好きに成ってしまった訳…<あき桜> 11.
<桜子side>
「桜子の気持ちを教えてくれねぇか?」
美作さんから気持ちを聞かされた私は、如何、答えたら良いの?
『まだ、私の気持ちは其処まで達してません。』って、正直に言うの?
言える訳無いよぅ~⤵。
<あきらside>
桜子は、桜子自身の気持ちを俺に直ぐには答えてくれなかった。
まだ、気持ちが其処に無いって、物語ってるって事だろ?
避けられてたしな⤵。
<桜子side>
先輩からT4LINEにLINEが入って来た。
『今日、時間有る?
いつもの所で、会わない?』
『了解‼』
『ほ~い‼』
何か、気分が乗らないなぁ~⤵。
『桜子は?』
『大丈夫です。』
で、集まる事に成った。
先輩から切り出された。
「ねぇ、桜子?
美作さんの事、如何思ってんの??」
先輩、滋さんはまだ知らないんですよね?
滋さんに突っ込まれますよ?
やっぱり、案の定‼
「如何いう意味なの、桜子??」
「えっ、まあ…。」
如何、答えれば良いのだろうか?
「ああ、美作さんがね、桜子に惚れたらしいの?」
先輩、かなりドストレート過ぎぃ~‼
「はぁ~??」
そりゃあ、そうなるでしょ?
「で、桜子は如何思ってんの?」
「だから、それを今、聞いてんの?」
先輩と滋さん、そんな目で、私を見ないでぇ~~‼
先輩、そんな期待しないでぇ~~‼
自分自身の気持ちが分かるなら、こんなに悩まないでしょ、普通‼
「まだ、自分自身でも自分の気持ちが良く分かっていないんです⤵。
自分自身の気持ちを理解出来ていないと言うか?
確かに、美作さんに助けて頂いた時、美作さんに対する印象は変わったと、思います。
でも、美作さんは『マダムキラー』ですよ。
自分で言うのも何なんですが、私も、『浮名を流した女』。
何か、有れば、『やっぱり…?』って、成るんですよ。
難しいでしょ?」
先輩も何も言えなくなってしまった。
まあ、そりゃあ、そうですよね?