懺悔の日々…<総優> 5.
<不快に感じるで有ろう言葉が一部、入っています。 ご了承下さいませ。
また、『花より男子』の原作に無い設定を勝手にしております。 お詫びします。>
ヘリで京都に向かっていたつくしと司と総二郎は、無事、病院に着いた。
つくしはリムジンの中で、総二郎から、優紀への気持ちを聞いた。
何と言って良いか分からないつくしで有った。
病院に到着するなり、看護師から言われた言葉に優紀の現状を悟った面々で有った。
「輸血が必要です。
何方かO型の血液型の方はいらっしゃいますか?」
総二郎は、即座に名乗り出た。
「俺、O型です。
俺の身体は如何でも良いんで、優紀ちゃんを助けて下さい。」
「あなたは?」
「優紀ちゃんの友人です。」
「分かりました。
中に入って、準備して下さい。」
総二郎が気付いた時には、ベッドに寝かされていて、点滴をされていた。
「総二郎、気が付いたか?
少し多めに血を抜いたらしい。
安静にして於いて欲しいそうだ。」
総二郎は、意識が朦朧としていた。
「優紀ちゃんは?」
「まだ、手術中だ。」
「そうか…⤵。
助かるよな‼」
「総二郎、気をしっかり持て‼」
「ああ。」
司は総二郎を励ましていた。
その後、優紀の手術は無事成功した。
しかし、丸2日間、昏睡状態だった優紀が目覚めた時は、子供のような振る舞いになっていた。
ドクターが言うには、“記憶喪失とまではいかないが、記憶が曖昧に成っている様だ。”との事だった。
その為、優紀が目覚めた時に一番最初に優紀の瞳(め)に飛び込んで来た総二郎だけを受け入れているような感じになっていた。
総二郎は、病院に残り、優紀の世話を一手に引き受け、充実した日々を送っていた。
総二郎は、優紀の傍に常に居て、着替えから、食事の世話、シャワー許可が出てからは、シャワー室に一緒に入り、身体全てを洗って遣り(頭は手術していたので洗えないが…。)、擽ったそうにする優紀の身体を拭いて遣ったり、寝る時は抱き締めながら、唇を合わせるだけのkissをしながら眠っていたりと、総二郎にとっては充実していた3ケ月で有った。
そんな時だった。
突然、早朝、目覚めた優紀が…。
曖昧だった優紀の記憶がはっきりしていたので有る。
目覚めた優紀は、抱き締められながら、優紀の唇に誰かの唇が有る状態が信じられず、驚愕して震え出した。
それに気付いた総二郎が驚愕して言った。
「優紀…‼」
優紀は信じられなかった。
傍で、同じベッドで寝ていたのが、総二郎で有ったという事が…。
“如何して…。”
優紀は固まったまま、動けずにいた。
総二郎は、総二郎自身を拒絶して居るで有ろう優紀の現状に困惑していた。
総二郎は、“優紀、俺を拒絶しないでくれ。”と、願わずにはいられなかった。
しかし、優紀は総二郎を拒絶し始めた。
<【記載変更について】
『花より男子』Wikipediaより
『西門総二郎』の血液型が、『O型』で在る事が、判明しました。
その為、記載(2018.9.16)当時は、『A型』記載しておりましたが…。
『A型』➡『O型』に記載変更しております。
『花より男子』の漫画の作者で在られます神尾葉子先生に於かれましては、大変、
無礼を致しました事を、此処に、お詫び申し上げます。
また、『花より男子』の関係者各位 様に於かれましても、無礼をお詫び申し上げ
ます。
記載変更日
2019.6.19 >