tukatuku-inotiのブログ

花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

記憶を失って…<つかつく>  17.





つくしは、一時帰国していた楓に呼び出されていた。


「つくしさん、婚約して1年が経ったけど、結婚についてどう思ってらっしゃるのかし
 ら?」
「今はまだ、仕事をしていたいと言いましょうか…⤵。」


楓は質問を変える事にした。
今、つくしに逃げられたのでは、司は唯の抜け殻に成り兼ねない。
つくしが司から逃げない様に取り込む事を考えないといけない。
楓はそう思っていた。
つくしが高校生の頃とは大違いで有る。


「つくしさんは司の事、お嫌いかしら?」
「えっ??」
「婚約してからもう、1年よ‼
 司へのお気持ちに変化は無くて⤴。」


つくしは戸惑った。
司から聞かれるならまだしも、そのお母様から聞かれるなんて…⤵。


「如何お答えすれば宜しかったでしょうか?」
「あら、つくしさんのお気持ちよ。
 ご自身のお気持ちなのよ。」
「正直にお答えしても宜しかったでしょうか?」
「ええ、宜しくてよ。」


楓は一瞬、戸惑った。
今は、考えられないと言われた場合、如何すれば良いのか?
つくしの言葉を待った。


「おば様、婚約は司さんと私の意思に寄るものではなく、おば様と父に寄り、交わされた
 もの。
 でも、それを受け入れたのは、司さんも私も企業の為…。
 そう思っていました。
 司さんから、司さんのお気持ちを伺った時は正直、戸惑いました。
 でも、婚約は嫌じゃ無かった。
 今は、今後、如何したいのか、未だに私自身、答えが出ないんです。
 決して、司さんが嫌いという訳では有りません。
 司さんは徐々に司さんを見てくれたら良いって、言ってくれていますが、1年は長過ぎ
 ましたよね?」



楓は、“後一押しじゃないのか?”と、思っていた。


この件は、西田に通された。


楓から西田には、
『司に、“もう一押しだから、早く、つくしさんを取り込みなさい。”と、伝えて頂戴。』
と、連絡が来た。


西田は、至急、司に伝えた。


司は、“お袋の奴、何、勝手につくしに会って遣がるんだよ‼”と、心の中で悪態を付いていた。


司は、つくしとの間合いを徐々に詰めているつもりで居たのだ。
楓に先制を取られた形に、不服の司だったので有った。



司は、やっと、つくしの気持ちを聞く気に成れた。


つくしを食事に誘う為、つくしの執務室に向かった。


「つくし、夕飯、食いに行かねぇか?」
「えっ、行き成り過ぎて、吃驚、何ですが…。」
「行けねぇのか?
 行ける筈だよな?」


司は、つくしの弱い、寂しそうな顔をして見せた。


つくしは、記憶の有った『牧野つくし』時代から、司のその顔に弱いのだ。
思わず、頭を縦に振っていた。


そう成れば、司の独壇場で有る。
つくしは、引っ張られる様に、連れて行かれたのである。
余りの早業に、その場に居た全ての人間が呆気に取られていた。


司は、つくしが頷いてくれた事が嬉しかったので有った。
早く二人っきりに成りたかったので有った。


つくしは、そんな司の子供っぽさが愛おしく思うので有った。






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