Birthday Party(懺悔の日々)…<総優> 中編①
<一部、表現に不快に思われる方がいらっしゃるかも知れません。
お詫びします。>
<総二郎side>
東京都に位置する無人島に、来年オープン予定の道明寺HD所有のリゾートホテルが出来るそうだ。
そのホテルには、温水のナイトプール専用のプールが出来るという事で、司が、俺の誕生日に合わせて、施設チェックを兼ねて、ホテル内とプール、その他の施設を使用出来るようにしてくれたらしい。
まあ、朝から行って、次の日の夜まで貸し切り状態の1泊2日コースでは有ったが…。
勿論、部屋は、司は牧野と、あきらは桜子と、類は、静を連れて来てたので、部屋も類は静と(いつの間にか、付き合っていたらしい。)、俺は勿論の優紀と、それぞれ、スィートに泊まった。
滋は、“滋ちゃんは、一人で良い‼”と、言って、シングル部屋に泊まった様だった。
優紀は頻りに、“滋さんに悪い。”と、言って居たが、滋はこうなる事も分かってて、その上で、来てんだろうから、“返って、そう思う事の方が、滋に悪ぃんだよ。”と、教えて遣った。
夜までは、所謂、夕食の時間までは、『それぞれ、自由行動にしよう‼』と、言う事に成り、俺と優紀は、部屋でまったりする事にした。
冬の海に出るのは、くそ寒ぃし、どうせなら、俺は優紀と、『ナニ』がしてぇし…よ。
それに、今日の優紀は、『俺の誕生日』って事も有るのは分かっているからか、やたらと、甘え方が半端ねぇ‼
今日は、じっくり、優紀を堪能させてもらう事にした。
あいつ等、特に、場所を提供してくれた司に感謝だよな‼
優紀が俺に声を掛けて来た。
「あのね、総二郎さん‼」
「ああ、何だ、優紀?」
俺の声も上擦ってしまった。
『何年、付き合ってる恋人同士なんだよ。』って、心の中で自分自身に突っ込んでしまった。
過去に、『女たらし』と、言われた俺がだぞ‼
誰が、こんな俺を想像出来る?
『クール』で通っていたのに…よ。
誰にも、あいつ等にも、見せれねぇ、俺の姿だよな。
『男は女で変わる』って、本当だったんだな、信じてなかったけど…。
俺は、優紀のお陰で良い方に変われたんだよな。←元々の総二郎君が総二郎君、何で…。
これ以上、悪い方には変われないで
しょう?…けど。 by 天の声
優紀が甘い顔で、俺を見詰めて、甘える仕草をする。
過去に、こんなに甘えて見せる優紀が居たか?
俺は自問自答していた。
甘える優紀が、瞳(め)で何か言っている。
「如何した?」
甘えてくる優紀に問い掛けた。
瞼を閉じた優紀。
俺は幸せを掴んだんだよな‼
有難な、優紀‼
<優紀side>
総二郎さんの瞳(め)が、いつもよりも厭らしい‼
色気が、何時もの3倍増しかと思う程だった。
絶対、このリゾートホテルの雰囲気に飲まれているからだよね⁉
仕方ないな、今日は、総二郎さんのお誕生日だし…。
それに、桜子さんに、言われたんだよね。
「今回の西門さんのお誕生日のサプライズが、成功するもしないも、優紀さんに掛かって
いるんですからね?
怒らせちゃあ、ダメですよ‼
終始、機嫌よく居てもらって下さいよ。
何なら、甘え捲って、優紀さんを堪能させて上げて下さいね?」
桜子さんから、ニヤッとした顔で言われてしまった私って…。
『行動決行あるのみ』って、事だよね?
ああ~~、仕方ないか…⁉
と言う寄り、私は、3年程前に…。
総二郎さんに、色々、私自身を助けてもらってるんだよね…⁉
命拾いもしてる…‼
“はぁ~⤵。
遣ってみますか?
総二郎さんを楽しませる為だもんね‼”
と、私は、心に固く誓って、今回の旅行に参加していた。