tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

切な過ぎる二人…<総優>  5.




其処に、あきらと類が、部屋に入って来た。
打ち合わせ通りに、話しを進めて行く桜子と滋だった。


「まあ、美作さんと花沢さんも起こしだったんですか?」
「ああ、司に誘われてな‼
 司が牧野を拉致ったんだろ?
 今から、カラオケにでも行くか?」
「うんうん、行く行く
 桜子も優紀も行くでしょ?」
「ええ、そうですね。
 優紀さんもご一緒しましょ‼」


其処に、総二郎が、顔を出してきた。


総二郎の顔を見た優紀は、驚愕して、皆と離れ様としていた。


「すみません。
 少し、酔ったらしいので、酔い覚ましに外の風を浴びて来ます。
 なので、先に向かってて下さい。」


そう言って、優紀は、総二郎の横を横切って、ドアを開けて廊下に出た。


総二郎は、優紀の後を追う為に、あきらに声を掛けた。


「あきら、悪ぃ‼
 俺、優紀ちゃんを追い掛けるわ‼」
「ああ、分かった。」


総二郎は、優紀の後を追い掛けた。


ふら付いて居る優紀に声を掛けたくなった総二郎だったが、取り敢えず、後を追うだけに留めていた。




優紀は、屋上に出ていた。


「ああ、やっぱり、この時期の夜は、肌寒いわ…。
 でも、酔い覚ましには丁度良いかも…。」


優紀は、自然と、涙を流していた。


「何で、私、涙を流しているんだろ?」


優紀は、涙を拭いながら、ベンチに腰掛けていた。


総二郎は、優紀にバレない様に、優紀の背後の物陰に隠れて、優紀の独り言をそっと聞いて居た。


「ああ、何で、私、今日、就いて来ちゃったんだろ?
 今日、来るんじゃ無かったな…。
 もしかしたら、取り返し付かないんじゃない⁉
 如何しよう…⁉
 パンドラの箱の蓋、空けちゃった⁉」


優紀は溢れて来る涙を如何する事も出来ずに、声を出さずに、俯いた状態で泣いていた。



総二郎は、居た堪れなかった。


総二郎は、心の中で、思いを語っていた。


“もしかして、それって、俺の事だよな、優紀??
 俺、如何したら良い?”


総二郎は、背後から、優紀に近付いていた。


そして、思わず、無意識に優紀の背後から、総二郎は、優紀を抱き締めていた。
そして、優紀の肩の上に総二郎の顎を乗せた状態で抱き締めていた。


「えっ??」


優紀は、抱き締めている人物が、背後から伝わる香りで誰だか分かって居た。
忘れられる筈等無いのだから…。


「西門さんっ??」
「優紀、このまま、居て良いか?」
「ダメです。
 誰に見られるか分からないですし、この状況を誤解されたら、西門さんが困られる事に
 成りますよ‼」


総二郎は、首を傾げて言って来た。


「何で、俺が困るんだよ?」
「だって、西門さん、婚約されているんですよね?」


総二郎は…。
“チェッ‼
 優紀は知って居たんかよ…⁉”と、ショックだった。


「それは、親が勝手に決めた相手で、俺は、誰だかも知らねぇし、顔も見た事ねぇ 
 し…。」
「だと、しても、婚約者の居る西門さんと、私が一緒に居る所を見られたら、誤解だけで
 は済まないと思います。」


優紀が言わんとしている意図が分からないと言いたい総二郎だった。


「俺は、誰からも誤解されても構わねぇ。
 しかも、誤解されて、困る事はねぇよ‼」
「私が、困るんです。」


総二郎は、怒り気味で優紀に聞いて来た。


「何でだよ⁉」
「私は、此処で、生活して居ます。
 私は、此処で生きて居るんです。
 もう、静かに生活したいんです。」
「俺とじゃ、それは出来ねぇって言うのかよ?」
「はい‼
 西門さん、いい加減、腕を外してもらえますか?」
「嫌だ、外せねぇよ‼」


優紀はもがいて、総二郎から離れ様としていた。


それに、気が付いた総二郎は、寄り一層、総二郎の腕の中に優紀を封じ込めていた。


「優紀、俺は、優紀が好きだ‼
 もう、優紀以外、俺は受け付けられねぇよ‼
 俺は、どんな婚約者だろうが、俺には、知ったこっちゃねぇ‼
 俺は、優紀以外、要らねぇよ‼」


総二郎は、懇願する様に、優紀に言って除けていた。




慕情そして恋情…<つかつく>  21.




<翼side>


俺がNYに渡米して、2か月後に、弟が生まれた。


実は、母さんは3人目を妊娠していた。


名を『翔』と、言う。



実は、蘭が生まれてから、怒涛の結婚ラッシュと成った。


父さんと母さんは既に入籍はしていたが、結婚式がまだだった為、蘭が生まれて3か月後に俺と蘭のお披露目も兼ねて、父さんと母さんの結婚式・披露宴を執り行った。
結婚式は、身内と父さんと母さんのそれぞれの親友のおじさん達とお姉様方(?)とその家族のみにて執り行った。
まあ、披露宴は、そう言う事も行かず、企業関係者等、大勢の出席者と成った。


その後、1か月後には、総二郎おじさんと優紀さんが、やっと、茶道 西門流の重鎮の方々から了承を得られたとかで、結婚式・披露宴が執り行われた。


その後、2か月後には、あきらおじさんと桜子さんが、夢子さん(あきらおじさんのお母さん)と双子のお姉さん方のプッシュが有った様で、結婚式・披露宴が執り行われた。


あきらおじさんは、“俺が、『おじさん』呼びで、何で、お袋が、『おばさん』呼びじゃねぇんだよ‼”って、怒ってるけど…。
俺も母さんから、そう呼ばされてるから、良く分かんないんだよな?


後、何か月後だったか忘れたけど…、類おじさんと静さんが授かり婚らしく、結婚式・披露宴が執り行われた。


それで、揃いも揃って、翔が生まれた同じ年に、総二郎おじさんの所は『優一郎』、あきらおじさんの所は『つよし』、類おじさんの所は『健』が生まれた。


父さんとおじさん達を4人で『F4』って言うらしい。
で、同じ年生まれの息子達4人を合わせて、『F4junior』=『F4jr.』と、言うらしい。


俺も父さんに瓜二つだと自分でも思うけど、翔もまた、父さんに瓜二つ何だよな‼


何処までも、父さんのDNAは、凄いらしい。
父さんの親友のおじさん達が言っていた。



何だかんだ言っても、翔が生まれた事で、父さんは、“翔が、道明寺HDで翼と一緒に盛り上げてくれる様に成るまで、俺は頑張らねぇとな‼”って、言ってると、母さんから聞いた。


俺も、蘭と翔の兄貴として、しっかり、NYで修行をしようと思う。
何時か、俺が翔に教えて遣れる様に…。




<司side>


月日の経つのは早いと言うのか…。


翼は大学を卒業後、大学院の進学を選び、道明寺HDの仕事をしながら、学業との二足の草鞋で頑張って居る様子だった。


翼は大学院では、MBA取得の為、頑張っていると聞いて居た。


その後、翼は、大学院在学中にMBAを取得して大学院を卒業し、そのまま、NYに残り、親父の秘書をしながら、道明寺HDの仕事を覚えて居る様子だった。


誰が言ったかは知らねぇが、俺より、翼は優秀らしい…。


まあ、言われても仕方ねぇと自覚は有るがな




そして、あれから数年が経ち、翼は今年、30歳に成る。
一応、恋人らしき女性は、何人か居た様だが、結婚には至っては居ねぇ。


お袋が焦り出している様子だった。


俺とつくしは、翼のしたい様にすれば良いと思って居るのだが、お袋は違う様だった。


お袋が何度か、翼に見合いの話しを伝えたそうだが、“鼻で笑われた…。”と、つくしに愚痴を言って来たそうだ。


翼、お前、中々、遣るなぁ~‼
お袋が、翼の態度に度肝抜かれたそうだぞ‼
お袋の秘書が、西田に伝えて来たわ。


まあ、確かに、翼も今年からは、『道明寺HD 専務』だ。


“いい加減、身を固めろ‼”と、言いたいが…。
前に、翼から言われた事が有った。


「父さん、言って於くけど…。
 確かに、そう成らざる負えない状況だったのは頷けるけど…。
 父さん達が入籍したのは、父さんが34歳の時じゃなかったっけ?
 じゃあ、俺なんて、まだまだ、ひよっ子だよな?」
「………」


もう、“何も言えねぇ‼”だった。


俺とつくしが混ざり合うと、こんな風に成るのかぁ~??
ほんと、信じらねぇ‼





切な過ぎる二人…<総優>  4.




<あきらside>


俺は、司に提案していた。


「牧野に頼んでもらえねぇだろうか?」
「何を…だ?」
「総二郎が、優紀ちゃんに会える様に連絡してもらえねぇか…?」
「でも、どんな風に、牧野に連絡してもらうの?
 連絡してもらうには、怪しまれない様にする必要が有るでしょ?」
「まあ…な。
 そう何だよな?」


司が、“あっ‼”って、顔をした。


「この前な、滋と三条が、松岡に、“会いたがってんだ。”って、つくしが言ってて
 な。
 松岡の所に、“遊びに行って来て良いか?”って、言うから、保留にして有んだ。
 で、その話しを、つくしから松岡にさせて、総二郎が松岡に会える様に、セッティング
 して遣るのは如何だ?」


俺と類は、司の提案の話しより、“保留?って…。”と、その方に驚愕していた。



で、司の提案が採用され、“(牧野が)動いた‼”と、司が俺に報告して来た。



そして、その事を俺から、総二郎に話しして聞かせた。


「総二郎、お前が行くなら、旅館も予約する。
 お前次第だろ?」
「あきら、俺、行っても大丈夫か?
 今更じゃねぇのか?
 もし、優紀ちゃんに彼氏が居たら…?
 俺、再起不能に成るよな…。」


俺は、もう既に、“再起不能だろ⁉”とは、とても、総二郎には言えずに居た。



<総二郎side>


俺は、取り敢えず、あいつ等に就いて行く事にした。


如何いう結果に成ろうとも、優紀ちゃんに会えずして、終わらせたくなかった。
もう、二度と同じ様な過ちは、犯したくなった。


あいつ等の厚意を受ける事にした。




【優紀の元に行く日に成った。】


先ずは、T3が優紀に会い、T3は、優紀に案内してもらいながら、町の探索をして楽しんでいた。


そして、つくしから話しを促した。


「今日ね、旅館を予約したの。
 明日、休みでしょ?
 だからね、ちょっと、ゆっくりしたいし…ね。
 優紀も泊まらない?」
「うん、そうだね。
 久し振りだし…。」
「うんうん、そうだよ、優紀‼」
「滋さん、興奮してません?」
「えへへ、優紀に会えて嬉しいんだもんね‼」


って、事で、旅館に向かったT4だった。



そして、洋室のツインルームが2部屋だったので、T4は2×2で部屋を決めた。


その結果、つくし&優紀、滋&桜子に成った。


で、T4で、つくし&優紀の一部屋に集まり、近況報告をしていた。


そして、桜子は、あきらに言われた通り、あきらの携帯に発信して、スピーカーの状態にして、T4の会話を聞かせていた。


第一声、優紀が口火を切った。


「つくし、道明寺さんとの婚約、おめでとう‼」
「有難う、優紀‼」
「ほんと、如何成る事かと、一時は、冷や冷やしましたけど…。
 結局は、道明寺さんのお母様が許して下さったから良かったですけど…。」
「今じゃあ、道明寺HDの中では、司には、“つくしが居なきゃあ…‼”状態に成ってるもん
 ね⁉」
「そう何だ…。
 やっぱり、道明寺さんだよね(笑)‼」



此処からは、優紀に詰め寄る事にした桜子は、優紀にバレない様につくしと滋に目配せをして知らせた。


「ところで、優紀さんは、どんなお仕事を為さってるんですか?」
「今、こっちで、地方公務員をして居るの。」
「そう何ですね。
 大変じゃないんですか?」
「う~ん、こっちは、過疎化が進み掛けてるのよね。
 だから、おじいちゃんとおばあちゃんが多いから、可愛がってもらってるの。」
「じゃあ、若年層は居ないの?」
「うん、少ないね。」
「じゃあ、彼氏を見付ける何て、難しいですよね?」


優紀は、桜子が何を言いたいのか、分からずに居た。


「うん、難しいかな。」



其処に、誰かが、扉を叩いて居る音が鳴った。


【コンコン】


つくしが司と、事前に打ち合わせしていた。
だから、自ら、ドアに向かったつくしだった。


つくしが演技出来るか、桜子は冷や冷やしていた。


「はい、何方ですか?」
「つくし、俺だ。
 開けろ‼」
「えっ、司?
 司、いつ来たの?」
「さっきな、着いたんだ。
 つくし、俺も、部屋を取った。
 お前は、俺の部屋な‼」
「えっ??」
「行くぞ、つくし‼」


で、つくしは、司に連れて行かれた。


実際、司は楽しそうだった。
何故なら、この連れ去られは、予定に無いものだったのだ。


桜子と滋は、問答無用の司の行動を、予想していたのだが…。


司の此の行動に、唯、優紀は呆気に取られているだけだった。