好きなのに…(続編・その後)<総優> 16.
【家族 編】
<優紀side>
ある日、ママ会が招集された。
議題は、『F4jr男の子軍団の我儘のU○○旅行』。
桜子さんが口火を切って来た。
「皆さん、如何でした?」
「如何もこうも無いわよ⤵。
先ず、ディ○○ランドに連れて行った事を怒られ、“翼から我儘言われても、静止させ
て、言う事を聞かすのがお前の役目だろ‼”と、怒られたわよ⤵。
どの口が、それを言うって、こっちが怒りたいって言うのよ‼
翼は誰に似たと思っているんだろ⤵。」
つくしは溜息を付きながら怒っていた。
その様子だと、道明寺さんに相当遣られた口かな?
「私も同じです。
あきらさんが、本気怒りした所、殆んど見た事無くて…⤵。
F3からは聞いていたんですけど…ねぇ⤵。
初めて見たのが、私への本気怒りって…⤵。
ほんと、縮み上がるかと思いましたよ⤵。」
「相当、怖かったのね、桜子さん‼」
「怖いって、言うものじゃ有りませんでしたよ‼」
「どんな時だったか忘れたけど、あきらの本気怒りを見たのは、私でも1回位じゃないか
しら。
つくしちゃんは見た事無いの?」
「何の喧嘩か覚えてないですけど…、F4で喧嘩していた時が有って、その時だったか
な?
美作さん、マジ怒りしていたと思うんだけど…。
確かに、美作さんのマジ怒りは、縮み上がるかも‼」
優紀は見た事無いので、聞いてみたかった。
「どんなに怖いの?
この前、総二郎さんの家元襲名披露パーティーの後、道明寺邸で二次会してくれたで
しょ?
あの時、息子達それぞれに、F4が怒っていたじゃない?
あれ寄り、凄いって事?」
「あの比じゃ有りません。
3倍くらいじゃないでしょうか?」
優紀は、“わぁ~⤵。”って、驚愕してしまった。
「優紀は如何だったの?」
「かなり、総二郎さん、怒っていたよ⤵。
“何も無かったから良かったけど、何か有ったら如何するんだ?”って、怒ってたかな
⤵。
F4jr達は、仁君とうちの光紀以外はパパ似でしょ?
それを頻りに気にしてた。」
「それは、類も同じ。
その事をかなり怒ってた。
でも、謝ったから、許してくれたけど…ね。
“次は無いよ‼”って、言われたのは言われたけど。」
「花沢類はそうですよね?
相手が理解して居たら、余り、強く怒らない。
F4の中でもそうだったかな?
それで、優紀は如何したの?」
「ああ、反論せず、謝り捲り。
どうせ、反論しても倍返しで怒られるし…。
その辺は家元に成ってから寄り厳しく成ったかな?」
優紀は諦めていた。
総二郎に刃向かった処で勝ち目が無いのは分かり切っている⤵。
だから、謝るのみ。
家庭円満のコツかな?