プロジェクト会議が始まる前【浴衣に魅せられて】…<つかつく> 続編
実は、プロジェクト会議が始まる前に、つくしは、滋を始め、桜子、そして、類からも、それぞれ、連絡を受けて居たのだった。
其れは、“プロジェクト会議が始まる前に、調べて置きたい事が有る。”と、言う思いで、事前に、つくしは、滋を始め、桜子、そして、類からも、それぞれ、連絡を受けて居たという訳…だったのだ。
先ずは、つくしは、滋から連絡を受けて居たのだ。
勿論のビデオ通話で…。
実は、其の日は、F4&T4の集まりから、僅か、数日しか経って居ない時の事だったのだ。
そして、其のつくしが、滋から連絡を受けた日と言うのが、道明寺HD➡大河原グループに、正式に、依頼書類を送付して届いた次の日の事だったのだ。
「つくし…実は、訊きたい事が有るんだよね。
昨日、依頼書類が届いたよ。
其の中に、現在の状況のペンションの図面が入って居たんだけど…。
図面よりも、今、実際に、建って居るペンションの状況を観て視たいんだよね。
案内してくれないかな?」と…。
だからだったのだ。
此の時のつくしは、滋に、即答したのだ。
「うん、分かった。」と…。
そして、其の日の夜、つくしは、司に話しして居たのだ。
滋からの要望の話しを…。
其処で、其の時のつくしは、司からの返答の言葉に、度肝を抜かれた形と成って居たのだ。
「分かった。
西田に、スケジュールの調整をさせるから、日にちが決まったら、教えてくれ‼」と…。
だからだったのだろう。
此の時のつくしは、思わず、司に訊いてしまったのだ。
悪気無く…。
「えっ??
司も、一緒に、就いて来るの?」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、既に、顔を引き攣らせて居たのだ。
そして、1トーン低めの声で、つくしに、言って除けるのだった。
「俺は、お前のアドバイザーだろ‼
俺が、お前に就いてかねぇで、お前は、如何するつもり何だよ。
寧ろ、俺は、そっちの方が、不思議だわ。」と…。
「………」
だからだったのだろう。
此の時のつくしは、そう言って来た司に、言い返す言葉を失う程…だったのだ。
そんなつくしを観て居た司は、更に、つくしに言い始めるのだった。
「お前は、今迄に、プロジェクトに関わって来た事はねぇだろ?
今迄のお前は、企画する方が主だったろ?
初めてのプロジェクトを、お前だけで熟せるとは、俺は、とても、思えねぇ。
先ずは、経験が必要だ‼
其のお前の経験の為に、俺が、お前のアドバイザーに成ったんだぞ‼
だから、滋と一緒に、ペンションの視察に行く時は、俺も一緒に、就いてく‼
良いな、つくし…。」と…。
だから、ペンションの視察当日と成った日…。
つくしの横に、一緒に居る司を観た滋は、“はぁ~⤵。”と、溜息しか出なかったのだ。
だからだったのだ。
此の時の滋は、思わず、司に言ってしまったのだ。
「司も、つくしと一緒に就いて来たんだぁ~。
折角、つくしと優紀と3人で、視察出来ると思ってたんだけどなぁ~。」と…。
だからだったのだろう。
此の時の司は、そう言って来た滋に対して、唯、睨み付けて居ただけだったのだ。
そして、不機嫌な司 と 楽しそうな滋と共に、つくしは、“はぁ~⤵。”と、溜息を突き乍らも、ペンションの中、また、ペンションの周りを視察して居たという訳…だったのだ。
其処で、滋が、つくしに提案し始めたのだ。
「つくし…此のペンションの周りは、如何する予定なの?
此れだけの広大な敷地を、其のままにして置くと言うのは、無駄に感じるんだよね。
実際、此れだけの広大な敷地を管理すると言う事は、手入れも必要だっただろうし…。
其れ成りの資金も、必要だったと思うよ。
だったら、此の際だから…さぁ~。
『ペンションウェディング』に相応しい何かを、此処に建てると言うのは、如何かな?」と…。
其処で、つくしも、滋に、返答し始めるのだった。
「そう何だよね。
(ペンションの)オーナーも、オーナー夫人も、仰って居たんだけど…ね。
此れだけの広大な敷地を管理する資金って、かなり、負担だったみたい。
なので、“ペンションのリフォームをしたくても、中々、踏み込めなかった。”って、仰っ
て居たの。
だから、“楽しみにしてるわ。”と、私は、オーナー と オーナー夫人から頼まれて居る
のよ。
一応、オーナー と オーナー夫人に訊いたの。
“要望が有れば…。”って…。
でも、“無い。”って、言われて居るから…。
滋さんの考えを纏めて貰って、プロジェクト会議の時に話ししてくれるかな?」と…。
なので、つくしから、そんな風に話しを聞いた此の時の滋は、実は、興奮状態だったのだ。
何故なら…。
此れだけの広大な敷地を、自分自身が手掛けられるのだ。
なので、此の時の滋は、思って居たのだ。
“「此れが、興奮せずに居られますか?」って、話しよ。
絶対に、良いモノにして魅せるわよ。”と…。
という訳で、滋は、此れだけの広大な敷地に携われる事に関して、つくしに、感謝するのだった。
また、其の翌日には、つくしの下に、桜子から、連絡が入ったのだった。
勿論のビデオ通話で…。
「先輩に、ご相談が有るんですが…。
宜しいでしょうか?」と…。
なので、つくしは、桜子に、即答するのだった。
「うん、良いよ。
改まって、何⁉」と…。
だからだったのだ。
此の時の桜子は、話しし始めるのだった。
「はい、ご相談と言うのは…“メープルホテルのブライダル担当のスタッフの方と、お会い
する事は出来ないか?”と、言う事…何ですが…。
如何でしょうか?」と…。
其処で、つくしは、桜子に、理由を、訊き始めるのだった。
「其れは、良いと思うんだけど…。
でも、何で⁉」と…。
だからだったのだ。
桜子は、つくしに、理由を話しし始めるのだった。
「はい、実は…ブライダルエステを行う場所について、“(メープルホテルの)ブライダル
担当のスタッフの方と、ご相談して視たい。”と、思ったから何です。
と言うのも、『ペンションウェディング』だと、現地で、ブライダルエステを行う事は難
しいと思うんです。
其れに、ブライダルの(ヘアメイク)リハーサルも、現地の方が、イメージが湧き易いか
と思うんですが、新郎新婦様が、東京 や 関東方面の方だと、態々、という事に成り兼
ねないんですよね。
なので、思ったんです。
“メープルホテルのお支度部屋(ブライズルーム) or リハーサル部屋か?
其れとも、ホテル美容室の場所を、『ペンションウェディング』を執り行う新郎新婦様
の為に、使用出来無いか?”と…。」と…。
なので、此の時のつくしは、納得したかの様に、桜子に、返答し始めるのだった。
「そりゃあ、そうだよね。
メープル(ホテル)でも、使用出来る部屋には、限りが在るわよね。
其れに、メープル(ホテル)でも、『ホテルウェディング』が、執り行われて居る。
だからこそ…スケジュール調整が、寄り、難しく成る。
なので、メープル(ホテル)のブライダル担当のスタッフとの事前打ち合わせが必要とい
う訳よね。
桜子が、言いたい事は、十分、分かった。
支配人に、私から、確認して視るわ。
其の(事前打ち合わせの)時に、私も、同席して良いのかな?」と…。
という訳で、此の時の桜子は、納得してくれたつくしに、即答するのだった。
「はい、お願いします。」と…。
そして、其の後の桜子は、つくし同席の下、メープルホテルのブライダル担当のスタッフとの事前打ち合わせに臨む事が出来たのだった。
そして、其の翌日には、類からも、つくしに連絡が入るのだった。
勿論、此の時の類は、「牧野に相談が有るんで、会いたいんだけど…。」と、連絡を入れ乍らも、態々、つくしの勤め先で在る メープルホテルに来て居たのだ。
なので、此の時のつくしは、支配人に呼ばれたという事も有り、支配人室に向かったのだ。
そして、支配人室のドアを開けて、支配人室に入って、驚愕したのは、つくしだったのだ。
何故なら…。
今の今、つくしは、類に、了承した所…だったのだ。
なので、此の時のつくしは、「後で、時間を伝えるね。」と、類に、話しした筈…だったのだ。
なのに、既に、類は、此の場(支配人室)に居るのだ。
だからだったのだろう。
此の時のつくしは、驚愕して居たという訳…だったのだ。
其処で、類は、つくしに、相談し始めるのだった。
「あのさぁ~、牧野…相談というのは、他でも無い。
『ペンションウェディング』に出す料理 や アルコールについて…何だよ。
だから、(ペンションの)オーナーに訊きたい事が有るんだよね。
『ペンションウェディング』に出す料理 や アルコールは、どんな物を出すのか?
“もう、決まってるのかな?”と、思って…さ。
話しは、進んでるの?」と…。
だからだったのだ。
此の時のつくしは、知って居る範囲だが、類に、話しし始めるのだった。
「今、(ペンションの)オーナーは、道明寺邸で、(道明寺邸の)シェフと一緒に、メニュ
ーを考えてくれて居るらしいの。
今の段階では、何処迄、話しが進んで居るのか?
私では、分からないのよ。
だから、私から、確認して置こうか?」と…。
だからだったのだ。
類は、そう言って来たつくしに、言って除けるのだった。
「だったら…さ。
今から、(道明寺)邸に行こうよ。」と…。
其処で、つくしは、驚愕だったのだ。
何故なら…。
“此の事が、もし、司にバレれば、きっと、大変な事に成る。”と、此の時のつくしは、何処か、心配する節を、類に、魅せるのだった。
だが、此の時の類には、そんなつくしを知ってか、知らずか?
見て見ぬ振り…。
だからだったのだ。
此の時の類は、支配人に、「牧野は、連れて行くね。」と、伝えた後…。
支配人からの了承の言葉を聞かないで、楽しそうに、つくしを引き摺るかの様に、メープルホテルから、つくしを連れ出したのだった。
なので、此の時の支配人は、そんな素早い類の行動に、呆気に取られ乍らも、何も言えずに居たのだ。
だが、其の後の支配人は、慌てるかの様に、司の第1秘書で在る 西田に、そんな類の行動を、報告するのだった。
だからだったのだ。
西田から、そんな話しを聞いた司は、類とつくしを追い掛けるかの様に、道明寺邸に戻るのだった。
何故なら…。
司にとって、『類』という『男』は、『天敵』だったからなのだ。
だが、司が、道明寺邸に戻って来た時には、類とつくしだけじゃ無く、(ペンションの)オーナーと道明寺邸のシェフも一緒に、リビングルームに居て、メニューについて、話しして居た最中だったのだ。
だからこそ…。
此の時に、リビングルームに居たつくしは、司を観て、驚愕したという訳…だったのだ。
そして、其の後の司も、其の中に一緒に入って、打ち合わせに参加する事と成ったのだった。
fin