もしも類とつくしが兄妹だったら…(家族編)<つかつく>4.
【道明寺つくし 編】
総二郎と優紀の息子・娘が何方も道明寺家の息子と娘に好意を抱く等、思ってもいなかった総二郎と優紀夫婦。
優紀は、これで良いのか真剣に悩んでいた。
「あのね、総二郎さん、優一郎と光紀が、つくしの子供に好意を抱いたらしくて…。」
「誰だ?」
「優一郎が蘭ちゃんで、光紀が翼君。
良いのかしら…。」
総二郎は様子を見た方が良いと、判断した。
「今すぐ、如何のこうのって、訳じゃないだろうし、司の処は、あの二人の子供らしくて
笑えるけど…、恋愛感情に疎いらしいぞ。
だから、様子を見よう‼」
「そうね、そうするわ。」
優紀も様子を見る事にした。
一方、つよし・やすしの双子の親で有るあきらと桜子夫婦。
桜子がやすしの好きに成った娘(こ)が仁と重なってしまった事を悩んでいた。
「あきらさん、やすしね、如何も、好きに成った娘(こ)が、静さんの処の仁君と一緒だったらしいの⤵。」
「相手の娘(こ)は誰だ?」
「優紀さんのお嬢さんの光紀ちゃん。
私はやすしには光紀ちゃんは合っていると思うの。
光紀ちゃんの容姿も性格も優紀さん譲りでしょ。
やすしには、光紀ちゃんのように芯のしっかりしたお嬢さんの方が良いと思うの。
だけど、恋敵(ライバル)の相手が…。
良く無いわよね…⤵。」
あきらも首を捻っていた。
相手が悪ぃというように…。
「仁かぁ~⤵。
確かにな。
見た目、王子様だからな。
まあ、光紀の気持ちも有るだろ?」
これまた、大問題と言わんばかり、桜子があきらに言って聞かせていた。
「それが…、光紀ちゃん、先輩の息子さんの翼君らしいの。」
「はぁ~??
翼は司と同じで、恋愛に全く興味が無いらしいけどな。
で、つよしは?」
桜子が溜息を付くかの如く、言って聞かせた。
「すみれちゃんらしいの⤵。」
「すみれかぁ~。
すみれも強敵だなぁ。
司の処は、あの二人らしく、恋愛に全く興味が持てないらしいな。」
「すみれちゃんは、容姿は先輩だけど、性格は道明寺さんと先輩の良い所取りでしょ。
英徳学園でも、高校生からも人気が有るらしくて、先輩の『人たらし』を継承してし
まっているらしいの。」
あきらは呆気に取られていた。
「はぁ~??
すみれも中々、遣るなぁ~。」
子供世代の恋愛模様を垣間見てみましょう‼