tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  33.



そんな事が有った数か月後…。
つくしの病状は回復し、リハビリも順調に進み、つくしの退院の目処が付き、其の数日後のつくしは、道明寺総合病院を退院して、約束通り、道明寺邸に移ったのだった。


云わば…。
此の道明寺邸が、此れからのつくしの住処と成るのだ。


此の事に喜んだのは、何も、司だけでは無かったのだ。
言う成れば、タマも、其の一人だったのだ。


そして、司と一緒に、道明寺邸に入って来たつくしを、タマは、愛おしそうに抱き締めたのだ。
つくしよりも、更に、小柄なタマの身体で…。


勿論、つくし自身、まだまだ、無理の出来無い身体…故、タマは、つくしの身体を摩る様に、抱き締めて居た事は言うまでも無かったのだ。



そして、其の後の司とつくしは、今後、司とつくしの自室と成る 東の角部屋に入ったのだった。


勿論、つくしは、此の部屋に入った時に、気が付いたのだ。
此の部屋(東の角部屋)が、如何言う意味の在る部屋なのかを…。


だからだったのだ。
此の時のつくしは、暫くの間、呆然…だったのだ。


何故なら…。
つくしが、「5年は掛かるかも…。」と、司に言った部屋だったのだから…。



其処で、司は、そんなつくしの様子に、ニヤッと、自身の顔に笑みを溢し乍らも、司は、つくしに、言って除けるのだった。


「此処(東の角部屋)は、俺とお前にとって、思い出の部屋だ。
 俺とお前の自室は、此処(東の角部屋)で、良いよな?」と…。


だからだったのかも知れない。
漸く、意識が戻って来たつくしは、自身の顔を覗き込んで居る司に、返事無く、頷くだけしか出来無かったのだ。


何故なら…。
此の時のつくしの顔は、既に、真っ赤に成って、照れて居たから…だったのだ。



こうして、司とつくしの二人の生活は、また、此処(東の角部屋)から始まる事に成ったのだった。


そうなのだ。
成って居た筈…だったのだ。


だが、其処は、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓だったのだ。


実は、そう思って居た司に、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、容赦無い言葉を投げ掛けて来たのだ。


「司…。
 つくしさんが退院したのなら…。
 NYに戻って来て頂戴‼
 貴方には、此方(NY)での修行が、まだ、残って居るのよ。
 まさか、“此のまま、日本に…。”とは、思って居ないわよね⁉
 そんな事が許されるとでも、お思いかしら?
 つくしさんは、まだまだ、療養の身なのよ。
 つくしさんを、タマに預けて置けば良いわ。
 兎に角、此方(NY)に、早く、戻ってらっしゃい‼」と…。



実は、何故、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が、自身の息子で在る 司を、NYに戻そうとしたのかと云えば…。
其れは、言う成れば、つくしの為…だったのだ。


何故なら…。
つくしの主治医で在る 自身の友人から、連絡を受けたから…だったのだ。
勿論のリモートで…。


「牧野さんの退院の際に、司君から、訊かれたわよ。
 “つくし(牧野さん)が退院して、どれ位経てば…。
  そう言う事をしても、良いんでしょうか?”って…。
 そんな話しを聞いた時は、吃驚して、思わず、言っちゃったわよ。
 “今直ぐは、難しいかも知れないわね。”って…。
 でも、良~く、考えたら、司君と牧野さんは、婚約者同士で、恋人同士…何だから。
 そう言う事を、訊かれたとしても、可笑しくないのよね。
 だから…ね。
 妙に、納得したわよ。」と…。
「………」


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、自身の頭を抱えたまま、何も、口から発する事も出来無い程…だったのだ。


唯、其の時に、司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓が考えて居た事は…。


“兎に角、此方(NY)の社員の手前も在る事だし…。
 一旦は、司を、NYに戻そう‼”…だったのだ。


そして、此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、更に、思って居たのだ。


“つくしさんには、ちゃんと、療養して貰おう‼”と…。


だからだったのだ。
此の時の司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓は、つくしの主治医で在る 自身の友人に、言えた言葉だったのだ。


「分かったわ。
 教えてくれて、有難う‼」と…。



だからだったのだ。
其の後の司は、自身の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓に寄って、再び、NYに連れ戻されたのだった。
だが、其の後の二年後には、本格的に、司は、日本に、凱旋帰国する事と成ったのだが…。



そして、一方のつくしは、司が、再び、NYに戻った後の二年間を、実は、有意義に、過ごして居たのだ。
勿論のタマと…。


そして、英徳大学に復帰する迄のつくしは、療養し乍らも、リハビリにも励み、日常生活に支障無い程度に迄、回復して居たのだ。


其の甲斐が有ってか…。
つくしは、自身の主治医からのお墨付きを受けて、つくしが手術を受けた翌年の9月…。


云わば…。
其の年の後期から、英徳大学3年生として、つくしは、英徳大学に復帰したのだ。
勿論、つくしの此れ迄の取得単位数は、其のままで…。
なので、英徳大学では、桜子と同級生という事に成ったのだ。



実は、つくしが、道明寺邸にて、療養中の頃は、リモートで、T4女子会を開催して居たのだ。
勿論、司は、知らされて居なかったのだが…。



だからだったのだ。
つくしが、英徳大学に復帰した時に、つくしは、桜子に伝えて居たのだ。


「司には、絶対に、桜子の気持ちを分からせるから…ね。
 其れ迄、待ってて…ね。
 ご免ね。」と…。


そんなつくしの気持ちが嬉しい此の時の桜子は、泣き乍ら、つくしに、返答して居たのだ。


唯、「はい。」と…。



こうして、司がNYに戻った後、つくしも、タマと…。
そして、T3と、楽しく、有意義な毎日を暮らして居たのだ。


勿論、度々、司の姉で在る 椿も、日本に帰国しては、つくしとの楽しい時間を、過ごして居た事は言うまでも無かったのだ。


そして、実の事を言うと…。
司の姉で在る 椿の帰国後は、何時も、タマの監視付きだった事は言うまでも無かったのだ。


何故なら…。
司の母親で在る 道明寺HD 社長 道明寺楓からの指示だった事は言うまでも無かったのだから…。



という訳で、司とつくしにとっての打ち上げ花火は、一生、忘れる事の出来無い、思い出の一つと成って居たのだった。



fin



<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  33.』は、一部の
 文面の中に、不快に思われるやも知れない表現が入って折ります。
 了承の程、宜しくお願い致します。>


<此の二次小説『打ち上げ花火【浴衣に魅せられて】…<つかつく>  33.』は、『fin』
 にも関わらず、短めにて、終了して折ります事を、お詫び致します。
 了承の程、宜しくお願い致します。>

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