もしも類とつくしが兄妹だったら…<つかつく>50.
【花沢つくし 編 50.】
つくしのパパの予期せぬ攻撃を受けてしまった司は大丈夫なのか?
つくしは心配していた。
かなり、放心状態になっていたし…。
此れって、所謂、『肝が冷えた』って、やつよね?
司とつくしは、カフェでお茶を飲んで居た。
つくしは、分かっているが一応、司に尋ねた。
「司、大丈夫?」
「いや、無理か?」
「だよね?
ごめんね⤵。
私と結婚する事、ビビった?」
「否、それは無い。
唯、インパクトがデカ過ぎた⤵。」
つくしは、“当然だよね。”と、言葉を詰まらせていた。
「………、だよね。
私との結婚に躊躇してないなら、良かった。
ほんとに、ごめんね。
あれが我が家、花沢家なの。
正体を知って、びっくりしたでしょ‼」
「びっくりを通り越して………。」
司は何と言えば良いか分からず、言葉に成らなかった。
司自身が思うに、つくしパパは、類より策士振りはマシだろうと思っていた。
司は、つくしパパを敢えて言うなら、類に毒気を足した感じか…と、思ったのであった。
「「………はぁ~⤵。」」
司とつくしは、同時に溜息が出た…。
司とつくしは、前途多難だと、思っていた。
司は、道明寺家での挨拶の折りの、父親とつくしの会話を思い出していた。
司は、つくしパパの事を事前に父親からもっとちゃんと聞いて於くべきだったと、後悔していたので有った。
また、つくしも、もっと早目に、パパの正体を事前に司に伝えて於くべきで有ったと、後悔していたので有った。
それぞれがお互いに、後の祭りでは有ったが…。