tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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Whiteday【会いたい】…<つかつく>  番外編




3月14日…Whiteday



【『Happy Valentine~プロポーズ~【会いたい】…<つかつく>  番外編』と同じ年の
 3月14日の『Whiteday』でのお話し  <一部、エピローグ有り>】


実は、此の年の2月14日の『Happy Valentine』のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介からプロポーズを受けた事で、自身の誕生月で在る 3月の誕生石の『アクアマリン』が付いた最上級品のエンゲージリング(婚約指輪)を貰い、嬉しさの余り、すっかり、忘れてしまいそうに成って居た事が有ったのだ。


其れは、実の事を言うと…。
自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介に自身の手作りの『Valentine chocolate』を手渡す事を、すっかり、忘れて居たのだった。


だからだったのだ。
此の年の2月14日の『Happy Valentine』のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介との別れ際に、慌てるかの様に、自身の手作りの『Valentine chocolate』を手渡すのだった。


実の事を言うと、此の年の2月14日の『Happy Valentine』のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が自身を迎えに来てくれたら、直ぐに、「ショッピングに行きたいんだけど…。」と、言いたかったのだ。


だが、此の年の2月14日の『Happy Valentine』のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が、最初にひなを連れて行った場所は、道明寺家所縁(ゆかり)のお寺の中に在る つくしの墓前…だったのだ。


だからだったのだろう。
此の年の2月14日の『Happy Valentine』のひなは、此の日が如何言う日で在るのか?
ひな自身の頭の中では、すっかり、忘れ去られて居たのかも知れない。


だからこそ…。
自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介に自身の手作りの『Valentine chocolate』を手渡す事自体を、すっかり、忘れてしまって居たのだろう。


と言う事は、2月14日の『Happy Valentine』に合わせて、此の日のひなは、自身の手作りの『Valentine chocolate』だけでは無く、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介に或る物を贈りたかった事自体も、すっかり、忘れてしまって居たと言う事と成るのだ。


だからだったのだろう。
此の日のひなは、世田谷の道明寺邸に帰邸してからも、自己嫌悪に陥って居たのだった。


“何故、私は、龍介さんに(自身の手作りの)『Valentine chocolate』を手渡す時に思い出せ
 なかったのだろう。”と、嘆き乍ら…。



だからだったのだ。
此の年の3月14日の『Whiteday』のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が迎えに来てくれたと同時に、言い始めるのだった。


「今から、ショッピングに行きたいんだけど…。」と…。


其処で、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、“何故…だ⁉”と、言う考えも有り、「はぁ~??」と、成って居たのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、白状するかの様に、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介に話しし始めるのだった。


「実は、私は、2月14日の『Happy Valentine』の日に、龍介さんに贈るつもりで居た『ネク
 タイ』を、事前に、選びに行ったんだけど…。
 どれが良いのか分からなくて、2月14日に迎えに来てくれた後、龍介さんと一緒に選んで
 貰って、其の『ネクタイ』を贈るつもりだったの。
 でも、其の日は、ママの所に行ったでしょ!
 だから、其の事自体、私は、すっかり、忘れちゃって居たの。
 ママも、忘れっぽくて、ドジっぽい所が有ったみたい何だけど、結構、私もママと同じ様
 な所が有るんだよね。
 だから、“今から一緒に行って、選んで貰えないかなぁ~。”と、思って…。
 龍介さんに選んで貰った方が、龍介さんの好みも分かる様に成ると思うし…。」と…。


だからだったのだろう。
此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、そんな自身の恋人で在る ひなに対して、苦笑いするしか無かったのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、思わず、自身の心の中で、悪態を突くのだった。


“ひなからの贈り物は、『ネクタイ』…ってか⁉
 っつー事は、俺は、一生、ひなから首根っこを掴まれるって…か!”と…。


実は、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ニヤッとし乍ら、そんな事を考えて居たのだった。


云わば…。
もし、ひなから首根っこを掴まれる事と成ったとしても、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、“其れなら、其れで良いんじゃねぇか。”と、考えて居た事も、また、事実…だったのだ。



だが、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、対抗意識では無いのだが、聞いて視たく成ったので、自身の恋人で在る ひなの顔を見乍ら、訊き始めるのだった。


「で、2月14日の『Happy Valentine』に、ひなは、(ひなの)パパに何を贈ったんだ?」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなの心の中では、“何故、龍介さんは、そんな事を聞いて来るんだろう。”と、思い乍らも、話しし始めるのだった。


「パパへ贈った2月14日の『Happy Valentine』の贈り物は、感謝の意味も込めて、私が作っ
 た『Valentine chocolate』だけだよ。
 形は違うけど、味は、龍介さんに贈った『Valentine chocolate』と同じだよ。
 龍介さんさんには、♡(ハート)だったでしょ!
 でも、パパには、〇(丸)とか、△(三角)とか、▢(四角)とかの形に模って(かたど
 って)作った物を渡したの。
 其れでも、パパは、喜んでくれたけど…ね。」と…。


其処で、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ひなの父親で在る 道明寺司に、漸く、勝てた様な気がして居たのだった。


だが、其れでも、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、思うのだった。


“ひなは、父親(=司) と 母親(=つくし)のそれぞれから、愛されて育った筈…。
 だからこそ、此れからの俺は、ひなの父親(=司) と 母親(=つくし)に代わって、
 ひなを大切して行かなきゃな。”と…。



実は、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、自身の恋人で在る ひなを迎えに行く為に、愛車を運転して居たのだ。


だからだったのだ。
此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、助手席に座って居る自身の恋人で在る ひなの話しを聞き乍ら、愛車を運転して居たのだった。


そして、其の後、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が愛用して居るメンズブランドのショップに着いた事で、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介 と ひなは、ネクタイ選びに余念が無かったのだった。


そして、ネクタイ選びが済んだ後のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ジュエリーショップに向かおうとするのだった。


だからだったのかも知れない。
此の時のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介の腕を掴んで、ジュエリーショップの中に入る事を引き止め様とするのだった。


「ちょっと、待って!
 ジュエリーなら、『Happy Valentine』の日に貰ったから良いよ!
 大丈夫だよ!」と…。


だが、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介は、ジュエリーショップの中に入る事を引き止め様とする自身の恋人で在る ひなに対して、司張りに、言って除けるのだった。


「はぁ~??
 ひなは、何言ってだ⁉
 あれは、エンゲージリング(婚約指輪)だろ。
 其れに、ひなは、此の葉山龍介の婚約者…何だよ。
 あのエンゲージリング(婚約指輪)を、俺がひなに贈るという事は、当然な話…何だよ。
 しかも、ひなは、道明寺家のお嬢だろ。
 格好悪い事は、ひなのパパが許さねぇ筈だろ。
 だから、此処は俺に花を持たせてくれ‼
 『Whiteday』のネクタイのお返しとして、俺は、ひなにジュエリーを贈りてぇんだ
 よ。」と…。


だからだったのだろう。
其処迄、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介から言われてしまっては、此の時のひなとて、其れ以上、言えずに居たのだった。


だからだったのだ。
当然かの様に、ジュエリーショップの中に入る自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介を、其れ以上、拒む事が出来無かったのだった。


結局、此の時のひなは、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介から、『Whiteday』のネクタイのお返しとして、(エンゲージリング(婚約指輪)とお揃いの)ネックレスをプレゼントされて居たのだった。
其れはまるで、初めから用意されて居たかの様に…。



*という寄りも、此の時のひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長
 でも在る 葉山龍介がネックレスをプレゼントした意味とは…。


 実は、ネックレスを贈る意味は、『幸せ』 や 『飛躍』等の意味を持ち、大切な女性へ 
 のプレゼントとして贈る男性が多いとの事…。
 『ネックレス』を贈ると言う事は、【相手への想い】が秘められて居るという意味も在
 り、彼氏から彼女に贈るには最適なプレゼントとして、『ネックレス』は、予てから(か
 ねてから)、重宝されて来たのだ。


 また、男性から女性に『ネックレス』を贈ると言う事には、実は、意味が有るのだ。
 其のお相手を『束縛したい』とか、『絆を深めたい』とか、『永遠に一緒に居たい』とい
 う意味合いが在ると言われて居るのだ。


 と言う事は、彼氏から『ネックレス』を贈られれば、『深い愛』を伝えられて居ると思っ
 ても、過言じゃ無いでしょう。*



という訳で、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が自身の恋人で在る ひなに『ネックレス』を贈ったという事は、此れは間違い無く、ひなへの『深い愛』を伝えて居るという事と成るのだ。


そんな話を知らなかったひな自身、自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介が、其処迄、恋人の事を想い、『ネックレス』をオーダーして居たとは思いも寄らなかったのだった。



そして、此の話は、自身の愛娘で在る ひなを通して話しを聞かされた司は、悪態を突くかの様に、ひなに言って除けるのだった。


「当然だろ‼
 リュウは、極上の俺の愛娘を嫁に貰うんだ。
 何も気にせず、リュウから贈られた物は、貰っとけ‼」と…。


其処で、此の時のひなは、密かに思って居たのだった。


“当然って…。
 だから、お金持ちって…。
 如何言う金銭感覚で居るんだろう⁉”と…。


だが、そんなひなも、現在ではお金持ちの一人…だったのだ。


其れでも、元々、ひなは、自身の母親で在る つくしに寄って育てられた事も有り、庶民的な金銭感覚の持ち主なのだ。


だが、ひなのそんな所は、父親で在る 司からして視れば、可愛くて仕方無かったのだ。


何故なら…。
ひなは、全てがつくしに似て居たから…だったのだ。


だが、そんなひなも、結局は、リュウ(葉山龍介)の下に嫁ぐのだ。


と言う事は、つくしの時は、司の勝利…だったのだが、愛娘で在る ひなは、リュウ(葉山龍介)の勝利と成ったのだった。


実の事を言うと、此の時の司は、ひなの父親として、此の状況に遣る瀬無さで一杯…だったのだ。



fin




<此の二次小説『Whiteday【会いたい】…<つかつく>  番外編』の中に出て来る(*)
 の中の文面は、ほぼ、インターネットから調べた文面です。
 関係者各位 様に於かれましては、勝手に拝借させて頂いて折ります事をお詫び申し上げ
 ます。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

卒業式&Whiteday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編




3月は卒業シーズンですね。
其処で…。
今春、卒園・卒業される皆様、保護者の皆々様に於かれましては、ご卒園・ご卒業おめでとう御座います!



3月14日…Whiteday



<此の二次小説『卒業式&Whiteday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』は、3
 年振りの『あの笑顔を見せて…<つかつく>』の続編と成ります。
 丁度、卒業シーズンでも在りますし、其れに、一日早目には成りますが、明日の3月14日
 は、『Whiteday』でも在ります。
 という訳で、『卒業式&Whiteday』を綴って視たく成りました。
 一日早目の『Whiteday』とは成りますが、了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Valentineday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編①~③』と同じ年の其の後
 の『卒業式&Whiteday』のお話し】


つくしは、大学の春期休暇を利用して、NYに渡米して居たのだが、3月には卒業式が控えて居る事も有り、大学の卒業式が執り行われる数日前に、一旦、日本に帰国して帰って居たのだった。



実は、つくしが通って居る大学の卒業式は、『Whiteday』で在る 3月14日に執り行われるのだ。


だからだったのだろう。
2月末に成って、其の事を西田から話しを聞いて知った司は、或る計画を立てるのだった。


そして、つくしに知られない様に、こっそりと、自身が立てた其の或る計画の話しについて、司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓にお伺いを立てるのだった。


「つくしが卒業式の為に、一旦、日本に帰国するんだろ?
 だから、つくしの卒業式を見る為に、俺も、日本に帰国して良いか?
 NYに戻って来たら、死に物狂いで執務を熟すから…よ。」と…。


其処で、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、サプライズかの如く、或る提案を司に告げるのだった。


「貴方が死ぬ気で執務を熟すつもりなら、其のまま、日本に帰国したままでも良いわよ。
 何方にしても、4月からの司は、日本支社 支社長に任命する予定…だったのよ。
 だから、急ピッチで引き継ぎを行いなさいよ。
 もしも、間に合わなかった時は、NYに戻って貰いますから…ね。」と…。


だからだったのだ。
其れ程、日にちが無い中…。
悠長な事を言って居られる訳も無く、其の後の司は、文字通り、死に物狂いで執務を熟して居たのだった。


そして、寝る間も惜しんで執務を熟した結果…。
何とか間に合ったのだった。


だからだったのだ。
其の後の司は、4月から日本支社 支社長に就任する事が決まったのだった。


其れに実は、其の事を知らされて居なかったつくしは、自身の卒業式後、また、NYに戻ると思って居たし、4月からの司が日本支社 支社長に就任する…何て事も知らずに居たのだった。



実は、通って居た大学は違えど、優紀の大学も、つくしと同じ日に卒業式が執り行われる事を知った優紀は、つくしに提案して居たのだ。


「お互いの卒業式が終了後、落ち合って、二人だけの卒業式パーティーでもし無い?」と…。


だからだったのだろう。
そんな提案話を優紀から聞いたつくしは、“少し位なら良いよね⁉”と、勝手に判断した事で、了承の意を優紀に伝えるのだった。


「うん、良いねぇ~。
 楽しみにしてるね!」と…。



だからだったのかも知れない。
安易に優紀と約束を交わしてしまった此の時のつくしは、考えて居た事が有ったのだった。


“NYに戻る日にちが少し遅れる事をお義母様に伝えて置かなくちゃ!”と…。


勿論、そんな報告をつくしから聞いた此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は思うのだった。


“司は、4月からの事をつくしさんに伝えて居ない様だわ。”と…。


だからだったのだろう。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、“一応、司の為…。”と、思い乍ら、機転を利かした事で、「ええ、承知したわ。」と、つくしに伝えるだけに留めて居たのだった。



そして、つくしの大学の『卒業式&Whiteday』が有る3月14日の一日前の3月13日に日本に帰国して帰って来た司は、タマからの誘導の下、世田谷の道明寺邸内に在る つくしの自室に向かうのだった。


そして、つくしの自室に入った司は、其の場で、つくしを自身の方に引き寄せて抱き締めるのだった。



だが、つくし自身、司が此処に居る事自体が信じられないのか?
此の場に居ない筈の司から抱き締められて居る事自体が信じられないからなのか?
定かでは無いにしても、此の時のつくしの顔色は、余り良いモノでは無かったのだった。


其処で、今の状況が嘘でも何でも無く、“事実なのだ。”と、漸く気が付いたつくしは、挙動不審かの如く、キョロキョロと、目線だけを動かすのだった。


勿論、そんなつくしの様子等、お見通しの司は、つくしに訊くのだった。


「何だよ、つくし…?
 俺が此処に居る事が嬉しくねぇのかよ‼」と…。


だが、“司には、しっかり、バレてる。”と、思えたつくしでは在ったのだが…。
“司からの話しを聞かずに、私から否定する様な話を司に話しする事は良くないよね?”と、考え直した事で、此の時のつくしは、司に訊くのだった。


「えっ、そんな事は無いよ。
 唯、此の場に居る筈の無い司が居たから、ちょっと、吃驚しただけだよ。
 もしかして、司は出張なの?」と…。


だからだったのだろう。
ニヤッと、笑った此の時の司は、未だ、つくしを抱き締めたままの状況で、つくしに言って除けるのだった。


「ババアからのサプライズだよ。
 4月からの俺は、日本支社 支社長に就任するんだわ。
 だから…よ。
 今日からの俺は、日本…。
 NYの仕事は、もう既に、全て引き継いで来た。
 明日、つくしの卒業式だろ⁉
 其れに、つくしは、卒業生代表の答辞を読むんだろ?
 だからこそ、俺も、つくしの卒業式を見に行くわ。
 実の事を言うと…な。
 つくしの袴姿も見て置きたかったんだわ。
 其れに明日の3月14日は、『Whiteday』だろ!
 実は、俺は、明日明後日と休みだから…よ。
 だから…な。
 二人だけの『Whiteday』を過ごそうぜ!」と…。


其処迄、司からの話しを聞いて居たつくしは、実は、ギョッとして居たのだった。


何故なら…。
自身の身の危険を感じて居たつくし…だったのだから…。


其れと、つくしにとって、ギョッとした理由は、もう一つ…有ったのだ。


そうなのだ。
其れは、優紀との約束事…だったのだ。


だからだったのかも知れない。
思わず、つくしは、自身の心の声を口にしてしまったのだった。


「如何し様!
 優紀と明日の約束してしまったよ。
 優紀に何て言おうか?」と…。


だが、そんなつくしの心の声は、しっかりと、司に聞かれて居たのだった。


だからだったのだろう。
つくしのそんな心の声を、しっかりと、聞いてしまった此の時の司は、額の米神(こめかみ)辺りに青筋3本立て乍ら、また、眉間に皺を寄せ乍らも、つくしに訊き始めるのだった。


「松岡とどんな約束したんだよ?」と…。


其処で、此の時のつくしは、自身の失態に気が付くのだった。


“遣ってしまった!”と…。


だからだったのだ。
“仕方が無い。”とでも、言いた気に、此の時のつくしは、優紀と約束した話を、司に話しして聞かせるのだった。


其処で、此の時の司は、理不尽にも怒り始めるのだった。
そして、此の時の司は、つくしに言って除けるのだった。


「駄目だから…な。
 明日のつくしは、ずーっと、俺と一緒だから…な(怒)。」と…。


何故なら…。
此の時の司は、愛するつくしへのサプライズを考えて居たから…だったのだ。


だからこそ…。
理不尽と言われ様が、此の時の司は、つくしに言って除けて居たという訳…だったのだ。


そして、其の後のつくしは、優紀と連絡を取り、優紀との約束事を断りつつ、謝りを入れるのだった。


だからだったのだ。
此の時の司は、実は、満足…だったのだ。



そして、世田谷の道明寺邸に司が用意して置いた袴を着付けたつくしは、自身の大学の卒業式後、司 と つくしの二人だけの(つくしの大学の)卒業パーティーを行い、其の後の司は司で、サプライズを決行したのだった。


「つくし、卒業おめでとう!」と、言い乍らも、密かに、NYにて、オーダーメイドをして置いたエンゲージリング(=婚約指輪)を、つくしの左手薬指に嵌めて遣るのだった。
そして、其の後の司は、「俺と結婚して下さい!」と、更に、付け加えて居たのだった。


そして、つくしは、自身の左手薬指に嵌めて貰った光り輝くそんなエンゲージリング(=婚約指輪)を見た事で、『NO』と、言える状況では無かったのだ。


本来なら、“社会人を経験してから…。”と、考えて居たつくしは、今直ぐ、『結婚』という気には成れず、断る所では在るのだが、断り切れずに、一言、司に伝えてから了承の意を伝えるのだった。


「まだ、今直ぐ、『結婚』という気には成れないんだけど…さ。
 もう、二人の想いは固まって居ると思うから、お受けします。
 でも、取り敢えず、弁護士資格を取得する迄、待って居て欲しい!」と…。


だからだったのだろう。
実は、“つくしなら、そう言って来るだろう。”と、踏んで居た此の時の司は、「仕方ねぇな。」と、言い乍らも、つくしからの提案を了承するのだった。


だからだったのだ。
此れにて、司 と つくしの婚約は成立と成ったのだった。




PS.


実は、つくしから断りの連絡を聞いた時の優紀は、嬉しかったのだ。


何故なら…。
司がつくしだけの記憶を失って居た事で、つくしは、本来の自身の笑顔が出せなかったのだ。


其れ故、そんなつくしを傍で見て居た優紀は、つくしの辛そうな姿を見る事が辛くて、自分自身の事の様に、実は、辛かったのだ。


だからだったのかも知れない。
つくしから断りの連絡を受けて居た筈の優紀では有ったのだが、何故か?
自分自身の事の様にウキウキして居たのだった。


「良いよ!
 道明寺さんと楽しんでね!」と、言い乍ら…。


そして、つくしにそう返答して居た優紀は、自身の心の中で思って居たのだった。


“道明寺さん…本当に有難う御座います。
 つくしの心からのあの笑顔を見せて下さって…。
 私は、道明寺さんに感謝します!”と…。



fin



<此の二次小説『卒業式&Whiteday【あの笑顔を見せて】…<つかつく>  続編』は、不
 快に思われるやも知れない言葉が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

結納 と 両家の顔合わせ【会いたい】…<つかつく>  番外編




3月3日…雛祭り(桃の節句)



<此の二次小説『結納 と 両家の顔合わせ【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、
 3月3日の『雛祭り』に合わせて、妄想した二次小説と成って折ります。
 なのですが、此方サイドの勝手な都合に寄り、既に、3月3日から10日も過ぎてしまっての
 投稿と成って折ります事をお詫び申し上げます。
 其れでも、折角、妄想致しましたので、投稿して視たいと思います。
 了承の程、宜しくお願い致します。>



【『Happy Valentine~プロポーズ~【会いたい】…<つかつく>  番外編』から一年後
 のひなのBirthdayで在る 3月3日の『雛祭り』でのお話し】


ひなが自身の恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介からプロポーズを受けて了承した其の一年後…。
自身のBirthdayで在る 3月3日の『雛祭り』の日に、『結納』 と 『両家の顔合わせ』が執り行われる事と成ったのだった。



実は、ひなは、道明寺家の実娘して、戸籍を『道明寺家』に移して初めての自身のBirthdayで在る 3月3日の『雛祭り』の際に、自身の伯母で在る 椿から振袖をプレゼントして貰って居たのだ。


だからだったのだろう。
実は、ひな自身、其の自身の伯母で在る 椿からプレゼントされた振袖を着付けて貰って、『結納』 と 『両家の顔合わせ』に臨むつもりで居たのだった。


だが、其れを許さないのが、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓…だったのだ。


自身の孫娘で在る ひなが、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介からプロポーズを受けた事を知り、如何しても、『結納』 と 『両家の顔合わせ』に臨む為の振袖を、自身の孫娘で在る ひなのBirthdayのプレゼントとして、自身の孫娘で在る ひなの為に仕立てて遣りたかったのだ。


だからだったのだろう。
ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫娘で在る ひながひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介からプロポーズを受けた事を知った後直ぐに計画を立て始めたという訳…だったのだ。


云わば…。
ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の孫娘で在る ひながひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介からのプロポーズを了承したと言う事を知り、“『結納』 と 『両家の顔合わせ』は、何れ、執り行われるわよね。”と、考えた事で、其の一年前から計画を立てて居たという訳…だったのだ。



其処で、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 と ひな自身との間で一悶着が起こった事は、事実…だったのだ。


云わば…。
結納』 と 『両家の顔合わせ』に臨む為の振袖を、“ひなの為に、改めて、私(わたくし)が仕立てて遣りたい。”と、考えて居たひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓と…。 
“椿伯母様がプレゼントしてくれた振袖が有るから、大丈夫!”と、考えて居たひなとの間で、一悶着が起こったという訳…だったのだ。


だが、結局、ひなが折れた形と成り、『結納』 と 『両家の顔合わせ』に臨む為の振袖をひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が仕立てて遣る事と成ったのだった。



実は、そう成ったのには、理由(わけ)が有ったのだった。


言う成れば…。
ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓の思い通りに成ったのは、他でも無い。
ひなの父親で在る 司の意見が有ったからこそ、そう成ったのだった。


「つくしに似て、ひなも強情っぱりだよな。
 良いんじゃねぇのか?
 ババアは、つくしの代わりに、ひなに何かして遣りてぇんだよ。
 だから、“此れ幸い。”と、ババアは言い始めたんだろ。
 其れに、ババアにとっちゃあ、ひなは、目の中に入れても居たくねぇ位ぇ、可愛い孫娘…
 何だろ。
 だから、ひなはババア孝行して遣れ‼」と…。


其処で、此の時のひなは、言って除けるのだった。
其れはまるで、誰もが、“つくし(つくしさん・つくしちゃん)が舞い降りて来たのだろうか(のかしら)?”と、言いたく成る位に、つくし と ひなは、同じ様な言葉を口にするのだった。


「もう、勿体無いでしょ!
 振袖…何て、行事事が無ければ、滅多に着付けないんだから…。
 あのねぇ~。
 お金持ちの考える事は…無駄遣いなのよ。」と…。


だからだったのかも知れない。
此の時の司は、そんな自身の愛娘で在る ひなからの話しを聞いて居て思ったのだった。


“やっぱ、つくし と ひなは、母子(おやこ)だよな。
 同じ様な事を言いやがる。
 きっと、つくしが育てた娘だからこそ…。
 ひなが話す会話は、全て、つくし其のもの何だろうな。
 でも、今のひなは、俺等と同様に、お金持ち何だけど…な。”と…。


だからだったのだろう。
そんなひなの話しを聞いて居た此の時の司の顔は、自然と、締まりの無い様な顔付きに成って居た事は言うまでも無かったのだった。



そして、其の後のひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に仕立てて貰った振袖を着付けて貰って、『結納』 と 『両家の顔合わせ』に臨んだという訳…だったのだ。


実は、当然と云うべきなのだろうが、『結納』 と 『両家の顔合わせ』が執り行われて居た場所は、東京メープル内に在る 宴会場の様なVIP専用の一室…だったのだ。



そして、此の日のひなは、自身の祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が孫娘で在る ひなの為に仕立てて遣った其の振袖が、凄く似合って居たのだった。


だからだったのだろう。
そんな自身の愛娘で在る ひなを見て居た司は、思って居たのだった。


“もし、つくしが振袖を着付けて居たら、今のひなみてぇにこんな感じだったんだろうな。
 後悔しても後悔し切れねぇが、もし、つくしの成人式の時に、そんなつくしを見る事が出
 来て居たのなら…。
 悔まれて成らねぇ…。”と、後悔するかの様に…。



そして、ひなの恋人で在る 葉山コンツェルンの御曹司でも在り、副社長でも在る 葉山龍介もまた、其の振袖が似合って居る自身の恋人で在る ひなを見て居て、司とは別の意味で思って居たのだった。


“ひなを見て居ると、思うんだよな。
 やっぱ、ひなは、俺が知って居るつくしと似てるよな。
 つくしが振袖を着付けて居たら、こんな感じだったんだろうな。”と、目を細め乍ら…。



そして、更に、ひなの伯母で在る 椿もまた、そんなひなを見て居て思うのだった。


“ひなちゃんは、何処から如何見ても、本当に、私の知って居た頃のつくしちゃん其のモノ
 だわ。
 母子(おやこ)でも、こんなに似るモノなのかしら⁉”と、驚愕する位に…。


そして、更には、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓もまた、後悔して居た一人…だったのだ。


“例え、司が二度もつくしさんの記憶を失う様な事が有ったとしても、一度目の時と同じ様
 に、“何時(いつ)かは…。”…何て悠長な事を考えて居ないで、さっさと、つくしさんを
 道明寺家の戸籍に入れたら良かったのよ。
 そうすれば、少なく共、今の様に、後悔し無くても済んだでしょうのに…。”と…。


つまりは、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 や ひなの父親で在る 司 や ひなの恋人で在る 葉山龍介 や ひなの伯母で在る 椿のそれぞれが思って居た事は、全てが、『後の祭り』と、言わずには居られない様な事案…だったのだ。



そして、其の後の『結納』 と 『両家の顔合わせ』は、ひなの祖母で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓 や ひなの父親で在る 司 や ひなの恋人で在る 葉山龍介 や ひなの伯母で在る 椿のそれぞれの心の内とは裏腹に、ひなのBirthdayと言う事も有り、先ずは、「お誕生日おめでとう!」と、ひなが此の場に居た皆からお祝いの言葉を貰い乍ら、和やかな雰囲気と共に進むのだった。



実は、此の時の司は、自身の愛娘で在る ひなのそんな振袖姿を見て居て、お目出度い席では在るのだが、密かに、思って居た事が有ったのだ。


“もう後悔する事はねぇだろうと思っても、次から次へと、後悔する材料が出て来る。
 流石に、俺自身、もう辛く成って来たわ。
 そろそろじゃねぇの。
 なぁ~、つくし…。”と…。


だが、其れでも、そんな司の思いとは裏腹に、司自身の目の前には、未だ、つくしが現れる事は無かったのだった。




fin




<此の二次小説『結納 と 両家の顔合わせ【会いたい】…<つかつく>  番外編』は、
 一部の文面の中に、不快に思われるやも知れない言葉 や 表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>