〈つかつく〉
去年迄の数年間…。
つくし と 其の後、産まれて来たつくしの娘で在る 柚の『Birthday party』は、三条邸にて、つくし と 柚の二人の誕生日で在る『12月28日』にT3&優紀の娘で在る 真紀と共にお祝いして来たのだ。
だが、此の年のつくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday party』は、司の出現に寄り、残念乍ら、此れ迄通りの三条邸での『Birthday party』と言う訳にはいかず、翌日の『12月29日』に、仲間達を招待して、道明寺邸にて、執り行われる事に成ったのだ。
そして、今後のつくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday party』は、つくし と 柚の二人の誕生日で在る『12月28日』の前日の『12月27日』or 翌日の『12月29日』の何方(どちら)かで執り行う事と成ったのだ。
所謂、流動的に…。
何故なら…。
年末と言う事も有り、企業経営者にとっては、忙しい最中(さなか)故、【其の年、其の年のスケジュール状況に寄って変わって来る】と言う事が最大の理由で、流動的に成ったのだった。
では、何故、仲間達が集まった時のつくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday party』を二人の誕生日で在る筈の『12月28日』通りに執り行わないのかというと、司の意見が最大に考慮されたから…だったのだ。
「俺 と つくし と(自身達の娘で在る)柚の時間をお前等の為に開けてられっかよ‼」と…。
実は、司の其の言葉だけで、『The end』…だったのだ。
と言う訳で、つくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday party』は、前日の『12月27日』or 翌日の『12月29日』の何方(どちら)かで執り行う事としたのだった。
そして、此の年のつくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday party』は、司の出現に寄って、色々と、コトが動き出した為…翌日の『12月29日』に執り行われたという訳…だったのだ。
【『Once again~再び~ 1.』のエピローグ】
〈総優〉
其処で、つくしと、司 と つくしの娘で在る 柚の『Birthday present』を、慌てて、買いに行く事にした総二郎は、思い出したかの様に、優紀に訊き始めるのだった。
「俺 と 優紀が、何年振りかで、銀座で再会した時…優紀は、言ってたよな?
“知り合いにプレゼントを買う為に銀ブラ(=銀座の街をぶらぶら散歩)して居たんで
す。”って…。
其れって、もしかして、『真紀への『Birthday present』の為に…。』って事か?」と…。
だからだったのだろう。
勿論、『(総二郎 と 優紀の娘で在る)真紀の為に…。』と言う事は間違いでは無いのだが、実の事を言うと、其れだけでは無かったのだ。
だからこそ、此の時の優紀は、自身の夫で在る 総二郎に言えた言葉…だったのだ。
「勿論、『真紀の為に…。』と言う事は間違いでは有りません。
でも、実は、つくし と 柚ちゃんの為…だったんです。
つくし と 柚ちゃんのお誕生日って、『Xmas』が終わって直ぐでしょ!
実は、二人の『Birthday present』を選ぶって、結構、難しいですよね。」と…。
其処で、此の時の総二郎は、自身の妻で在る 優紀からのそんな話し振りを聞いて居て、首を傾げたく成る心境…だったのだ。
だからこそ、此の時の総二郎は、自身の妻で在る 優紀に訊けた言葉…だったのだろう。
「何で、難しいんだよ⁉
高々、プレゼントを選ぶ位の話だろう。」と…。
其処で、優紀自身、“心外!”とでも、言いたく成る位に、少し、顔を赤らめて、怒って居る様子…だったのだ。
だが、其れでも、此の時の優紀の物言いは、優紀らしく柔らかかったのだ。
「実は、つくし と 柚ちゃんの『Birthday present』を、12月に入ってから選ぼうとする
と、必然的に、品物も、包装紙も、『Xmas』仕様…何ですよ。
つくしは良いとしても、『Birthday present』の品物 や 包装紙が『Xmas』仕様だと、
やっぱり、柚ちゃんには変ですよね。
柚ちゃんにとっての『Birthday present』は、『Xmas present』じゃ有りませんし…。
其れに、真紀も、そう何ですけど…。
柚ちゃんも、まだまだ、『Xmas present』は、“サンタさんからの『プレゼント』!”っ
て、思って居るんです。
だからこそ、まだ、其の夢を壊したくないんです。
と言う事に成ると、つくし と 柚ちゃんの『Birthday present』を選ぶ時は、必然的
に、【11月中か?】or【『Xmas』が済んでから…。】と言う事に成ります。
もしも、【『Xmas』が済んでから…。】の方を選択した場合だと、『12月26日』と『12
月27日』しか猶予が無い。
そう成ると、如何しても、慌てて、選ぶ事に成ります。
其れに、猶予期間が無いと碌な物を選ばない。
私が高校生の頃、学校行事と重なった為に、つくしの『Birthday present』選びの日にち
を『12月26日』にした事が在ったんです。
で、後で後悔したんです。
“もっと、良い物を選べば良かった。”って…。
だから、其れ以来、遅くても、11月中頃には選ぶ様に成ったんです。
だから、あの日…。
総二郎さんと再会したあの日は、私の仕事帰りに、つくし と 柚ちゃんの『Birthday
present』 と 真紀の『Birthday present』選びをして居ました。」と…。
勿論、此の時の総二郎は、自身の妻で在る 優紀からそんな話しを聞いて居て、漸く、納得して居たのだった。
“成程、そう言う事…だったのか。
だからこそ、俺 と 優紀は、再会出来た様なモンだな。”と…。
だからだったのだろう。
此の時の総二郎は、自身の妻で在る 優紀と約束するつもりで話しし始めるのだった。
「だったら…よ。
此れからは、俺 と 優紀の二人で、牧野 と 柚の『Birthday present』 と 真紀の
『Birthday present』選びをしに行こうぜ!
其れと、此れからは、真紀の『Xmas present』も、俺 と 優紀の二人で一緒に選びに行
こうぜ‼」と…。
だからこそ、此の時の優紀は、満面の笑みと共に、恥ずかしそうに自身の夫で在る 総二郎に了承の意を伝えるのだった。
「はい、承知しました。」と…。
其処で、総二郎は、ふと、思った事を自身の妻で在る 優紀に訊き始めるのだった。
「で、此れ迄の真紀の『Xmas present』は、如何してたんだ?」と…。
だからだったのだろう。
此の時の優紀は、当然かの様に、自身の夫で在る 総二郎に話しし始めるのだった。
「真紀の『Xmas present』は…。
此れ迄は、つくし達と一緒に三条邸でお世話に成って居たと言う事も在ったんですけど、
“柚(ちゃん) と 真紀(ちゃん)を分け隔て無くしたい。”と、言うつくしとの想いが
一致したので、何時(いつ)も、柚ちゃん と 真紀の二人が、“欲しい!”って、言う品
物をつくしと一緒に選んでました。」と…。
だからだったのだ。
此の時の総二郎は、そんな話しを自身の妻で在る 優紀から聞いた事で、此の件に関しても、再度、優紀との約束を取り付け様とするのだった。
「だったら、此れからは、牧野達とは一緒に住んでねぇんだから…。
真紀の『Xmas present』も、俺 と 優紀の二人で一緒に選びに行こうぜ‼」と…。
だからだったのかも知れない。
此の時の優紀は、更に、嬉しそうに、満面の笑みと共に、少し、自身の顔を赤らめ乍ら、自身の夫で在る 総二郎に了承の意を伝えるのだった。
「はい、承知しました。」と…。
と言う訳で、其の後の総二郎は、そんな優紀を放って置けなく成るのだった。
PS.
つくし と 優紀が、それぞれ、大学を卒業した後の職業とは…。
つくしは、大学での成績が優秀…だった事も有り、桜子の祖母で在る 三条家の大奥様の進めで、企業を立ち上げ、起業する事にしたのだった。
また、偶々、滋に見せた企画が、滋の父親で在る 大河原社長の目に留まり、つくしを取り込もうしたのだが、結果的には、つくしと提携する運びと成ったのだった。
だからだったのだ。
此れ迄の大河原グループの幾つかの企画は、つくしとのタイアップで実現した企画…だったのだ。
勿論、つくしとの交渉の際の担当者は、滋…だったのだ。
そして、打ち合わせ場所も、勿論の三条邸…だったのだ。
また、優紀は、大学の学科を国際学部 英文科とし、入学して卒業して居たのだ。
実は、優紀の『夢』は、『翻訳家』に成る事…だったのだ。
だからだったのだ。
優紀にはそんな『夢』が在ると言う事を知った桜子が、伝手を利用して、出版社を紹介してもらい、『翻訳家』としての歩を進めて居たのだった。
〈此の二次小説『Once again~再び~ 27.』は、短目にて、終了して折ります事をお詫
び申し上げます。
了承の程、宜しくお願い致します。〉