＜此の二次小説『滋への想い～お見合い話～【Close to you～お前の傍に～…＜つかつく
　＞】　　番外編』の一部の文面の中で、不快に思われるやも知れない言葉が入って折りま
　す。
　了承の程、宜しくお願い致します。＞

【『滋への想い【Close to you～お前の傍に～…＜つかつく＞】　　番外編』のエピロー
　グ】

滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人　と　大河原家の使用人頭で在る　ばあやは、それぞれの滋への想いが一致したという事で、結託して、大河原夫人の夫で在り、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長を動かす事にしたのだった。

先ずは、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人から自身の夫で在る　大河原社長に話しする事にしたのだった。

「滋は、つくしに拘り過ぎる所が有るでしょ。
　滋は、司さんにつくしを取られた様に思って居るんじゃ無いのかしら？
　滋は、つくしに対して、妹以上の気持ちが有るのよね。
　元々、滋　と　つくしは、親しい友人だった訳だし…。
　当然と云えば、当然…何でしょうけど…。
　其れでも、私（わたくし）から云わせれば、滋は、行き過ぎな様な気がするのよ。
　其れに、滋の初恋のお相手は、司さんだった訳でしょ。
　嘗て、滋　達が、まだ、高校生だった頃…。
　滋は、司さんの婚約者として、司さんとお見合いした経緯が在るわ。
　例え、其の婚約話は、直ぐに、破棄されたと云っても、世間では、其の当時の頃の事をご
　存知の方がお出でで、今のままだと、司さん　と　滋の事を勘違い為さる方も現れると思
　うわ。
　だから、そんな風に勘違いされない様にする為にも、滋は、“司さんに拘って居るんじゃ
　無くて、妹のつくしに拘って居る。”と、大河原家として、示さないといけないと思うの
　よ。
　だからこそ…よ。
　其の為にも、滋に合う方とお見合いさせるのは如何かしら？」と…。

其処で、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、考え込むのだった。

何故なら…。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、兼ねてから、“滋にはお見合いは難しいのでは無いか？”と、思って居たから…だったのだ。

だからこそ、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、そんな話しを自身の妻で在る　大河原夫人から聞いた時に思ってしまったのだった。

“もし、滋の目の前に、つくしの様な性格の男性が現れれば別だが…。
　滋に合う男性と成ると、中々、見付からない様に、私は思うが…。
　つくしの様な性格の男性は、そう易々と、居る訳無いだろうし…な。”と…。

だが、返答が無い事で、不思議そうな顔付きに成って居る自身の妻で在る　大河原夫人の顔付きを観た此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、其れでも、何も言い出せずに居たのだった。

だからだったのだろう。
其処に、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人は、更に、自身の夫で在る　大河原社長に言い始めるのだった。

「其れか？
　そろそろ、司さん　と　つくしの事を世間に公表するというのは、如何かしら？」と…。

其れは、まるで、提案するかの様に、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人は、自身の夫で在る　大河原社長に話しし始めるのだった。

だが、其れでも、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の妻で在る　大河原夫人からの提案にも返答する事が出来無かったのだ。

何故なら…。
司　と　つくしの事に関して云えば、此方サイドだけで決められる話では無いから…だったのだ。

其れに、未だ、過去の記憶が無いつくしの事を考えると、司　と　つくしの事を公表する事に関して、まだ、時期尚早と云えたのだ。

云わば…。
滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、常々、“こう言う事は、タイミングを計る必要性が有る。”と、考えて来たのだ。

なので、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の妻で在る　大河原夫人に対して、“如何、話しし様か？”と、返答の言葉を躊躇して居たのだった。

其処で、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人は、究極の選択かの様に、三度、自身の夫で在る　大河原社長に言い始めるのだった。

「あなたは、何を渋ってらっしゃるのかしら？
　要は、滋を見合いさせるのか？　
　もしくは、司さん　と　つくしの事を世間に公表するのか？
　二者択一で考えませんか？
　此れも其れも、滋　と　つくしの為ですわ。
　二人の娘の為にも、そろそろ、結論を出しませんか？」と、三度、提案するかの様に…。

だからだったのかも知れない。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、“妻が二者択一だと言うの成らば…。”と、考えた事で、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人に話しし始めるのだった。

「勿論、今の段階だったら、本来は、“司君　と　つくしの事を世間に公表する方が良いの
　では無いか？”と、思う。
　だが、公表するには、其れ成りに、タイミングを計る必要性が有る。
　其れに、道明寺家サイドにも、先ずは、打診する必要性が有るだろう。
　だったら、先に、滋を見合いさせる方が良いのだろうな。
　先ずは、滋の見合いの為に、滋に相応しいと思われる人物を秘書に伝えてピックアップさ
　せる事する。
　そして、其の後に、君にも相談する事にし様！
　其れで如何だろうか？」と…。

だからだったのだ。
自分自身の意見が通った事で、ニコニコとした顔付きに成って居た滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人のそんな顔付きを観た此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、そんな自身の妻に対して呆れ乍らも、自身の妻で在る　大河原夫人からの返答の言葉を待って居たのだった。

そして、ニコニコとした顔付きのまま、滋　と　つくし姉妹の母親で在る　大河原夫人は、そんな風に自身に言って来た自身の夫で在る　大河原社長に対して、了承の言葉を言い始めるのだった。

「ええ、其れで宜しくて…よ。」と…。

なので、此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の妻で在る　大河原夫人からのそんな了承の言葉を聞いた事で、其の場で、自身の第一秘書に連絡を取り、滋の見合いの為に、滋に相応しいと思われる人物を数名ピックアップする様に伝えて置いたのだった。

云わば…。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の第一秘書に対して、「滋の見合い相手を数名ピックアップして、滋の見合いの準備をする様に…。」と、伝えた事と成るのだった。

だからだったのだろう。
此の時の滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の第一秘書は、滋に相応しいと思われる見合い相手を、早急にピックアップしたのだった。

そして、其の後、2週間が経った頃…。
滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長の第一秘書は、其のピックアップした滋に相応しいと思われる見合い相手の調査表　と　写真を、自身の上司で在る　大河原社長に提出したのだった。

と言う事で、其の後、滋　と　つくし姉妹の父親で在る　大河原社長は、自身の妻で在る　大河原夫人に其の調査票　と　写真を見せるのだった。

そして、滋　と　つくし姉妹の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人は、相談の結果、其の調査票　と　写真を照らし合わせた中で、“滋に相応しいだろう。”と、思われる人物を何名か選んだのだった。
そして、其の中から、滋の見合い相手を滋本人に選ばせる事としたのだった。

“其の時の滋本人の反応は…？”と、云えば…。
其れ程、良い反応では無かったのだ。

何故なら…。
此の時の滋本人は、“何故、私が見合いし無ければ成らないの‼”と、自身の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人に言いたかったから…なのだ。

だからだったのかも知れない。
此の時の滋の顔付きは、不貞腐れた顔付き…だったのだ。
しかも、此の時の滋は、気が付かない内に、自身の心の声を自身の口から出して居たのだった。

「どれも此れも、良い男じゃ無いじゃない？
　司より良い男なら、見合いしても良いんだけど…ね。」と…。

其の時の滋が発した滋自身の心の声は、其れは、まるで、つくしの様…だったのだ。

云わば…。
其の時の滋が発した滋自身の心の声は、其れは、まるで、つくしの様に、気が付かない内に、心の声という寄りも、独り言と成って、滋自身の口から発せられて居たのだった。

だからだったのだろう。
此の時の滋の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人は、お互いの顔を見乍らも、同じ様な事を思って居たのだった。

“滋は、やっぱり、司君（さん）なのだろうか（なのかしら）？”と…。

だが、実の事を言うと、此の頃の滋にとっては、もう既に、司は過去の人物で在って、司に拘って居る訳では無かったのだ。

という寄りも、滋は、永林学園　高等部3年の頃から現在に至っても、未だ、常に、【英徳（学園）のF4】を、傍で、見続けて居るのだ。

桜子もそうなのだが、滋自身も、目が肥えてしまって居たとしても、何ら、不思議な話しでは無かったのだ。

云わば…。
【英徳（学園）のF4】を知る現在の滋にとっては、男性を見る目が厳しく成って居たのだ。

だからだったのだろう。
滋は、『司』という寄りも、『F4』の様な男性を求めてしまって居たのだ。

だが、滋にとって、自分自身が求める男性は、やはり、F4の中でも一番は、『司』…だったのだ。

だからこそ…。
心の声という名の独り言を発して居た滋は、思わず、『司』の名前が口から出て居たという訳…だったのだ。

所謂、滋は、自分自身に合う男性は、司の様に容姿重視でイケメンで在り、知性の高い男性だと考えて居たのだ。

其れも、現在の滋にとって、【英徳（学園）のF4】を見続けて来たからこその『産物』なのかも知れない。

だが、自身の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人が、自身に見せて来た其の調査票　と　写真の中には、滋が気に入った様な容姿重視でイケメンで在り、知性の高い男性は居なかったのだ。

だからこそ…。
此の時の滋は、お見合い話の件に関して、自身の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人に断りを入れるつもりで居たのだった。

其処で、『苦肉の策』とでも言いた気に、滋の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人は、独り言を発して以降、何も言って来ない滋に対して、痺れを切らしたかの様に提案するのだった。
先ずは、滋の母親で在る　大河原夫人から滋に話しを切り出したのだった。

「取り敢えず、此の調査票の方々とお会いすると言うのは、如何かしら？」

「そうだな。
　会って視なければ分からない事も有るだろうし…な。」と…。

だからだったのだ。
此の時の滋は、自身の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人から押される形で、自身の両親で在る　大河原社長　と　大河原夫人が選んだ其の調査票の全ての相手と会う事と成ったのだった。

勿論、此の時の滋にとっては、嫌々だった事は言うまでも無かったのだ。

云わば…。
此の時の滋にとっては、“仕方が無い。”と、言いた気だった事は言うまでも無かったのだった。

fin