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花より男子の二次小説です。 cpはつかつく・総優・あき桜

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従兄妹物語…<つかつく>・<総優>  19.




あの4人の会話から4年が経っていた。


祥一朗と瑞紀総二郎と優紀は、共に付き合いを、それぞれ、続けていた。


西門兄弟と牧野姉弟の母方の祖父の主治医が松岡総合病院の院長先生。


偶々、定期健診に訪れていた祖父は、院長先生より、話しを聞いた。


「私共の長女が、西門家のご長男とお付き合いをさせて頂いて居る様で、光栄に存じま
 す。
 ご存知の通り、私共の長女は現在、大学病院で産婦人科医をしておりまして、将来は私
 共の病院を継がせようと考えております。
 西門家のご長男も大学病院で外科医と伺っております。
 将来的には、私共の病院を二人で盛り上げてもらえたらと、考えております。
 その時は、是非とも、お力をお借り出来ましたらと…。」
「賜りました。
 他でもない、院長先生の頼みなら、聞かない訳には行かないでしょう。」
「そのお言葉が聞けて安心しました。
 その時は宜しくお願い致します。」



一方、家元夫人は、そろそろ、総二郎優紀の結婚について、話しを進めて行こうと考えていた矢先、実家の父親より、とんでもない話しを告げられた。


院長先生より、相談を聞いてしまった総二郎とつくしの祖父は、娘の千穂子に連絡を取り、院長先生との会話を話しして聞かせた。


千穂子の父親は総二郎優紀の事は知らないだろうと踏んだ千穂子は、反対に、父親に相談を持ち掛けた。


「お父様、実は、総二郎が、松岡総合病院の院長先生のお嬢様で次女の女性とお付き合い
 をしてまして、近々、結婚のお話しを院長先生とご相談しようと思っていたんですの。
 総二郎がお付き合いしている女性は既に、お茶のお師匠に成るべく、修行中ですの。
 それに、私(わたくし)の後継者として、次期家元夫人としても修行中ですの。
 今更、違う方を私(わたくし)の後継者には考えられませんわ。」


千穂子の父親は確認して来た。


「同じ婚家同士と言うのが具合が悪いと思っているのか?」


家元夫人は唖然としていた。


「普通、考えれば、そうじゃあ、御座いません?」
「お互い、それぞれ、好いた仲で有ろう⤴。
 今更、それぞれを引き裂く等、出来る筈もないで有ろう。
 なら、仕方有るまい。
 院長先生と良くご相談して、孫達が後悔無きようして遣らねばな。」


千穂子の父親、家元、家元夫人、院長先生、院長夫人の5人が集まり、兄弟姉妹が同じ婚家には成るが、それぞれ、縁あっての事と、許す事に同意した。


その話し合いの結果…


*祥一朗は松岡家の婿として入り松岡姓を名乗り松岡総合病院を継ぐ事。


*優紀は、西門家に嫁ぎ、次期家元夫人として精進させる事。


が、両家で決まった。



その事を聞いた、祥一朗と瑞紀総二郎と優紀は、現在だから許されたので有ろうと、つくづく、現在の世で良かったと、思っていたので有った。

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