる言葉が見付からず、開いた口が塞がらない様な状態と成って居たのだった。



だが、此の時の優紀の心の中では別の思いが沸き上がり、自身の心の中で叫んでしまって居たのだった。


“其の事を知った後の総二郎さん(総二郎 と 優紀のお付き合いが進行する中で、「二人
 の時だけでも良いから…。」と、総二郎からそう呼ぶ様に懇願された。)が、如何思うの
 か?
 其の事を考えたら、凄く怖い様な気がする。”と…。


其れでも、此の時の優紀は、諦めの境地に居るかの如く、更に、自身の心の中で呟くのだった。


“きっと、美作さんは、総二郎さんの性格をご存知だから、滋さん と 桜子さんに其の計
 画を止める(やめる)様に止められたんだと思うんだけど…。
 美作さんの意見が却下される程、滋さん と 桜子さんの中では此れが決定事項…何だろ
 うなぁ~。
 じゃあ、もう、覆せないよね?”と…。


実は、此の時の優紀は、誰が聞いて居る訳でも無いのに、自身の心の中で言い訳めいた言葉を口にする優紀…だったのだ。


其れ位、此の時の優紀は、4月1日の『エイプリルフール』のお泊り女子会寄りも、其の後の総二郎の行動の方が気に成って仕方無かったのだった。

類への想い【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編




3月30日…類君のBirthday



【『司 vs.類【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編』の<PS.>の
 其の後】


滋は、密かに、知って居たのだ。
類は、自身の妹と成った つくしの現在の携帯アドレスをつくし本人から聞いた事で、類 と つくしは、再び、『ソウルメイト』の様な関係に戻って居た事を…。


云わば…。
類 と つくしの『ソウルメイト』の関係とは、恋愛関係は全く無く、男と女の域(いき)を超えた友情関係で結ばれて居るという意味…だったのだ。



だが、司は勿論の事…。
滋も、また、そんな類 と 自身の妹と成った つくしとの関係にモヤモヤして居た一人…だったのだ。


其れでも、現在の滋にとって、其の手を使わない訳にはいかず、自身の妹と成った つくしに言ってしまうのだった。


「あのさぁ~、つくし…。
 つくしは、類君の携帯アドレスを知ってるんでしょ!」と…。


ところが、そんな事を自身に訊いて来る自身の姉と成った 滋に対して、首を捻りたく成るつくし…だったのだ。


何故なら…。
勿論の事、自身の姉と成った 滋もまた、類の携帯アドレスを知って居る筈…だったのだから…。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、思わず、自身の姉と成った 滋に、突拍子も無い様な声で言ってしまうのだった。


「へっ??
 お姉様も、類の携帯アドレスを知って居る筈でしょ!」と…。



【*実は、今迄、記憶の無かったつくしとの接点を持とうとし無かった類は、つくしの記憶
  が戻った時点で、英徳高校時代の『花沢類』呼び➡『類』呼びに変更させて居たのだっ
  た。


  勿論、其の事についても、つくしは、司と揉めた事は言うまでも無かったのだった。】



だからだったのだろう。
其処で、此の時の滋は、不服そうな顔付きに成り、自身の妹と成った つくしに言ってしまうのだった。


「うん、知ってるよ。
 でも、つくしはさぁ~。
 ここ最近、類君の事を『類』って呼んだりして、自棄(やけ)に類君と仲良いんじゃ無い
 の?
 また、司が焼きもちを焼くんじゃ無いの。
 程々にしなさいよ。」と…。


其処で、つくしは、“何で、私は、お姉様からそんな事を言われなくちゃいけないの⁉”と、思った事も有り、更に、自身の姉と成った 滋に言ってしまうのだった。


「えっ??
 類とは、仲の良い友人って感じで、司が怒る様な関係じゃ無いよ。
 其れに、お姉様だって、知ってんじゃん!
 類 と 私が『ソウルメイト』だっつー事は…。
 なのに、何で、お姉様は、そう言う事…私に言うのかなぁ~?」と…。


実は、普段、全く喧嘩をせず、お互いをリスペクトし合って居る筈の滋 と つくし姉妹は、此の時点に於いて、既に、一触即発と言った様相と成って居たのだった。



だからだったのだ。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、“今迄、こんな事は無かったのに、滋 と つくしの二人は、如何してしまったの⁉”と、オドオドし始めるのだった。


何故なら…。
滋 と つくし姉妹の間を取り持った方が良いのか?
其れ共、暫く、放って置いた方が良いのか?
迷う位にオドオドし始める滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時の滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、自身の夫で在り、滋 と つくし姉妹の父親で在る 大河原社長から窘められるのだった。


「今迄、滋 と つくしは、仲が良過ぎて、喧嘩もした事が無かった。
 だからこそ、滋 と つくしは、意見を交わし合うという意味でも、偶には、喧嘩した方
 が良いんだよ。
 私は、一人っ子だから、兄弟喧嘩をした事が無いから…ね。
 滋 と つくしの二人が羨ましいよ。
 其れに、当事者同士が解決すれば良いので在って、周りが騒がない方が良い。」と…。


だからだったのだ。
取り敢えず、様子を見る事にした滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人…だったのだ。



実の事を言うと、滋 と つくし姉妹の場合、喧嘩と言うのだろうか?
ちょっとした小競り合いみたいなモノが起こった様で、滋の嫉妬心に全く気が付いて居ない鈍感なつくしと言う構図が出来上がって居た事は言うまでも無かったのだった。


勿論、滋自身、自身の妹と成った つくしが鈍感な女性で在るという事自体、既に、知って居る筈なのだ。


なのに、其の事自体を忘れさせる位に、滋は、つくしに焼きもちを焼いて居たという訳…だったのだ。


其処で、つくしは、此れ以上、自身の姉と成った 滋と話しして居たら、デッドヒート気味に成り、“埒が明かなく成るといけないから…。”と、考えたつくしが其の場から離れたのだった。



そして、自室に戻ったつくしは、自身の一番の親友で在り、幼馴染で在る 優紀にTELするのだった。
勿論、此の時のつくしは、“優紀の顔を見て話ししたい!”という思いから、ビデオ通話にて、TELして居たのだった。


「内密の話し何だけど…ね。」と、つくしは言い始め乍ら…。


此の時のつくしは、【誰と誰が喧嘩して居るのか?】と言う事自体、優紀には一切言わず、相談口調で、自身の姉と成った 滋との出来事を優紀に話しし始めるのだった。


其処で、此の時のつくしが優紀から聞かされた話しは、つくしにとって、目から鱗の話し…だったのだ。


「そんな事…簡単でしょ!
 一人は、自分自身が喧嘩の相手に嫉妬して居る事に気が付いて居ない。
 そして、もう一人は、喧嘩の相手が自分自身に嫉妬して居る事自体に気が付いて居ない。
 だからこそ、揉めるんだよ。
 お互いの気持ちを知れば、即、解決だと思うんだけど…ね。」と…。


其処で、此の時のつくしは、そんな風に、自身に即答してくれた優紀に称賛の言葉を告げるのだった。


「優紀って…さぁ~。
 凄いよね。
 中学生の頃から思ってたんだけど…流石、優紀は周りを良く見てるよね。
 ほんと、優紀は言い得て妙だわ。」と、感心し乍ら…。


だが、優紀は…と、言えば…そんな風につくしから褒められ過ぎて、照れて居たのだった。


だからだったのだ。
優紀は知らぬ間に、滋 と つくし姉妹との間を取り持つ結果と成って居たのだった。
そして、其の後の滋 と つくし姉妹は、結果的には、『喧嘩両成敗』と言う形で、仲直りして居たのだった。


だからだったのだろう。
滋 と つくし姉妹の母親で在る 大河原夫人は、滋 と つくしのそんな様子を傍から見て居て、ホッとするのだった。



また、其の後の滋は、つくしに願い出るのだった。


「あのさぁ~、つくし…。
 類君と連絡を取ってくれない。
 “一緒に食事に行かないか?”って…。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな提案を、自身に飄々と話しして来た自身の姉と成った 滋に対して、驚愕と共に、訊き始めるのだった。


「類と一緒に食事に行くって言っても、類 と お姉様の二人だけだよね?
 もし、其の場にお姉様と一緒だったとしても、私が類と一緒に食事に行けば、其れこそ、
 司が怒って来る事は間違い無いよ。
 だからこそ、私は、一緒には行かないけど、其れでも良いの?
 良いんだったら、類に連絡入れて視るけど…さ。」と…。


だからだったのだ。
此の時の滋からの返答の言葉は、「取り敢えず、私が、“類君にお礼したいから…。”って、類君に伝えて、類君と話しして視て!」…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の時のつくしは、其の後、自身の姉と成った 滋から言われた通りに類に伝えたつくしは、返って、拒否出来そうに無い様な話しを類から言われてしまうのだった。


「牧野が一緒なら、俺は良いよ!」と…。


其処で、参ったのはつくしの方…だったのだ。


何故なら…。
一応、つくしは、司を怒らせない為にも、此の件を自身の婚約者で在る 司に話しし無くては成らなく成ったから…だったのだ。


なので、“隠して居ても、何れ、絶対にバレる。”と、踏んだつくしは、司に素直に話しし始めるのだった。


其処で、やはりと言うべきか?
つくしからのそんな話しを聞かされた司は、怒り始めるのだった。


だからだったのだろう。
仲を取り持つという意味で、其の後の司 と つくしは、類 と 滋とのディナーに同行するのだった。


云わば…。
結果的には、司 と つくし…そして、類 と 滋とのW(ダブル)デートの場に成って居たのだった。


実は、司 と つくしにとって、『W(ダブル)デート』と言うモノ自体に良い印象が無かったのだ。


案の定、司が類に余計な事を言うので、暫くの間、司 と 類は、睨み合ったり、一触即発状態…だったのだ。


「類…もうちと、滋に優しくして遣れよ!」とか…。


「滋は、類に惚れてんじゃねぇのか?」とか…。


だからだったのだ。
余り良い顔をし無い類…だったのだ。



其処で、司 と 類との間で、オドオドして居るのは、滋の方…だったのだ。
だが、此の時のつくしは、自身の婚約者で在る 司に対して、呆れて居たのだった。



だからだったのかも知れない。
此の時のつくしは、そんな相変わらずな司 と 類の二人を傍で見て居て、密かに思うのだった。


“お姉様の類への想いは、何時(いつ)、成熟するんだろうか?”と…。


勿論、もしも、類が此のままの状態…だったの成らば、確実に、滋の類への想いが成熟する事は無いのかも知れない。


だが、此の時のつくしは、自身の姉と成った 滋の類への想いが成熟してくれる事を、密かに願って居たのだった。



fin




<此の二次小説『類への想い【Close to you~お前の傍に~】…<つかつく>  番外編』
 は、一部の言葉に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

タマの後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編





<此の二次小説『タマの後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、先に投稿致して
 折ります『類の後悔 と 桜子の後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』を綴って
 居た時点では、『類の後悔 と 桜子の後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』の
 <PS.>として綴って折りました。
 ですが、長く成り過ぎた為に、二話に分けて、二話連続投稿にて、投稿する運びと成りま
 した。
 かなり短めにて、投稿致して折ります事をお詫び申し上げます。
 了承の程、宜しくお願い致します。



【つくしが、誰にもバレずに失踪する事が出来た理由(わけ)…。】


実は、つくしは、司がNYに渡米してからも、其の後、再び、NYにて、つくしだけの記憶を失ってからも、タマとだけは連絡を取り合って居たのだった。


何故なら…。
タマは、つくしの事を気遣い、そして、更には、つくしの事を心配して居た事で、何時(いつ)も、タマの方からつくしに連絡を入れて居たから…だったのだ。


だからだったのだ。
牧野家が地方に移り住む事が決まった時点で、つくしは、タマに連絡を入れて置いたのだった。


勿論、“此れで、タマさん共、最後に成るかも知れない。”と、此の時のつくしは思って居たからこそ、ビデオ通話にて、タマに連絡を入れて居たのだった。


「タマさんにお願いが有ります。
 私は、今から、家族と共に東京を離れる事に成りました。
 でも、其の事を誰にも知られずに、私は、家族と共に東京を離れたいんです。
 ですから、タマさんに牧野家の存在を消して欲しいんです。
 無理なお願いを承知の上でお願いして折ります。
 勿論、何らかの手段で牧野家の存在を消して貰えたとしても、タマさんにも牧野家の現状
 を知って欲しく無いんです。
 此れ迄、タマさんには、色々と、ご迷惑をお掛けしましたし、励まし助けても頂きまし
 た。
 そんなタマさんに失礼なお話しだとは承知して折りますが、其れでも、私は、もう、タマ
 さんに、此れ以上のご迷惑をお掛けしたく無いんです。
 こんな私の無礼をお許し下さい。
 なので、私は、此れで、携帯の電源を切るつもりです。
 そして、其の内、此の携帯を解約するつもりです。
 タマさん…今迄、本当に、有難う御座いました。
 私は、何処へ行っても、何処で暮らしても、元々、『雑草のつくし』ですから、大丈夫で
 す。
 其れ寄りも、タマさんは、くれぐれも、お身体をご自愛下さいね。
 そして、最後に、此の件については、内密にお願いします。
 其れでは、また…。
 では、行って来ます。」と…。


其れはまるで、何方かへ出掛ける前の挨拶かの様に、此の時のつくしは、タマに気安く、最後の言葉を口にしたのだった。


だからだったのだろう。
此の時のタマは、つくしの自身への想いを汲み取り、つくしの言う通りにして遣る事にしたのだった。



勿論、タマ自身、孫の様に思って来たつくし…だったので、寂しくない訳等無かったのだった。


其れでも、此の時のタマは、“仕方無いさね。”と、思い乍らも、また、同時に寂しく思いつつ、つくしとの約束を守って遣る事としたのだった。


「承知した。」と、つくしに告げる様に…。


そして、其の後のタマは、つくしと会えない寂しさを隠すかの様に、“また、何時(いつ)の日か、つくしと逢える日を夢見て…。”と、そんな風に思いつつ、度々、物思いに耽(ふけ)乍らも、そんな日の夢を見る様に成って居たのだった。



だからだったのだ。
タマは、其の後のつくし達 牧野家が如何成って居たのか?
一切、知る由も無かったのだった。


何故なら…。
其れが、つくしとの約束だったのだから…。



そして、其の後、司の記憶が戻った事で、司にはつくしとの間に授かった『ひな』と言う娘が居る事が分かったと同時に、つくしの事迄、発覚したのだった。


だからだったのだ。
其の事実を知った時のタマは、“一体、タマは、今迄、何にをして居たんだろうさね。”と、後悔ばかりが募り、眠れぬ日々を過ごして居たのだった。



実は、タマ自身、つくしの現状が如何成って居るのか知らなかったからこそ、此の22年間、自分自身を奮い立たせるかの様に、事在る毎に、度々、あの世に居る自身の夫に、“(再び、つくしと逢える其の日迄)まだ、迎えに来ない様に…。”と、頼んで来たのだった。


だが、つくしにそっくりな司 と つくしの愛娘で在る 『ひな』を見たタマは、つくしの代わりに、ひなをひ孫の様に、可愛がるのだった。



そして、其の後のタマも、自身の旦那様 と つくしの下へ旅立ったのだった。




PS.


つくしの願い事を聞き入れて、タマが牧野家の存在を消せたのは、秘密裏で、コトが遂行されて居たから…だったのだ。


タマが頼んだ其の相手とは、実は、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保…だったのだ。


「旦那様…お願いが御座います。
 『牧野つくし』からのお願い事で御座います。
 此れからの牧野家は、誰にも知られる事無く、東京を離れるとかで、“牧野家の存在を消
 して欲しい。”との連絡がタマに御座いました。
 勿論、内密にとの事で御座いました。
 ですので、其の後の牧野家の事は、タマにも知られたくないそうです。
 故に、タマへの報告は要りません。
 ですので、もし、旦那様が牧野家の現状を知ったとて、誰にも言わず、ご内密に願いま
 す。
 其れが、つくしの願望で御座います。」と…。


だからだったのだ。
こんな報告をタマから受けた此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、『牧野つくし』と言う少女が如何言う少女で在るのかを、改めて、知った様な気がしたのだった。


だからだったのだろう。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、牧野家の存在を消したと同時に、つくしが司の娘(ひな)を出産して居た事も知って居たのだった。


だが、タマとの約束故、自身の妻で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にも、また、自身の娘で在る 椿にも、一切、言わなかったのだ。


其れに、だからこそ、此の時の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、何時(いつ)迄経っても、つくしの記憶を取り戻さない自身の息子で在る 司に対して、呆れ乍らも、“早く、つくしさんの事を思い出せ‼”と、自身の心の中だけで唱えて居た位…だったのだ。


だが、司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保とて、まさか、22年以上も、自身の息子で在る 司が『牧野つくし』の記憶を取り戻さないとは思っても視なかったのだ。



実は、其の後の司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保が、『牧野つくし』だけでは無く、『牧野家』についても、知って居た事は、其処迄…だったのだ。


何故なら…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保のお役目は、タマと約束した【牧野家の存在を消す事だけ】…だったのだから…。


だからだったのだ。
此の時点に於いての司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保は、つくしの事迄、把握し切れて居なかったのだ。


だからこそ…。
司の父親で在る 道明寺HD 会長 道明寺保とて、『牧野つくし』の件に関しては、密かに、後悔して居た中の一人…だったのだ。


“もし、私がつくしさんの現状を知って居たの成らば、つくしさんには手術を受けさせて、
 司と共に生きる事を選ばせて居ただろうに…。
 其の事が、とても残念だ。”と、考える位に…。




fin



<此の二次小説『タマの後悔【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、一部の文面の中
 に、不快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>