tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火…<つかつく>  4.





<司side>


打ち上げ花火…あの夜、あいつと一緒に見た時、あいつは言っていた。


『打ち上げ花火』って、『空に輝く花』って言うだって…。
 本当の打ち上げ花火の意味は、先祖を祭る為の『精霊送り』が語源何だって…。
 鎮魂が込められているんだって…。
 闇夜を一瞬にして明るく照らし出して、“さあっ”と、散って行く…。
 誰もが思う打ち上げ花火は、一般的には、華やかで明るい…、だと思うけど、
 私の思う打ち上げ花火は、儚く寂しさを感じて…。
 でも、その一方で、去り際が、潔くてカッコいいって、思うの。
 私は、誰かの打ち上げ花火には、成れないかも知れないけど…、
 私が思う誰かの打ち上花火には成りたいなぁ…って思うの。」


『俺はそんな事言うなよ。』って、心の中で叫んでいた。


その後、直ぐだった。
俺がNYに連れて行かれたのは…。




俺は、あいつを失いたくなくて…、ババアと対峙する為、NYに戻った。


俺はババアに言った、牧野の置かれていた現状を…。


俺は西田から聞いた、
*牧野の親父さんのリストラの件
*タイミングの良い家族での関西移住の件
*牧野のイギリス留学の時期の件


あきらから聞いた、
*情報操作の件


そして、
*裏帳簿の件


全て、ババアが絡んでいる事を突き止めた俺は、ババアを追い詰めた。



ババアは動じる事無く、ババアは俺に言い訳をして来た。
最もな言い訳として…。


「何もかも、道明寺HDの為、強いては、あなた、司の為に行った(おこなった)までで 
 す。」
「あんた自身の、ババアの為に行った(おこなった)の、間違いじゃねぇのか?
 俺をババアの意のままに操る為に…。」


ババアは絶句していた。


「俺から4年は、道明寺HDの為に尽くすと約束した。
 その後は解放してくれと言った。
 それを了承したのはあんた、ババアだろ?」
「4年で道明寺HDが終わると言うのですか?
 終わりではなく、始まりです。
 あなたが納得するように、了承はしましたが、認めた訳では有りません。」
「今更だろ、了承は了承だ。
 サインも有るんだ。」
「親子の間の誓約書です。
 世間が認める筈は有りませんし、何より、私が認められる筈は有りません。
 道明寺HDの法律は私(わたくし)です。
 あなたが4年後も此処(NY)に残ると思っていました。
 私(わたくし)を捨てられる筈等無いと…。
 あなたは、私(わたくし)を捨てられるの…?」


ババアは此処に来て、感情論で俺に揺さ振りを掛けて来た。
まさかだったが、俺は動じなかった。
俺はあいつが居てくれれば、それだけで良かったから…。



「ああ、ババアは捨てられるが、あいつは捨てられねぇ。」


ババアは絶句して何も答えられねぇでいた。



此処で、ババアとの話し合いは平行線のまま終わった。



そして、俺は日本に帰国して、後悔する事に成った。



俺がババアに言った一言のせいなのか…?

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